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選手評価の20-80スケールを埼玉西武ライオンズに当てはめてみた

ソフトバンクホークスの圧倒的な優勝で締め括った2020年プロ野球も終了から1ヶ月が経過しました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

これはまだ日本シリーズが始まる、少し前のある日の話。いつも通りTwitterを見ていた私の目に、とあるツイートが止まりました。

それがこのツイートです。これはMLBで選手を評価する際に、スカウトや熱狂的なファンの間で広く使われている概念を、日本のプロ野球ファン向けにわかりやすく説明しているものです。

細かい内容は上記ツイートの記事を読んで欲しいのですが、このツイートに乗っかって私も埼玉西武ライオンズで同じようなことをやってみました。それが下記の図になります。

2020埼玉西武ライオンズの20−80スケール評価

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これはあくまでも私の個人的な評価の分布になるので、今このnoteを読んでいるあなたがやったらまた別の図が出来上がるかと思います。

その程度のものではありますが、せっかく作ったので細かく説明して、そこから見える埼玉西武ライオンズの現状を解説していきます。あくまで今回の視点はこの「20−80スケール評価」の図からのものになり、多面的な分析を行ってのものではないので、ある程度内容に視点の偏りが出る部分が出てしまうと思います。そこだけご了承ください。

各グレードの解説

まずはそれぞれのグレードについて、その選手を選出した理由など簡単に解説していきます。グレード20については、上記記事内容に則りマイナーリーグのないNPBではアマチュアがグレード20を担っているとし、グレード30から解説していきます。

●グレード:30

「一軍で何らかの戦力になる」グレードの30。ライオンズの投手では中塚や齊藤大らが、野手では山田や戸川、西川らをこのグレードに位置付けました。特に愛斗は今年2軍で好成績を残し、1軍の外野が手薄だったにもかかわらず、シーズン最終盤まで1軍に呼ばれることはありませんでした。1軍でのまとまった出場機会を得る(上位グレードへ上がる)には明確な課題を持っていると言えるでしょう。

●グレード:40

ここから上のグレードは一軍で一定の出場機会を得る選手に与えられます。イオンズの投手では田村や小川、佐野らが、野手では山野辺や鈴木らをこのグレードに位置付けました。今季秋山の移籍や主力の不調などによって出場機会を得た若手野手の多くがこのグレードに位置しており、ここから上のグレードに上がることができればプラトーン起用や定位置の奪取が見えて来ます。

●グレード:45

主力投手の大半がグレード45にあたり、特に今井や松本、ニールといった先発ローテーションの有力選手が集中し、リリーフは勝ちパターン次点格の選手が3人名を連ねています。野手では40よりも優れた控えやプラトーン起用される選手がこの45に当たり、メヒア、木村、岡田と実力のある面々が揃っています。

●グレード:50

このグレードあたりから主に「主力」と呼ばれる顔ぶれになってきます。西武の野手では今季新加入し、十分な活躍を見せたスパンジェンバーグや外野レギュラーの金子。投手では今季大ブレークを果たし、揃って勝ちパターンを担った平良、森脇がこのグレードにあたります。

●グレード:55

金子を思い浮かべるとわかりやすいですが、上記グレード50の選手は不調なシーズンにはレギュラーとしては物足りない数字に甘んじることがあります。グレード55は不調でも中心選手として申し分ない成績を残す能力がある、外崎や栗山・中村のベテラン野手2人、投手では増田や高橋光成を残すこのグレードとするのが相応しいと思います。

●グレード:60

このグレードは間違いなくチームの中心選手にあたります。爆発的な打撃力を持つ山川や昨年のリーグMVP森友哉は間違いなくこのグレードと言えます。森に関しては今季の成績やMVPクラスの活躍が1年だったことやキャッチャーというポジションを考えれば、後々さらに上位グレードに入る可能性を持っていると言えます。または攻撃面での貢献度は上記2人に劣るもののセンターラインを守る源田も守備での高い貢献を考えたらこれに当たるといっていいでしょう。

●グレード:70

このグレードの選手は残念ながら現在の西武にはいないと思います。しかし昨年、一昨年まで在籍していたレッズ秋山や楽天浅村はこのグレードに位置していた選手と言えます。球界トップレベルの野手が2人もチームに在籍し、キャリアハイレベルの活躍を同じ年に披露したのですから、打力一点張りでも他の追随を許さないシーズン制覇を成し遂げても何ら不思議ではありません。

●グレード:80

このグレードの選手も現在の西武には残念ながらいません。たぶんいたらいたで、ポスティングやらなんやらですぐMLB挑戦してる気がします。


ざっくりと解説するとこんな感じでしょうか。次回はこの図を踏まえて、埼玉西武ライオンズの現状について綴ったnoteを投稿します。そんなに間を空けずに投稿出来る気がしているので、楽しみにしていてください。

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