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東の空

昨夜は、天の川が見られるレアな七夕だった。

9時頃がいいと聞き、外へ出た。
一昨日が新月なので、星がよく見える。

たなびく雲を、一瞬天の川かなと思ったけど、違うようだ。
目を凝らししばらくすると、次第に星がたくさん見えてきた。
細かい星がチカチカ点滅している。
星がまたたくとはこれをいうのか。

さそり座みたいなのも見えた。
天の川というのはさそり座のような、よく見える星ではなく、いつもはあまり見えない、細かい星たちが見えることをいうのかな。
(知識なしで言ってます)

次第に、家の中の電気や周りの音がうるさく感じてきたので、切り上げ家へ入る。

おやすみと電気を消す。
カーテンは開けたまま。
うちは高台にあるので、山の連なりが窓からよく見える。
山の上がぽぉっと明るい。

今日はナイトライトはいらないね。

何かと贅沢な夜だった。



…1歳児が覚醒し、寝るのが遅くなったため、翌朝起きたのは、4時半。

本当は、もうちょっと早く起きるつもりだったのに。
あぁ。やっちまったな。と思いながら、カーテンを開けると、朝やけ。時刻は4時40分。

蝉の大合唱を聴きながら、朝やけをうっとり眺める季節が、ここまで来ている。

夏だ。

祖母秘伝レシピの梅ジュースを飲み終え、洗って乾かした空びんをしまう。また来年。

夕方にはひぐらしの第一報を聴いた。

また夏が来たのか。
嬉しくもあり、寂しくも、ある。
私は、また、7月に置いていかれそうになっている。

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