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マルヤクデVMAX デッキ2種解説

はじめまして。よぴと申します。

コロナ禍による外出自粛での、過剰な"ポケモンカード1人回し"とかいうマッスルカースト最下位みたいな原因の筋肉痛に襲われて泣いてます。


今回、爆炎ウォーカーに収録されているマルヤクデVMAXを使用したデッキを紹介したいと思い、記事の投稿に至りました。
初めての投稿のため、読みにくい、わかりにくい等至らない部分がありましたら申し訳ございません。ご指摘いただけるとウキウキで修正や解説いたします。

ろくな大会経験などもなく当然の無料公開とさせていただきますので、マルヤクデVMAXデッキのひとつとして少しでも共有できる記事になればと思います。

■.マルヤクデVMAXについて,
デッキ構築におけるコンセプト

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今回考察及びデッキ紹介にあたるマルヤクデVMAXですが、ワザを撃つために要するエネルギーが少なく、与えるダメージに上限のない所謂青天井の性能を持ったポケモンとなっています。さらには自身でエネルギーを加速させる効果付きとあって、あっという間に大量のエネルギーがついたマルヤクデVMAXが出来上がります。蜜です。

キョダイヒャッカ 40+炎エネルギー×40
炎エネルギー2枚 120ダメージ
   〃  3枚 160ダメージ
   〃  4枚 200ダメージ
   〃  5枚 240ダメージ
   〃  6枚 280ダメージ
   〃  7枚 320ダメージ

序盤の立ち上がりから終盤のフィニッシャーまで全て担うことができる欲張りなムカデさんですね。
(1年後の追記:ムカデじゃなくてヤスデらしい。)


実際に回していく中で、"三神ザシアン"や"ピカチュウ&ゼクロムGX"などのtier1とされるデッキタイプに食い込めるポテンシャルがこのマルヤクデVMAXには十分あると感じました。
そして、同じ炎タイプのデッキとして比較対象に挙げられやすい"リザードンVMAX"と"エースバーンVMAX"がそれぞれ持つパワーと扱いやすさを合わせたようにも感じます。

たった2つだけエネルギーをしっかりつけて殴っていくことができればそれだけで強いポケモンなので、今回耐久には寄せずに安定性とスピードをコンセプトにデッキを構築していきたいと考えました。

■.現在よく見られるマルヤクデVMAXのデッキタイプ

いくつかの型が見られますが、中でも多いのが

・ジラーチ,デデンネGX型
・ブルーの探索型
・マルマインGX型

かと思われます。(あくまで僕個人の認識、名称です。)

・ジラーチ,デデンネGX型
ジラーチやデデンネGXでデッキを回し場を形成していく、マルヤクデVMAXに限らず多くのデッキで見られるオーソドックスな型。

・ブルーの探索型

ボルケニオンによる後攻1ターン目でのフレアスターターの決めやすさや、状況ごとでの対応に秀でた型。

・マルマインGX型

マルマインGXの特性、『エネエネボンバー』によりマルヤクデVMAXにエネルギーを一気に集めて場を制圧する型。

ざっくりですが、それぞれこのようなデッキタイプとなっています。
今回はコンセプトに一番合っていると考えるジラーチ,デデンネGX型をメインに、ブルーの探索型と2つのデッキの紹介です。
(マルマインGXの型って先2ダイファントムどうしてるんだろう…?)

