廃材を資源に変える芸術的なエコヴィレッジと地域通貨 in 神奈川県相模原市

Social Design Girls 17 (SDGs 17)のテーマはどのように選んでいるのか?という質問をたくさんいただくので、撮影の裏側・テーマ設定について・考察の補足などを行っていこうと思います。

 今回のインタビューは、神奈川県相模原市藤野地区(旧藤野町)の廃材エコヴィレッジゆるゆるに伺いました。

 廃材エコヴィレッジゆるゆるは、村長である傍嶋飛龍氏が、廃工場をほぼ廃材のみを活用して作られた集落の中心にできたコミュニティスペースです。「情熱があれば、資源も人も集って、楽しいことが生まれる」という傍嶋飛龍氏のパッションは、全国各地に広がっています。その結果、スキルを持ってこのコミュニティの発展に協力をする村民の登録は、500名を超えているそうです。

 この集落は、スキルを独自の地域通貨(コミュニティ通貨)である「ゆ~る」で価値づけし、紙幣が流通しています。この独自のコミュニティ結束力が話題を呼び込み、関係人口の創出するきっかけを生み出しています。

 考察では、エコロジカル・フットプリントにより、人類は地球1.7個分の資源を使っているという話をしました。また、3つの循環の話は、岸田一隆氏が著書で紹介している内容です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4885554357

 資源循環・産業循環・金融循環で成り立つ3つの循環は、2020年現在、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて、バランスを乱してしまっています。これからの社会は、産業循環に重きを置いた時代から、資源循環に重きを置く時代にシフトするはずです。廃材エコヴィレッジゆるゆるは、廃材を資源に変え、商品を生み出し、その価値を独自の地域通貨(コミュニティ通貨)で運用しています。このあり方は、未来の社会の縮図なのかもしれません。

 今回のインタビューは、社会が変わろうとしている中、レディ達が「貨幣」以外の新たな価値観に気づくきっかけになりました。みなさんも自分自身の生き方について考えるきっかけにぜひしてください。

 Social Design Girls 17 の詳細は、下記のページをご参照ください。活動に参加したい大学生も募集しています。
https://broup.net/project/sdgs17/

よろしければ、下記のリンクから動画をご参照ください。
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https://www.youtube.com/playlist?list=PLndBlBBI2UN-QRk0moUuydTEua-Ll937j

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