病院から出るゴミ
感染の危険が伴うため、産業廃棄物の中でも医療廃棄物は特別な基準が設けられていて、採血した注射器ひとつ捨てるだけでも、全く簡単ではありません。費用や廃棄場所の悩みがついてまわります。
そんな中、日本ではコロナ病棟で使ったシーツを全て捨ててしまう病院が増えています。世界で出るマスクのゴミだけでも膨大な量ですが、一体どれだけの量のシーツが生産され、すぐに捨てられて焼却されるのでしょう。
ウイルスで汚染された病院シーツは洗えば安全です。
先日、国立感染症研究所などの研究グループが、ウイルスで汚染されたシーツや枕カバーは、洗えば感染の危険がほぼなくなると発表しました。日本寝具協会もこの公表に伴い、IASR情報を元に、リネン類等を破棄せずに安全に洗濯し、資源を有効に活用するための情報を共有しました。
日本は古くから、何でも直して使ったり、再利用したりするリサイクル社会でした。しかし日本に限りませんが、豊かになると、利益重視で簡単に生産し、簡単に消費し、簡単に捨て、ものを大事にしなくなりました。生産される時に起きている環境破壊や生態系の影響、ゴミ箱にポイした後のこと、ゴミ回収業者さんが引き取っていった後のことについては、あまり考えたり想像したいとは思わないものです。
人類は便利さと引き換えに、取り返しのつかないことの片棒を担いでいることが沢山あります。埋立地問題は勿論ですが、生態系と地球環境の悪化です。山積したごみが腐敗してガスを発生し、自然発火で燃えたプラスチックからは有害物質が放出されます。それは大気や地下水を汚染し、住民の体内で蓄積されます。これが次世代に生まれてくる子供たちに障害という形で表れ、深刻な問題となっているのです。
医療福祉の現場の皆様へ
知らなかったとか、自分一人が取り組んでも無駄という意識ではだめです。シガドライはSDGsに率先して取り組みます。医療福祉施設でお使いいただくシガドライの寝具はウィルシュータ加工により、極めて汚染に強いシーツ、菌やウイルスを活性させない羽毛布団、清潔で褥瘡対策もしっかりできて耐久年数が大変長いマットレス等。全て、入院患者さんと施設入居者さん、そして現場の職員の方々に喜んで頂いています。シガドライのスーパーフレックスは石油製品のウレタンと違い天然成分で出来ていますから、生産から廃棄まで、地球にかかる負担も圧倒的に違います。「こうでありたい」を形にしていきますので、患者さんのベッドや寝具のお悩みはどんどんご相談ください。
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