以下からデッキレシピと解説です。


■.デッキレシピ(ジラーチ,デデンネGX型)

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◆.デッキ解説

【ポケモン】

マルヤクデVMAX-V 3-4
Vは初めに置きたい為4枚。 
ドラパルトVMAXやマルヤクデVMAXなど、手張りで2ターン目から始動できるVMAXはより最初の番に用意しておきたい。

ボルケニオン 2
後攻の際に狙っていきたい1枚。
げんきのハチマキやガラルジグザグマなどが入っておらず120ラインに届かないためアタッカー運用はあまりしないが、弱点込みでザシアンVを倒せることは頭に入れておく。
こうねつばくは110+キョダイヒャッカ120.160.200でキレイに取れる相手が270のタッグチーム程度の為、バトル場に残って番が帰ってきた場合はもう一度フレアスターターを宣言することも。
こうねつばくはで取れる相手なら撃つといった形が多い。

ジラーチ 2
早めにエスケープボードと合わせて準備しておけると楽になる。
最初は3枚だったが特にジラーチでスタートしたいわけでもないため他に枠を割いて2枚に。
ドラパルトVMAXが相手の場合は無闇にベンチに置かないように気をつける。

ビクティニV 1
上ワザも下ワザも強い便利枠。
相手がジラーチスタートでバトル場に残った場合、溶接工と合わせて後攻1ターン目から取ることができる。ボルケニオンはフレアスターターを優先したい。
ミラーの際はこのポケモンでのカウンターがよく刺さる。

ズガドーンGX 1
残り1枚のサイドを焼き払ってくれるポケモン。
炎タイプのデッキによく入り、この枠がヒードランGXとの選択になることが多いが、マルヤクデVMAXの場合はズガドーンGXの方が相性が良い。

終盤にマルヤクデVMAXがニョロニョロ育って相手の場のポケモンがなんであれ飛ばせる状態になっていれば、最後の番にズガドーンGXを出さずともひとつ前の番に出してエネルギーを1枚つけておくことができる。

仮にリザードンVMAXで同じプレイングをするとボスの指令でズガドーンGXが取られ、ならキョダイゴクエンをと言いたいところがリセットスタンプでトリプル加速エネルギーが山に埋まってしまうなんてことになりかねないが、マルヤクデVMAXなら準備しておくことで"詰め"の状況に持っていくことができる。

終盤はそれこそバーストGXに意識が寄ってしまうが、盤面にエネルギーが7枚用意できる状態ならびっくりヘッドで330~350ラインのVMAXも取れるので、残りサイド2~3枚の場合は溶接工やポケモンいれかえを絡めてバトル場のVMAXを倒して勝利するルートも頭に入れておく。

ヤレユータン 1
デデチェンジや博士の研究のデメリットを軽減するどころか強化してくれるポケモン。溶接工がかなり撃ちやすくなったりなど。あるとないとではかなり違ってくるためなるべく早めに置いておきたい。

フィオネ 1
都合の良い攻めを行うことができ、個人的マルヤクデVMAXに必須の1枚。
マルヤクデVMAXを使っていると、今目の前のVMAXにキョダイヒャッカを撃ち込まなくても次ワンパンできるのに…といったケースがよくある。
性質上、今倒せるポケモンを倒してエネルギー加速+サイドを取ることが重要になってくる為、出張ってるVMAX等を一旦無視してとりあえずテキトーに裏のポケモンを取ることができるフィオネの使用感がかなり良かった。
対ドラパルトVMAXの場合は下手にホラー超エネルギーに触れることなく裏を飛ばしたり、三神ザシアンの場合は裏のザシアンVやジラーチを飛ばしながら次の番に三神をワンパンすることができる。
デデチェンジやダート自転車でかなり山を掘り進めるデッキのため、あまりないケースだがセルフLOになるような状態を防ぐことも。

デデンネGX 2
クイックボール1枚で立て直したり、溶接工の不安定なドロー要素を補ってくれる。

【グッズ】

クイックボール 4
8枚くらい入れたい。

ポケモンいれかえ 4
マルヤクデVMAXが早くに殴っていけるようにするため、フレアスターターのため、ジラーチと変わるため戻るため、タンデムショックから涼しい顔で抜けるため、等々。使用機会が多く4枚採用。

