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百年の歴史がある家業を、自分で途絶えさせたくない ~アトツギinCADDi vol.5 長谷川蒼編

実家が家業を営み、将来その代表の立場を継ぎ、大きな責任を負うことになる”アトツギ”。キャディでもそうしたアトツギの社員が、将来家業に入ることを見据えながら活躍しています。

なぜ彼らはキャディを選んだのか。キャディで得られるものは何なのか。アトツガナイ人のインタビューも含んだこの企画は一体どこへ向かうのか。本日、第五弾にしていよいよ最終回!

大トリを飾るのは技術営業部の長谷川 蒼さん。前四半期で社内表彰も受賞し、大活躍しているキャディ期待の星です。一見、柔和な物腰からは想像がつかない、内に秘めたアツイ想いを感じられるインタビューになりました。

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<<告知:2/22にキャディでアトツギイベントやります!!>>

来る2/22(月)、キャディのアトツギメンバーと社外のゲストを招いてのトークイベントを企画しています!どなたでもご参加可能ですので、ご興味ある方は是非こちらよりお申込み下さい。

上記ご参加の際は、ここまでの同企画noteも是非ご覧ください。

百年の歴史がある家業。自分で途絶えさせたくない

家業はなんですか?

地元:新潟で酒屋をしています。地酒やワイン、コーヒーなんかも取り扱っています。実は家族全員お酒は飲めないのですがw

-(飲まれへんのかい!)酒屋さんは長谷川家で代々継いでいるのですか?

はい。長谷川家で百年代々続いている、歴史のある酒屋です。自分が継いだら四代目になりますね。

-おお、いきなり核心に。ということは、ゆくゆくは自分でアトツギになろうと思っている…?

そうですね。自分の代で途絶えさせたくなく、キャディで色々な経験を積んだうえで、ゆくゆくは継ぎたいと考えています。

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【店舗プロフィール】
彩酒房 大野屋
〒957-0065 新潟県新発田市舟入町1-2-34
Instagramはこちら

時代が変わる中で大きくなる、家業への想い

-いつから家業を継ぐことを考え始めましたか?

大学に進学した頃からですね。自分は経営学部におり、簿記やマーケティング、事業企画などを学んでいたのですが、やはり「モノを仕入れて、売る」ということが商売のベースだと感じ、自分で家業を継ぎたいと考えるようになりました。

-ご家族とはお話しされている?

はい。特に両親から「継いでくれ」とは言われてません。「継ぎたい」と話したら、ハードだからやめておけと言われています。

-なるほど、諸手を挙げて喜んでもらっているわけではないのですね…。そのように会話をしていてなお、家業を継ぎたいという想いを強く持たれているのはなぜですか?

いまは特にECなどの商流の変化もあり、リアル店舗の価値が発揮しにくくなっています。お酒離れも進んでいると聞く中で、本当にいいお酒を、より多くの人に伝えていきたい想いがあります。

大手企業からキャディへ。家業に何を活かすか

-それだけ強い想いを持ちながら、キャディに入社されたのはなぜですか?

私は前職では大王製紙という大手企業でエリエールブランドであったり、子ども用おむつや生理用品等を扱う仕事をしていました。そこからキャディのようなスタートアップに転職したいという話をしたら、母からは頼むから大手にいてくれ、と反対されましたね。父も本当に大丈夫か?心配していました。

-それでも飛び込んだ、と。キャディでのキャリアは、家業にどのように活かせそうでしょうか?

正直なところ、もともと製造業への強い想いであったり、何かしらの原体験があったわけではなくて。ただ、スタートアップと酒屋、もっと言うと町工場と酒蔵って似ているなぁと感じるポイントは沢山あるんです。人間味があり、技術を持ちながらも、商いをしていくことに課題を抱えている。キャディがミッションとして掲げる「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」とも通ずるものがありますし、自分がキャディで経験を重ねる中で、家業を変えていくヒントが得られたらと考えています。

-おお、繋がってきました。あらためて、キャディに入社して家業に活かせそうなことはどんなことがありますか?

本当に沢山ありますね。私自身は技術営業という役割なのですが、どうやったら業績に貢献できるか?という問いひとつにしても、市場の捉え方、アプローチの仕方、トークスクリプト、様々な観点で考える余地がありますし、課題解決能力の向上に直結していると感じています。

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キャディでの成長実感と、今後の展望

-現時点での成長実感はありますか?

それは明確にありますね。入社して1年半が経過しましたが、とにかく馬力がつきましたw敷かれたレールも無く、誰かが敷いてくれるわけでも無いので、自分で道を切り開いていかないといけませんし、スタートアップの環境では圧倒的に考えること・手を動かすことの物量が多い中、自分で裁量をもって自由に動けることが成長実感にも繋がっているんだと思います。

-それが前四半期の社内表彰、という結果にも明確に現れていますもんね。ご自身の成長は、そっくりそのままアトツギ観点でもプラスになりますか?

そうですね。圧倒的な情報量や物量の中で仕事をしていると、「目の前の売上を伸ばしたいが、先々を考えるとアレもやらないと。別部門からこんな相談も来ているな」というような状況がよくあります。こんな時に、固定概念に縛られること無く、非連続的な結果に繋げるには…と考え続けて実行していくことはとても重要ですし、そこで培ったものは製造業に限らず、業界が変わろうが転用できると思っています。

ただ、そうはいっても目の前のアクションに閉じない中長期的な目線は強化したいと思っています。瞬間的にパフォーマンスが出ることはあっても長続きしないので。

-最後に、キャディでの展望や今後チャレンジしたいことはありますか?

現在の技術営業で目の前は成果を出し続けながら、ゆくゆくは家業の目線/経営者の目線を強化するためにサプライチェーンマネジメントの部門や、採用をはじめとしたコーポレート・エンプロイーサクセスの領域にも興味はあります。いずれにせよ、広い視野で物事を捉えてアクションしていけるような力を身に着けたいですね。

キャディでは代表の加藤をはじめ、経営陣との距離が近い中で事業戦略や物事の捉え方・考え方を学びながら、自分でそれを実行にうつせる点も、とても刺激になっています。

- ありがとうございました!

キャディではアトツギの皆さんを積極採用中です!

今回インタビューした長谷川のように、明確にキャディでの経験を通して家業を継ぐ意思のある方もそうでない方も、キャディでは現在全ポジションで積極採用中です。まずはカジュアルな面談からでもお待ちしていますのでtwitterのDMでも何でもOKです!

2/22(月)のアトツギイベントもご興味あれば是非お申込み下さい!よろしくお願いします!



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