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Radiotalkは自分たちのバーチャルな部室【大阪大学ラジオの会さんインタビュー】

Radiotalkで活躍する音声配信者「ラジオトーカー」を紹介していく連載インタビュー企画。今回は、番組『大阪大学ラジオの会』を配信する、学生サークル・大阪大学ラジオの会さんにフォーカスします。

「大阪大学ラジオの会」は、2020年に、当時大阪大学の2回生だった山浦さんによって立ち上げられたサークルです。
サークルの当初の目的は、とにかく好きなラジオの話をすることだったそうですが、より活動の幅を広げるために、現会長である佐々木さんが「自分たちでラジオを配信する」ことを提案。2021年から、Radiotalkでの配信を開始しました。

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コロナ禍により、対面でのサークル活動がほとんどできなくなっている中で始まったラジオ番組。そこに広がっていたのは、好きなものを共通項として集まり共有できる、部室のような空間でした。

(取材・文/ねむみえり

サークルのメンバーはいかにラジオにハマったか

ーーまず、みなさんの簡単な自己紹介をお願いします。

山浦:大阪大学経済学部経済経営学科、新4回生の山浦暁斗です。一番好きなラジオ番組は、『オードリーのオールナイトニッポン』です。

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佐々木:大阪大学法学部法学科の新3回生になります、佐々木亮太です。好きなラジオ番組は、『三四郎のオールナイトニッポン』シリーズです。

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中西:大阪大学法学部法学科の新3回生の中西蒼一郎です。好きなラジオ番組は『霜降り明星のオールナイトニッポン』です。

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ーーみなさんがラジオ好きになったのはいつからですか?

山浦:僕は小1から聴いているので、そこからラジオ人生が始まったかなっていう感じです。おばあちゃんと住んでたんですが、おばあちゃんがラジオをずっと家で流していたので、聴こうというよりは、流れてるのが当たり前っていう生活でした。

佐々木:僕は高校の2年か3年ぐらいです。僕ががっつりラジオにはまったのは、『King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0』がきっかけなんです。もともとKing Gnuが好きで、井口さんのラジオが始まるというので聴いたらめちゃめちゃ面白くて、そこから色んな番組を聴くようになりました。

中西:僕は、がっつりとラジオを聴き始めたのは、小5ぐらいですね。もともと親が車でラジオを流していたのを、なんとなく聴いてはいたんです。能動的にラジオを聴き始めたのは、小学生のときに寝付きが悪くて悩んでいたら、「ラジオを聴いてみたら?」とアドバイスを貰ったのがきっかけです。めっちゃ面白くて、逆に寝れなくなってしまったんですけど、そこからラジオにはまっていきました。

ラジオへの愛と熱量でサークルを立ち上げ

ーー「大阪大学ラジオの会」というサークルを立ち上げた経緯は?

山浦:オールナイトニッポンのチーフディレクターをされていた、ニッポン放送の石井玄さんのツイートがきっかけなんです。

それを読んで自分も熱くなって、ラジオのために何かできないかなって色々考えていたんです。そんな中で、サークルを作って広めれば、1人でもラジオを聴く人が増えるのかなと思って立ち上げました。

ーーサークルを立ち上げた当初はどれぐらい人が集まりましたか?

山浦:僕と同じ学部の友達で、リトルトゥース(オードリーのオールナイトニッポンのリスナーの呼称)仲間が1人いて、その人だけ入ってくれました。そのあとの新歓の時期に、佐々木くんとか中西くんとかが入ってくれるようになって、徐々に増えていったという感じです。

ーーコロナ禍でサークルの会員を集めるのは大変だったかと思います。

山浦:最初は、片っ端から大阪大生をサークルのTwitterでフォローしていって、何百分の一かの確率でラジオに興味のある人が入ってくれるという感じでしたね。段々、こっちからフォローせずとも、サークルに入会したいというDMが来たりするようになってきました。

ーー佐々木さんと中西さんが入会しようと思った決め手は?

佐々木:多分、僕もTwitterをフォローされたんですよね。もともとラジオに興味があったので、オンラインでの新歓に参加しました。雰囲気も良くて、わりと最近始まったサークルだったので、入りやすいかなと思ってそのまま入会しました。

中西:僕は、お笑いが好きなので、お笑いの話ができるサークルはないかなって探してたんです。そうしたら、大阪大学ラジオの会を見つけて、「めちゃめちゃいいやん、ラジオ聴いてたし」と思って、DMしました。

ラジオ好きだからこその"妄想ラジオ"を現実に

ーー自分たちでもラジオの配信を始めようと思ったきっかけを教えて下さい。

佐々木:サークルでは、月1ぐらいでZoomで定例会をやっているんですが、もっと幅広くサークルの活動ができたらいいなと思い、自分たちでラジオをやってみることを提案したんです。そうしたら、割とやりたいと思う人がいて、サークルの活動の1つとして始めることになりました。

ーー様々な音声配信アプリの中からRadiotalkを選んだ理由は?