ダートじてんしゃ 4
ひと漕ぎすると暖まり、ふた漕ぎすると癖になり、3回漕ぐと多くの産物が手に入り、4回漕ぐ頃には山がほぼ全焼している起承転結カード。
溶接工が自転車漕いでやってくるときのボーナス感が半端じゃない。
ジラーチと合わせて使うと実質7枚ねがいぼしできる。
ヤレユータンを自転車に乗せると意図的に炎エネルギーをトラッシュに送ってキョダイヒャッカを撃ったりできる。

しんかのおこう
ねがいぼしで触れることができるマルヤクデVMAX。
とにかくマルヤクデVMAXに進化することができれば何とかなることが多いことと、ポケモン通信では使用感がかゆかったことや山札の圧縮にならないことを鑑みてしんかのおこうに。不要になったら空うちして切っておくことができるのも良い。

リセットスタンプ 2
絶対に撃ちたい。デデチェンジやダート自転車などで切ることもあるため2枚。
マルヤクデVMAXのデッキに限ったことではないが、相手の大型ワンショットの体制を整える為などに1ターンの猶予がほしい。

炎の結晶 2
リサイクル枠1。そこまでトラッシュのエネルギーを拾いたくなるデッキでもないため切るならここの1枚かなと思う。リセットホールのマーシャドーなど。

▼エスケープボード 2
ジラーチ愛用の逸品だが仕方なくデデンネGXなどに使うことも。
マルヤクデVMAXを乗せるとオルタージェネシスGX込みでもミロカロスVのアクアインパクトで取られなくなる。

▼ビッグパラソル 1
対ドラパルトVMAXで終盤にリセットスタンプと合わせて持たせることができると、ジラーチを取って勝利するつもりだった相手の予定を崩すことができる。序盤から貼って帳消しにしていくのも強い。他にもタンデムショックマヒを防げたり。

自分残りサイド3枚で終盤ベンチのジラーチに20ダメージ、デデンネGXに30ダメージが乗っている場合はバトル場ではなくベンチのデデンネGXに付けることでボスの指令でまとめて取られるのを防げる。

ツールスクラッパーやボスの指令があるため発表当初の自身の評価は低かったが、実際に使用してみると悪くない。
実際この2枚でかわされることはもちろんあるが対策札があるという精神的余裕を持てることが大きいと感じた。
ボスの指令の場合はバトル場で傘をさしていたマルヤクデVMAXがダイファントム(大)から逃れて場持ちするので構わない。

ジラーチとデデンネGXを採用しているマルヤクデVMAXでもひとまとめに対ドラパルトVMAXはかなり有利と認識している方が多いのが疑問…。全然キツいです。

自信有りげに色々述べているけど抜くカードを探す場合はきっとここも候補になる。ふーん、おもしれーカサ。

ともだちてちょう 1
リサイクル枠2。
ともだちてちょうという名の縁切り免罪符。
これがあるお陰で躊躇なく少ないサポートを切って後々山を強くできる。
ベンチのスペースが足らないこと、デデチェンジと同時に使用できることからこのデッキではワタシラガVより使い勝手が良い。

【サポート】

溶接工 4
数ある炎のデッキの中でもマルヤクデVMAXはそこまで溶接工への依存度が高くないが、手早く相手のVMAXを取るにはやはり必要なため4枚。
ダメージ青天井のポケモンに与えてはいけない。

ボスの指令 2
要所で撃てたら強い。それはそう。
フィオネの欄と同じ理由。序盤の裏取りや終盤に。

博士の研究 1
抱えているものを全て投げうって大量に対価を得るという老人とは思えないバイタリティーを魅せるおばあさん。
溶接工では心もとない場合に使えると良い。
とはいえ1枚なので保険として。
序盤に意地でも進化させたい場合や終盤山にハンコ探しに行くときに。

【スタジアム】

巨大なカマド 2
置いてプレイできると有難い。
2枚のみでかつマーシャドーも採用していないため、混沌のうねり2枚採用相手にはうねりを晴らす天気の子にしかならないことがよくある。グランドエスケープ。

