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【040】仕事の納め方

今年も早いもので大晦日となりました。

私は12月26日が仕事納めでした。毎年のことなんですが、仕事を納めるときにいつも、「あーそういえばなんかちょっと難しいなぁ」と微妙な難易度の高さを感じるのが仕事の終わらせ方です。めちゃくちゃ難しいわけではないけれども、なんとなくセンスが問われてる気がします。


難しいのは他者とのコミュニケーションの終わらせ方

自分自身が受け持ってるタスクをどこで終えるかっていうのは、自分自身の期日設定で何とでもなるのですが、お客さんであったり、社外のコミュニケーションをどこで切るのかは、結構神経質な問題なのかなと思っています。

この辺、LINEとかXのDMとか(古くはmixiとか)、個別のメッセージを(それもそこそこ意中の相手のやり取りを)やり取りするときに、その日の夜までのやり取りをどこで止めて、翌朝どこからスタートさせるのか、という論点に似ています。本質的には、学生時代などの恋愛と同じですので、今日のnoteはモテ慣れている方はスキップしてもらって大丈夫な内容だと思っています。

少し脱線しましたが、何故気を遣うかといえば、やっぱりその年の最後の印象=その年全体の印象になるかなと思ってまして、一年最後の締め方も丁寧に考えたいものです。

本年も大変お世話になりました。

極論すれば、一番悩ましいのは、この一言をどのタイミングで伝えるかだと思っています。打合せや会議などの口頭のコミュニケーションなら結構簡単なのですが、特にメールのやり取りが断続的に続くような場合には、まぁなかなか難しい。

委受託関係であるが故に取り続けなければならないファイティングポーズ

何故このコミニケーションが凄くセンシティブなのかと言えば、この問題はどこで白旗を上げるのかという問いだと思っているからです。

白旗が何を意味してるかというと、「今年はもう仕事やりません」という意思です。

私はコンサルティングであったりアドバイザーといったり、仕事を受託している身なので、委託してる方々のご都合・ご要望に応じてお仕事提供することが契約上求められていますし、そういう契約のもとで最大の価値を発揮する必要があります。

そのため、我々からもうこれ以上は仕事をしませんという話をするのは結構気が引けるものですが、年末挨拶を先にしてしまうと、「今年はこれ以上はもう私仕事しないので…」と受け止められる可能性があります。

そういうコミニケーション気にしなくて良い関係性の場合はいつ言おうが良いのですが、12月の3週目から初めてお仕事をご一緒仕事させていただいているケースなどもあり、信頼関係の構築がまだまだな状況において、どこで挨拶入れにいくのかタイミングの見定めは大事です。もちろん、口頭で挨拶出来ればそれに越したことないのですし、スケジュールやTodoの確認の中でさりげなくコミュニケーション出来ることもありますが、そうじゃないケースも多々あるので。

サインが出たら言う、出なかったら最終営業日に言う

私自身はどうしてるかというと、先方から「本日最終営業日でして…」とか「明日以降は一斉休暇となってまして…」みたいな趣旨のコメントがメールに記載されていたら、すかさず「本年も大変お世話になりました!」と心の中で高速のお辞儀をします。こういうコメントは「もう明日以降は返信できないですよ~」という話なので、結構分かりやすいですね。

ただ、そのサインが出なくても、最終営業日になると自分からメールでお伝えすることが多いかなとも思いました。基本的にはどんな仕事もファイティングポーズ最後まで取り続けるのが重要なんですが、流石に翌日以降タイムリーに対応できない可能性があるので、言わないことが迷惑になる状況も避ける必要があります。「明日以降も普通に仕事していると思っていたのに~」とガッカリされて期待値を下回る、それも最後に年の瀬にというのは結構アウトです。

なので、私の場合は、最終営業日のメールのやり取りは…

本年も大変お世話になりました。
私自身はいつでも対応可なのですが、弊社が明日から年末年始の休暇につき、一部適時に対応できない事項が発生する可能性がございますので、ご容赦くださいませ。来年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

という、ファイティングポーズを微妙に残しつつ、年末年始の休みは会社マターだからごめんね~というニュアンスも微妙に伝えるようなメッセージになります。

来年も引き続き考え尽くしたnoteを

たかが年末の挨拶一つをnoteの一記事で取り挙げるのは、尋常ならざるものだと自分でも思っています。ぶっちゃけ、年末年始の休みなんて休ませない方が今どきおかしいと思われるので、ここまで考える必要がないかもとも思っていますので。

ただ、私は思考巡らせ続けるのがお仕事なので、挨拶一つとっても、なるべく己の思考を注いでいきたいと思いますし、ちょっとの思考が気遣いと受け取ってくれる方もいるので、そういうラッキーを拾っていくためにも、来年も考え尽くしていきたいなと思います。

今年は40+1のnote更新が出来たのですが、これもひとえに読んで反応いただける方々のおかげと思っています。ありがとうございました。一般論ってすごい書きやすいんですけれども、そこまで需要(と私の興味)がないので、来年以降は更新方針を変えていく予定です。具体的には頻度、タイミング、コンテンツの中身あたりを年始から変えていきます。

改めて今年は大変お世話になりました。また来年もどうぞよろしくお願いします。本日は以上です。ありがとうございました。

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