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アメリカ留学を控えたNBAを目指す中学生のセッション【第2回】

顧客情報

15歳|中学3年生
身長170cm
体重61kg
ポジション:PG/SG
バスケットボールに打ち込んでおり、将来はNBAを目指している。
ジャンパー膝や反り腰が悩みであり、9月のアメリカ留学までに膝や背中の痛みを改善して、バスケが全力でできるようになりたい。

第2回セッション内容

第1回では、評価を徹底的に行い身体の問題などを明らかにした。
・コアが抜けやすい
・起立筋TED
・肩甲帯・背骨のスタビリティ不全
・股関節外旋に詰まりがある(JMD)
・モーターコントロール不全
・上肢、下肢のストレングス不足
ショルダーモビリティやハムの柔軟性はクリア。
よって、第2回のセッションではパフォーマンスピラミッドの法則に基づき、以下のエクササイズを提供した。

①身体組成把握

今後NBAで戦うにあたり、体重増加を目指すことを視野に入れた。

②マリガン

股関節外旋の可動域が前回よりも広がっていることを確認。宿題エクササイズである「GLストレッチ」を暇さえあれば行っていたとのことで、早速結果が出る。

背骨をまっすぐ安定させたまま股関節屈曲。

③ヒップヒンジスクワット

棒を使い背骨の安定を保ったまま、正しいスクワット動作を覚えさせる。

④呼吸トレーニング

事前のテストでコアが抜けやすいことを確認。

背中を丸めた状態で腹式呼吸トレーニング(10秒呼気・5秒吸気)

呼吸トレーニングで腹圧が高まりコアが使えている状態になる。押してもびくともしなくなり、本人も少し驚き。

⑤デッドバグ(ウォーターバッグ使用)

IAPを高めた状態で、ストレッチポールに足をつけるというタスクを与え同側&対側でトレーニング。

⑥バードドッグ

骨盤のズレと腰の反りが出てくることを確認。

本人から出た質問

Q:呼吸はバスケ動作中も常に意識してなければいけないのか?
A:呼吸は慣れてきたら意識しなくて良い。腰が反る段階では意識的にトレーニングでクセをつけなければならないが、最終的には無意識の状態でも呼吸を正常化できる状態になる必要がある。呼吸への意識はあくまで「導入」である。

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