【エネルギー】

基本炎エネルギー 12
ポケカ界の"ちょうどいい"選手権上位であるところの『エネルギー12枚』。

【不採用カード】

・ヒードランGX
ズガドーンGXを優先した。

・ワタシラガV
ともだちてちょうの項目で述べた通り。

・マーシャドー(リセットホール)
相手が混沌のうねりを採用しているデッキの場合、途端に巨大なカマドが腐ってしまうため採用したい。優先して検討したいカード。

・ポケモン通信
しんかのおこうの欄参照。
言ってもここ2種2枚入れ替わりがち。

・火打石
混沌のうねりの影響を受けずエネルギーを持ってくることができるため採用候補ではあるが、ダート自転車やデデチェンジがあることからトラッシュからの回収をメインに考え炎の結晶の2枚目を優先した。マーシャドーか火打石に変えてみても良い。

・ツールスクラッパー
相手の大きなおまもりを剥がしたい場面が結構あるため、採用できると強いが枠を捻出できず断念。すぐフィールドブロアー抜いてた頃から成長してないね!

・マオ&スイレン
余裕がある状況をさらに有利にするカードであるため、スピードを重視するコンセプトに合わず不採用とした。溶接工やボスを撃ち続けたい。

・ヒートファクトリー◇
炎エネルギーをコストにする余裕はない。
引いた3枚のカードの中にも炎エネルギーが含まれて初めて強いカードであると認識している。

・ヒート炎エネルギー
当初基本炎エネルギーの枠を割いて2枚ほど採用していたが、溶接工や巨大なカマドを最大限に活用したいため全て基本炎エネルギーとした。

◆.立ち回り

環境に多いデッキのみ想定する立ち回りをざっくり。
基本的に全て先攻を選択するので、フレアスターターはあくまで後攻になってしまった際のプランのひとつです。
一発目のキョダイヒャッカを撃つ時は余すことなくトラッシュからエネルギーをつけたいので、余裕があればエネルギーを1枚デデチェンジで巻き込ませたり巨大なカマドで炎エネルギーを切ったりしておきたい。

【三神ザシアン】

先攻の場合
2ターン目でアルセウス&ディアルガ&パルキアGXをワンパンするエネルギーはつかない。2ターン目はボスの指令やフィオネで裏のポケモンを取り、3ターン目にアルセウス&ディアルガ&パルキアGXを取ることができれば一方的に進めることができるが、無難にツーパンでも良い。アルティメットレイを言わせないように出来たら楽に進む。
アルティメットレイを撃たれた場合は2匹目のマルヤクデVMAXと入れ替えて誤魔化しながらプレイする。
デデンネGXを出さざるを得ないことがもちろんあるため、裏のデデンネGXやその他GX.Vのポケモンを2匹取られて終わらないようスタンプ押してよく祈ることになる。
2-4や3-3とかでサイドを取ってくるため、スタンプがそこまで刺さらないのがズル。

後攻の場合
フレアスターターや溶接工でマルヤクデにエネルギーを出来る限り付けることができるよう動く。
ねつほうしゃでエネルギーを剥がすのもひとつだが、エネルギーつけかえ多投の三神ザシアンが最近目立つためそこに頼るのは心もとない。

オルタージェネシスGXやアルティメットレイをすっ飛ばしてブレイブキャリバーでマルヤクデVを取ってきたらかなり厳しいが、こちらもボルケニオンや2つエネルギーをつけた別のマルヤクデVMAX、またはビクティニVでザシアンVを取ることができれば相手の盤面からエネルギーが消えるので返せる。

2ターン目でアルセウス&ディアルガ&パルキアGXを取ることができればベストだがそう上手くも行かないため、裏のザシアンVやデデンネGXを取ることができたら及第点。

ミロカロスV入りにはマルヤクデVMAXにエスケープボードを貼っておけば耐えられることを頭に入れておく。急に出てくるけど。


【ピカチュウ&ゼクロムGX】

先攻の場合
三神ザシアンと同じく2パンで構わないので先にダメージを重ねていくことができれば3-2-1や3-3で取りきるのが見えてくる。
後1フルドライブを撃たれると厳しいがマルヤクデVが被弾しなければ追いつけるので、前に置いて番を渡さないようにしたい。

