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『野球バカ』より”野球人”を育てるvol.3

前回は野球道具についてお話をさせていただきました。

今回はグラウンド整備や準備等の設置など、
練習以外はどのような行動をとるべきかについて話していきます。

野球人を育てる上では非常に大切になってきます。

是非、最後までご覧になって下さい。

今回も宜しくお願い致します。

【グラウンド整備を行う理由】

よくグラウンドで見る光景ですね(^^)

グラウンド整備はプレーをする上で非常に大切な事です。

私のチームでは
グラウンド整備は必ず選手が行います。

当然ですよね(笑)

しかし、全てのチームがそうとは限りません。

選手がウォーミングアップ中や休憩中に、
親御さんがグラウンド整備を行なっている光景を目にする事があります。

私がコーチ時代はうちのチームもよく親御さんがグラウンド整備を行なっていました。

しかし、私個人の考えですと何か納得しないと言うか腑に落ちないのです。

例外として、大会などは本球場を使用する為、大会運営者がグラウンド整備を行なってくれますので選手が試合前にグラウンド整備を行う事はありません。

最高の状態に整備して頂けます!

〜なぜ選手がグラウンド整備を行うのか〜

うちの場合は選手がグラウンドに来たら先ず、
グラウンド整備から行います。

私の中では、グラウンド整備も大切な準備です。

大袈裟かも知れませんが、選手が身体を動かす前のウォーミングアップと
同じ感覚です。

グラウンドも使える状態にしっかり整備する事が大切です。

グラウンドが荒れているとバウンドが変わりイレギュラーになりやすく、
最悪の場合は顔面に当たり骨折する事もあります。

グラウンドのフィールドでプレーをするのは指導者でも親でもありません。

選手です!

自分のポジションは自分で整備するのは当然です。

親御さんがグラウンド整備を行なっている理由は
以下の理由が多いと思います。

・グラウンド整備の時間を練習に充てられる
・選手に整備さすと時間が掛かる
・親の仕事だと感じている(整備車で回る)

なかにはチーム方針で親がグラウンド整備をするというチームもあると
聞いた事があります。

私は以前から発信しているように、
選手には誰でも出来る事は全員出来るようになってほしいのです。

人任せ知らん顔をせず、
エラーや怪我で泣く前に自分が守るポジションは各々が責任を持ってグラウンド整備を行なってほしいのです。

それが理解出来ている選手は、
試合中に素手でグラウンドを均しています。

その光景を見ると毎回、
「成長してる」と思い嬉しくなるのです。

誰でも出来ること=やらないといけない事

私はそのように思います。

【準備や設置は全員で行う理由】

意外と難しいライン引き(笑)


準備や設置も、もちろん選手のみで行います。

準備?設置?

何のこと?と思う方も居るかと思いますが、
練習メニューによって使用する道具が違ってきます。

その為、自分達(選手)が各練習メニューをスムーズに行えるように
準備や設置も選手でけでやらせています。

〜ノック〜

・グラウンド整備
・ライン引き
・ノックボールの準備

〜バッティング〜

・バッティングケージの設置
・走塁用ネットの設置
・サイドノックの準備
・マシーンの設定
・バッティングボールの準備

〜トレーニング〜

・トレーニング道具の設置
・ストップウォッチの設置

私のチームでは、
これらの準備や設置を当番制にしたり、
担当制にしたりと方法は様々ですが選手全員が全ての事が出来るようにしています。

・準備せずに遊んでいる
・いつも同じ人がやっている
・後輩にやらせている
・準備・設置をした事がないものがある

以前にもお伝えしましたが、
クラブチームである以上は、高校野球までの準備の場として普段から選手に指導しています。

高校へ行けば技術面以外で大変な事は多々あります。

その為の予行練習みたいなもんです(笑)

確かに技術面もプレーヤーとして大切な事ですが、野球人(人)として成長してもらいたいのが私の指導方針ですので、その辺りに目を向けてる傾向が強いと思います。

技術面の指導は、
指導者会議をしっかり行なった上で、ヘッドコーチをはじめ、
各担当(バッテリー・内野・外野・走塁・打撃・トレーニング)に優秀な
コーチを配属していますで私はグラウンド全体を見る事が出来ています。

グラウンド全体を見ていると、
やはり普段から技術以外のことを率先して行なっている選手は
誰が見ても分かるようにグングンと成長していきます。

例)
・状況判断が出来るようになる
・一人野球をするのではなく、周りを見れる
・雑なプレーが減る

しかし残念ながら、
技術面だけを求める選手は上記の事は身に付きません。

なぜなら、
自分の事しか考えていない選手だからです。

野球は個人競技と仰る方も中には居られますが、
私の中では全くそうは思いません。

プロ野球選手ならそうだと思います。
プロ野球選手は野球が仕事なので自分の成績が悪いと年俸が下がり、
戦力外にもなるのである意味、個人競技だと思います。

しかし、そもそも野球は9人居ないと出来ない競技です。

自分本位な個人プレーばかりしていると競技が成り立たないです。

俗にいう「全員野球」を行わないといけません。

「当番制や担当制にしているから仕方なくやっている」
というような選手は見て分かります(笑)

その辺りは、まだまだ中学生です(笑)

その様な選手を一人でも多く減らせていけるように、
私は選手の見本にならなくてはいけません。

口だけの監督にならない様に(笑)

例)
・選手と一緒にグラウンド整備を行なってみたり
・ネットを運んでみたり
・選手の反応を見る為に一人でノックの準備をしてみたり(笑)

選手に対して言うだけではなかなか変わりません。

たまには同じ行動を取ってあげると選手たちも分かってきます。

「監督がやってるから僕たちもやらないといけない」

そう思ってくれるようになっていきます。

大人でもそうですよね。

会社で上司から偉そうなことばかり言われると、
余計にやる気がなくなってきますよね。

「偉そに言う前にやって見せろ」

心の中ではそう叫んでいますよね(笑)

・選手と監督=部下と上司
・関係性=信頼性

指導や教育を行なっていく上では選手との信頼関係を築いていく事が
大切になっていきます。

その結果、
野球人(人)として成長していってもらえると思っています。

今回はこの辺りで。
vol.3も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

前回をご覧になられていない方は、
こちらもご覧になってください。

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