心をつかむ 超 言葉術 著:阿部広太郎

今本を読んで、最初に書かれていた「I love you 」の訳し方。

今のあなたなら何と訳しますか?というお題から始まっている。


僕がこのお題をみて、普通に「私はあなたが好きです。」と訳す。

しかし、これはコピーライターとして誰かに伝えようとしていない、ただの一般的な模範解答であり、何もひねった答えではないと考えた。

でも、答えが決まっているわけでもなければ、誰かの答えを尊重して導くものでもない。

答えは自分にしかわからないお題なのではないかと思った。

「阿部広太郎」という名前は気に入っている。言っていた。

阿部さんは広告会社に勤務している実績があり、広告会社と広太郎という名前は似ている。

「阿部広告太郎」という新人が自己紹介してきたらという章があった。もし、僕が先輩だったら「なになに?」と興味津々だろう。広告会社ならなおさらである。これが狙いだった。広告会社は自分をアピールしてお金を払ってもらう。だから会社のイメージは大切である。

広太郎さん自身で広告になろうと考えていたのではないかとおもう。


そして、コピーライターとして活動することになって、居酒屋「甘太郎」というお店では名前に「太郎」とつく人は割引対象になる。という企画があった。そこに目を付けたのは阿部広太郎さんである。阿部さんも「太郎」が名前についているので共感したのだろう。「太郎が友達を連れてやってくる」「太郎が友達に連れられてやってくる」とてもよいキャンペーンだと思う。

それから、9ページの企画書を書いて送った。

この企画書が役員の方にも届き、グループ全体で行うキャンペーンとなった。


たまたま、SNSでみかけたキャンペーン1つに自分が思った企画書を書いて送り、会社全体を動かした言葉の力は偉大だと思ったし、そんな企画書をかける阿部広太郎さんがすごいと感じた。


心にかける 超 言葉術 を最後まで読んで

結局、「I love you」を僕はなんと訳すのか。

『言葉の労働』  である。

意図として、僕はこの本によって言葉が好きになった。言葉で人、もしくは一つの会社まで動かせる能力がある。それは言葉が色々な人に語り掛けてくれている。すなわち、言葉が働いて人を動かしてくれる。

日本語には、50音あって「あ」だけでは人には伝わらない。しかし、言葉が集合すれば無限の可能性があり、それをSNSで流せば言葉が働いて誰かに伝わってくる。

僕はそうやって解釈してこの本を読み切った。

これが正解なのかもわからないし、阿部広太郎さんもわからない。


一度で全部の内容を頭に入れるのは僕はムリなのでこれからもリピートして読んでいきたいと思った。

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