後攻の場合
例にも漏れずフレアスターターを撃てるとベスト。
2ターン目でピカチュウ&ゼクロムGXを取れるとほぼ勝ちだが、エレキパワーをのせたライチュウ&アローラライチュウGXが血眼でこちらのVMAXをワンパンしてきたりスタンプタンデムショックがあるため油断はならない。デデンネGXに繋がるクイックボールや、マヒから逃れられるポケモンいれかえをある程度温存しておきたい。

相手の2匹目がカプ・コケコVやパルスワンVで攻めてくる場合、ズガドーンGXでの3-2-1のプランを意識しておく。


【ドラパルトVMAX】

先攻の場合
2ターン目からキョダイヒャッカを当てていく。
マルヤクデVMAXが相手のダイファントムを2回耐えるため、ドラパルトVMAX相手にツーパンでも良いし、ボスの指令やフィオネを絡めて裏を取りつつ暖まったマルヤクデVMAXでドラパルトVMAXを取っても良い。ホラー超エネルギーに触る回数を極力少なくしたい。
1-1-3-1や3-2-1などが理想。デデンネGXを出してくれると取りやすい。

後攻の場合
フレアスターターを狙っていく。
バトル場ジラーチで相手の番が終わることも多いため、こちらビクティニVスタートの場合は溶接工と合わせてジラーチを取るのも良い。その場合、トラッシュにエネルギーをためることが出来れば2ターン目にひろがるほのおでマルヤクデVMAXにエネルギーを集めると戦いやすくなる。
マルヤクデVがバトル場に残りそうな場合は、三神ザシアンやピカゼクとは違って急なエネルギー加速がない(マーイーカがいる場合は考慮する)ため、ねつほうしゃでエネルギーを剥がすのも十分強い動きである。ホラー超エネルギーを剥がせるとおいしい。効果の処理順としてそのタイミングでのダメカン2個も乗らない。

両方とも1匹のマルヤクデVMAXにエネルギーを集めがちになるため、こちらも倒れた最後ズガドーンGXで締めるプランを意識しておく。

相手の盤面にカラマネロやマーイーカが複数いる場合はイエッサンVやペイルムーンGXに注意。
1匹の場合でも急なシンボラーやゲンガー&ミミッキュGXに返される場合があるので、カラマネロを立ててくるデッキタイプの場合は2体のマルヤクデVMAXにエネルギーを散らさざるを得ない。

マルヤクデVMAXが1体でも落とされると残りジラーチとデデンネGXを取られて終わるので、あまり長期戦にはしたくない。

ビッグパラソルが上手く働くと大きい。


【リザードンVMAX】

大きなおまもりやヒート炎エネルギーが入っていないため、相手に1体目のマルヤクデVMAXが最悪ワンパンされてしまうことは割り切りつつ立ち回る。
ワンパンするための必要札が多いため、2体目からはリセットスタンプを交えればそうそう一発では取られない。
相手のリザードンVMAXについている炎エネルギーが2つまでの内はこちらのベンチにキョダイゴクエンを撃つことはできないので(フィオネやカスタムキャッチャーなどを除く)、ベンチで安全にマルヤクデVMAXにエネルギーをつけていきたい。


【マルヤクデVMAX(ミラー)】

・ジラーチ,デデンネGX型
・ブルーの探索型
・マルマインGX型

上記のどれもビクティニVを上手く刺して行きたい。
そのため相手に3-2でサイドを取らせつつのプレイングが理想だが、相手にもズガドーンGXがあることを意識しておく必要がある。

リザードンVMAXでの項目と同じく、こちらのマルヤクデVMAXはヒート炎エネルギーや大きなおまもりといったHP増強要素がないため、1匹で耐えきってのワンパンはあまり狙っていかないようにする。