山浦:一度、MBSラジオの『石井亮次と福島暢啓のフダンギダンギ。』に出させていただいたことがあったんです。

その時には、サークルでラジオを配信することは決まっていて、あとはどのサービスを使うかを検討していた時期だったんです。それで、RadiotalkがMBSラジオと関わりがあるというのを知っていたのもあって、まずRadiotalkで配信してみました。実際に触ってみて使いやすかったので、このままこれでいこうか、となりました。

ーーみなさん、地上波ラジオのリスナーですが、自分がしゃべり手に回ろうと思ったきっかけは?

山浦:ラジオ好きな人って、自分で1回ラジオをやる妄想をしたことある人が一定数いると思うんです。それを実際にやるかどうかの違いなので、やってみるかってなった感じですね。

佐々木:僕も山浦さんと似た感じで、地上波ラジオのパーソナリティみたいにすらすらしゃべれたらいいなぁっていう憧れの延長線上で今に至ってます。

中西:僕も、妄想していたこともあるし、もともとしゃべることが好きだったので、それを知らない人に聴かれてもいいのかなって、なんとなく思ったのがきっかけですね。

ーー「大阪大学〇〇の会」は今後どのように配信していく予定ですか?
 
佐々木:まだ全然未定ではあるんですけど、一旦YouTubeで更新して、区切りが良いタイミングでどうするかを決めようかなと思っています。

というのも、去年の10月ぐらいから、YouTubeで受験生向けの動画を配信していたんですが、それを3月で終わらせたんです。そのチャンネルを今後どうしていくかを考えているところで……。最初はRadiotalkでも同じ内容のものを配信しようと思っていたんですが、やり方が分からなくて。

ーーRadiotalkでは、Webから音源のアップロードができるようになる予定なので、そちらを活用してもいいかもしれないですね!

収録トークで「好き」を広げる

ーー「大阪大学〇〇の会」ではどの収録トークを担当していますか?

中西:僕は割とお笑いの話をしてます。M-1の話とか。

ーー山浦さんもかなりお笑いのお話しをされてますね。

山浦:そうですね。野球とお笑いが好きなので、それがメインになってる気がします。

ーー佐々木さんはどのようなテーマで話されてますか?

佐々木:僕はドラマとか音楽とかそういうのが多いですかね。

ーー収録トークの上限である12分は、実際にしゃべってみていかがですか?

山浦:ちょうどいいですね。話が尽きるわけでもないし、終わりが見えてるのでしゃべりやすいです。

佐々木:若干足りないなってときもあるんですけど、基本的にちょうどいいです。12分というのは聴きやすいのもあるかなと思います。

中西:上限が12分ってなると、12分の中で何をしゃべろうか考えてしゃべらないと、短くなったり長くなったりしてしまうので、それは大変ですね。でも、"12分という限られた時間でしゃべる"のを繰り返していくうちに、何分で何しゃべるみたいな、伝えたいことの優先順位をつけられるようになったのはいいなと思います。

ーー収録トークを録るときに意識していることは?

山浦:「大阪大学〇〇の会」の場合は、ほんまに自分が好きなことをしゃべるので、同じものを好きな人に届けばいいなと思います。それにプラスで、たまたま聴いてくれた人が、それをきっかけに、収録トーク内で話したものに触れてくれたらいいなって。テレビ番組の話をしてる収録トークを聴いたら、そのテレビ番組を見てくれたらいいし、音楽だったらその音楽聞いてくれたらいいし。好きを広げたいなと思ってます。

佐々木:僕も同じような感じで、自分が好きなものと同じものを好きな人が反応してくれたら嬉しいなとか、自分が好きなものが広がったらいいなっていうような感じです。

中西:僕は、全然しゃべりが上手じゃないし、多くの人に聴いてもらいたいというよりは、自分がしゃべりたいことをとにかくしゃべろうという気持ちでやってます。

ーーRadiotalkで配信することで、何か反響はありましたか?

山浦:Radiotalkで知ってくださってインタビューを受けたことが前にもあったので、やってるのとやってないのではだいぶ違うのかなと思います。

ーーお友達から「聴いたよ」みたいなことも……?

山浦:友達はどうやろう……。サークルをやってることは言ってるんですけど、地元の友だちとかに、自分がしゃべってるのを聴かれるのには若干恥ずかしさがあって言ってないんです。

佐々木:僕も同じような感じですね。やってることは言ってるんですけど、「あんまり聴かんといて」って。

中西:僕はまったく言ってないです(笑)

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Radiotalkはバーチャルの部室

ーー大阪大学ラジオの会さんにとって、Radiotalkは今どういう場所で、これからどういう場所にしていきたいですか?

佐々木:もっと各々がしゃべりたいときに収録して配信してっていう、より自由な感じの場所になってもいいのかなと思ってます。

中西:サークルのメンバーとほとんど対面で会うことがないので、また複数人でやるラジオもやってみたいですね。

山浦:最初はほんまにただやってみたいっていう感じだったんですが、今では、Radiotalkでの配信は、サークルの活動の中で1個の核になってると思うんです。今後もサークルに新しい人が入って来る中で、音声配信をやりたい人も入ってきて、もっと発信できればいいなと。

佐々木:このサークルはあまり対面での活動ができていないので、Radiotalkはバーチャルでのサークルの活動の場所みたいな感じです。僕らは大学非公認のサークルなので部室とかがないんですけど、そういう空間になったらいいなという感じですね。

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