超個人的妄想マッチレポートPart4
24~25EL決勝 ニューカッスル対マンチェスターユナイテッド
スターティングメンバー
ニューカッスル ピックフォード
ハキミ、ストーンズ、ソユンク、チルウェル
マシュー・ロングスタッフ、ショーン・ロングスタッフ
サンマクシマン、コウチーニョ、中島翔哉
グリーズマン
監督 ロペテギ
マンチェスターユナイテッド デ・ヘア
ワンビサカ、マグワイア、リンデロフ、ルーク・ショー
フレッジ
ジェームズ、ブルーノ・フェルナンデス、サンチョ、マルシャル
ラッシュフォード
監督 スールシャール
チーム紹介
サウジアラビア王室のムハンマド・ビン・サルマーン王太子を2020年に迎え入れ、オイルマネーを駆使し、大型補強を進めてきたニューカッスルも、ようやくヨーロッパのタイトルを獲得するチャンスを手にした。若手の実力者を中心に作り上げたチームは今となっては欧州トップクラス。今季加入の中島もかなりチームに浸透してきており、ユナイテッド相手にどんな試合を演じてくれるのか楽しみである。また、怪我明けのメルテンスをどこで使ってくるのかも鍵になってきそうだ。
そのニューカッスルの決勝の相手はマンチェスターユナイテッド(以下ユナイテッドに省略)だ。スールシャール就任時から、着々と補強した陣容は完成しつつあり、久々のCL圏内も狙える位置につけている。そして、現在プレミア得点王のラッシュフォードを中心にダイナミックなショートカウンターが今夜も炸裂するのか、それともニューカッスルの黄金時代の幕開けとなるのか。
前半
ユナイテッドボールで試合が始まる。前半は完全にニューカッスルペースで試合が進む。12分、チルウェルが単独突破から、グラウンダーのクロスをあげる、グリーズマンが左足で合わせるも、枠を大きく外してしまう。その後も攻撃の手を緩めないニューカッスルは18分、中島がコウチーニョとのワンツーから、カットインして右足を振り抜き、ネットを揺らす。ニューカッスルファンは日本のテクニシャンに大興奮。ユナイテッドはここまでシュートも打てず、苦戦している。得点後、さらに攻撃の強度を高めるニューカッスルは32分、サンマクシマンの横パスに反応したM・ロングスタッフがダイレクトミドルを決めて2点目。ユナイテッドのサポーターからはため息が漏れ、ニューカッスルファンはお祭り騒ぎ。そのまま前半が終了。
後半
攻撃の形を作り出せないユナイテッドは今日まったくと言っていいいほど機能しなかったブルーノ・フェルナンデスに代えて、マディソンを投入して形勢逆転を目指す。しかし、スールシャール監督の思惑通りにはならなかった。51分、ピックフォードのロングフィードをコウチーニョがうまくコントロールして、そのままスピードアップ、ペナ内に進入していくとマグワイアがたまらず足を出してしまって、PKの判定。これをグリーズマンが落ち着いて決めて3−0と大きくリードする。そして、ロペテギ監督はこの点差になっても攻撃の手を緩めなかった。中島とサンマクシマンに代えてサンチェスとメルテンスを投入。ロペテギ監督はこの点差にまだ満足していないように見えるが、そんな監督を満足させたのはメルテンスだった。グリーズマンが強引な突破からシュートを放つとデ・ヘアが弾く、そこに素早く反応したメルテンスが4点目を決めて、ニューカッスルが勝利を確実なものとする。ユナイテッドは88分に途中出場のグリーンウッドが意地をみせて1点を返すものの、そのまま試合終了。今季はこれでFA杯との二冠となり、ニューカッスルが新たなクラブの歴史を紡ぎ出した。
試合結果
ニューカッスル4ー1ユナイテッド
監督コメント
ロペテギ
我々らしいサッカーをピッチで表現できたし、選手たちの情熱には感動したよ。来季は必ず今季以上のサッカー、そして結果を出したいと思っているよ。
スールシャール
難しい日だったね。ちょっとしたところでのズレがこんなに大きな差を生むのがフットボールだし、今日はニューカッスルに拍手を送りたいよ。しかし、今季の補強に満足していないことは以前から言っているけど、やっぱりオーナーには届いていないようだね。どこかのクラブはセレブのショッピングのような補強をしているのに、なぜこれだけ歴史のあるクラブが全くと言っていいほど選手を連れてこられないのか、その原因がどこにあるのかは子供でもわかると思うよ。
得点経過
18分 中島翔哉
32分 マシュー・ロングスタッフ
52分 グリーズマン
69分 メルテンス
88分 グリーンウッド
警告・退場
51分 マグワイア イエロー
72分 ワンビサカ イエロー
85分 ソユンク
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