マルマインGX型が最も、サイドを2-3(マルマインGX-マルヤクデVMAX)で取らせて来るのでこちらはズガドーンGXで締めたい。

巨大なカマドは仲良く使いましょう。
相手が使用直後にリセットホールしたらどうしてそんなひどいことをするのか話し合ってみましょう。


【レッドパーフェクション】

先攻の場合
順当に2ターン目からキョダイヒャッカを当てたいが、後攻1ターン目にターボストライクを当てられているとマルヤクデVMAXが次の番ほぼ残って返ってこないことや、こちらが無傷の状態でもDDトルネードGXやようがんりゅうで倒されることがあるので、ビクティニVや2体目のマルヤクデVMAXをすぐ用意できるよう構えておく。

後攻の場合
フレアスターターを撃てない際の選択肢であるねつほうしゃだが、溶接工での復帰やおまけにターボストライクで回収されたりで終わるので、バトル場マルヤクデVで番を返したくない。
2ターン目にミュウツー&ミュウGXを取れるなら取りたいが、相手が前の番に溶接工とターボストライクでボルケニオンを倒しつつ裏のミュウツー&ミュウGXにエネルギーが3つついているとようがんりゅうで倒されかねないため、先攻の場合と同じく次のマルヤクデVMAXなどをすぐに用意。

長期戦になるとマッグバンGXでLOといった可能性もあるため、DDトルネードGXなどを含めGXワザを切るまでは様々な想定をしておく。


【超パーフェクション】

先攻の場合

ペイルムーンGXやジージーエンドGXなど嫌なGXワザが多いので、相手に後攻1ターン目ホラーハウスGXを選択されたら別に良いと割り切る。
キャダイヒャッカ120+160~200でミュウツー&ミュウGXを取るか、裏のマーイーカなどを狩ってから取りに行くかの選択だが、ナイトウォッチャーで狂わされたりするためあまり次の自分の想定を過信しない。

後攻の場合
相手の先攻2ターン目にカラマネロのサイコリチャージを合わせてもナイトウォッチャーが撃てないよう、ねつほうしゃも強い選択になる。フレアスターターが撃てない場合に。

相手からのワンパン要素がフォトンゲイザーくらいなので、カラマネロを狩りながら進めることができると計算しやすい。
ペイルムーンGXとジージーエンドGXのケアにポケモンいれかえとVMAXはあまり切らないようにしたい。
最終ゲンガー&ミミッキュGXのポルターガイストに賭けてくる場合があるので手札の管理を忘れずに。

ボルケニオンのこうねつばくは110とキョダイヒャッカ160でキレイに270なため、レッドパーフェクションを含めこのマッチアップはアタッカーとしての役割もボルケニオンにあるが、大きなおまもりでズラされることがある点には要注意。


【小ズガドーン】
スタンプ押して祈る。ツールスクラッパー採用すると少しはマシになるかもしれない。


以下からブルーの探索型の紹介に入ります。


■.デッキレシピ(ブルーの探索型)

画像3

◆.デッキ解説

【ポケモン】

▼マルヤクデVMAX-V 3-4
基本ライン。

▼ボルケニオン 2
サイドに埋まらない最低限の枚数での採用。
2枚埋まったら凹む。

▼ムウマージ ムウマ 2-2
あるとないとでは相手に押し付けられるサイドプランや自らのプレイングにかなり差がでる。
ないと相手のリセットスタンプで簡単に止まる。
マルヤクデVMAXとボルケニオンだけで構成されているブルーの探索型のデッキもあるが、フレアスターターを撃つこと以外でボルケニオンにエネルギーをつける余裕があまりなく、その場合の相手に押し付けるリセットスタンプや逆にこちら側の耐性に脆弱さを感じたため、ムウマージを採用した。

【グッズ】

▼ポケギア3.0 4
各サポートを引き当てるため最大枚数。

▼クイックボール 3
素引きもしたいが、ブルーの探索によって任意のタイミングで使用することが多いかつたくさん並べる必要がないので3枚に。

▼ポケモンいれかえ 3
主に1ターン目フレアスターターの際に。
クイックボールかポケモンいれかえのどちらかでも素引きできているとフレアスターターのためのハードルが下がるが枠の都合上3枚に。

▼しんかのおこう 3
元々2枚だったが立ち回りで必ず通るそれぞれ最低3回の進化をさせる動きを、いずれも素引きできず全てしんかのおこうを使わなければいけない試合もあるため、クイックボールを1枚削りしんかのおこうに回した。進化できなければ足踏みして終わるので必要。

▼リセットスタンプ 2
ムウマージが入ったブルー型の一番の強みとも言えるカード。自分勝手に押印して縛る。

▼リーリエのピッピ人形 2
プレイングの負担を減らしてくれるカード。
終盤スタンプと合わせて猶予を作ったり、マオ&スイレンでの回復やポケモンいれかえでマヒやねむりから抜けやすくなる。
かなり繊細な試合運びになるデッキタイプのため、幅を広げてくれるカードとして強力だった。
対ドラパルトVMAXでは置くタイミングを見極める必要がある。

▼すごいきずぐすり 1
マルヤクデVMAXにダメージが集中するため確定数をズラしたい場面に。

▼炎の結晶 1
すごいきずぐすりや倒された際のリカバリー手段。

▼あとだしハンマー 1
先攻と後攻をひっくり返すカード。
ブルーの探索でサーチする際は、フレアスターターを撃つための必要パーツや次番以降での余裕がある場合に限られるが、撃てると大きい。
とはいえエネルギー加速が可能なデッキが多いため入れ替えるならこの枠。

【サポート】

▼ブルーの探索 4
あらゆるグッズや人間まで調達するポケモンカード界のクレイジージャーニー。最大枚数採用。

▼溶接工 2
炎のデッキだがブルーの探索でのサーチが必要となりすぎるためあまり撃つ機会がなく2枚。使用する際は中盤以降に炎の結晶と合わせて使うことが多い。

▼博士の研究 2
手札が枯渇している際はブルーの探索でブルーの探索を引っ張ってくるより博士の研究を選択した方が強く、2枚の採用。

▼ボスの指令 2
こちらのデッキタイプにおいては主にフィニッシュに。

▼シロナ 1 エリカのおもてなし 1
まとめます。手札が枯渇しているもリセットスタンプなど切りたくないカードを手札に抱えている際、博士の研究に代わって選択するカード。
マルヤクデVMAXに限らずブルーの探索型の場合、山札を引くカードは少し多いと感じるくらい入れるべきだと思っている。

▼マオ&スイレン 1
数少ない回復札。
ムウマージやリーリエのピッピ人形と合わせて。

【スタジアム】

▼巨大なカマド 2
ブルーの探索で持ってこれるエネルギー。
たまりがちな不要札を切るのも重要な役割。

【エネルギー】

▼基本炎エネルギー 8 ヒート炎エネルギー 4
溶接工に頼る機会があまりないことからヒート炎エネルギーを最大枚数採用した。
マルヤクデVMAXに4枚全て付けてHP400のバーサーカーと化した直後にジージーエンドGXを撃たれて笑い転げたりしたい。

【不採用カード】

・コイル レアコイル(しょうしゅうしんごう)
やみのいしに依存していないため、マチスの作戦などをガッツリ入れてムウマージラインをこっちにするのもおもしろいかもしれない。

・ズガドーンGX
このデッキではボスの指令も撃ちやすくはなく、終盤マルヤクデVMAXのエネルギーが不足していたりすることからあれば強いが、スタートすることのリスクを重く見て不採用とした。

・カスタムキャッチャー
ブルーの探索と相性が良く、引く効果も強いが枠の捻出のためボスの指令に任せた。採用したい。

・火打石
混沌のうねりがキツく、あとだしハンマーとの入れ替えで入ったり抜けたり。

・エネルギー転送
一番エネルギーが欲しくなる場面がフレアスターターを撃つための後攻1ターン目であり、手札にエネルギーがなく先攻で混沌のうねりを貼られてしまった場合はカマドと別の手段を用意する必要がある。
火打石の場合、1ターン目から2枚もコストにすることがキツいのでエネルギー転送も採用候補に。
というか僕が持ってないだけでエネルギースピナーがあればそっち採用して解決します。

・やみのいし
ブルーの探索→クイックボール+やみのいし のように急いで立てるケースがあまりなかったため、しんかのおこうで統一した。

・グレートキャッチャー
終盤バトル場に出張ってくるVMAXを無視してブルーの探索からデデンネGXを取りたくなるのでボス1枚に減らして入れてもよさそう。

・マチスの作戦
上振れカードなので諦めた。
追い込まれる前から作戦を立ててほしい。

・ヒートファクトリー◇
ブルーの探索から繋げられるのは強いのでジラーチ,デデンネGX型と比べると採用候補。採用するならエネルギーも増やしたい。

あと余談ですが混沌のうねりが嫌って意識が先行し過ぎてマーシャドー採用したらマーシャドースタートしたときにブルーの探索撃てないことに気付いて死にました。


◆.立ち回り

フレアスターターが決まるとは限りませんが、先攻でポケモンを並べられずボルケニオンやムウマが狩られて負けが最悪なのでこちらは全て後攻を選択します。

相手に後攻を選択されたらがんばって凌ぐか攻撃しないでほしいとお願いしましょう。

そのため立ち回りは相手のデッキがなんであれ基本的には同じです。

フレアスターターを撃てた場合は1-3-1-3(ボルケニオン-マルヤクデVMAX-ムウマージ-マルヤクデVMAX)のサイドプランを押し付けます。
撃てなかった場合はあらかじめ無理に撃とうと不透明な状態でボルケニオンを置かずに、3-1-1-3(マルヤクデVMAX-ムウマージ-ムウマージ-マルヤクデVMAX)で進める。

相手のリセットスタンプが厳しいので、自分の残りサイドが1枚や2枚でムウマージを置けている状態が理想です。

ふしぎなことづけが撃てなくても裏のムウマやムウマージを狩りにきた場合はマルヤクデVMAXが体力を残して場に留まることになるので、あらかじめ準備しておいて構いません。
ただ少なくともマリィやリセットスタンプがない限り次の番にブルーの探索を撃つことが確定している状態であれば、特性持ちであるムウマージを置くのを待つ必要が出てくるので、状況に応じて選択します。
それでも自分の残りサイドが少ない場合はリセットスタンプに備えてムウマージを置いておくのが吉。

相手がドラパルトVMAXの場合は、すぐ次の番にムウマージを立てる想定の場合にムウマを置く、マオ&スイレンを撃つ番内にリーリエのピッピ人形を置くなどを考慮する必要があります。

等々。
選択がかなり繊細かつ後手になりがちなデッキタイプで扱いが難しいため、マルヤクデVMAXといったデッキタイプの個人的な現時点での結論を前者のジラーチ,デデンネGX型にしましたが、対ドラパルトVMAXはこちらが上回っていたりなど強みはあります。(ピカゼクにはマジで勝てなかった)

ブルーの探索型も少しでも参考になればと思います。

■.終わりに


以上となります。
現在このような状況のため大会が行われておらず、対人戦はリモートでのポケカくらいに限られていますが、考察はどこまでも可能かと思います。
対戦機会が少なく自らの中で答えを見つけることがより難しいですが、この記事が知識のひとつとして役立てば嬉しい限りです。

ツイッターアカウント作成したてホヤホヤなのでフォローしていただけると大変喜びます。→よぴ(@ftb_fish) 
(大がかりな自己紹介記事だった…。)

ここまで読んでいただきありがとうございました。
また記事を投稿することがありましたらぜひよろしくお願いします。

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