読んでExcelの苦手意識が減った本

「Excelは苦手なんです」と仰る方は身近にまだ結構いらっしゃるように感じますが、自分も元々苦手だったので「どこから手を付けたら良いかわからない」「ただのデータの羅列になって見栄えが悪い」みたいな気持ちはよくわかります。自分が色々なExcel本を読んで「あぁそうか」と目からうろこだった本を備忘も兼ねて紹介します。一定の社会人経験があれば皆様それぞれに拘りがある分野だと思うので、参考にならなければ読み流して下さい。

「外資系投資銀行のエクセル仕事術」

この本の良いところは、Excelの小技ではなく「フォーマットの設定」に特化しているところです。「フォントはメイリオで11ptが基本、数字はArialで、行の高さは18で」とか「数字は右寄せ、言葉は左寄せ、罫線は横線だけでOK」とか、表作成のフォーマットに関する具体的なやり方がこれでもかと記載されています。正直、苦手意識がある時は「SUM関数はそらわかるけど、全体に見栄えが良い・悪いの差がわからない」という意識が強かったのでまさにそこに応えてくれる本でした。

VBAも使えない自分自身がExcelを語るのはおこがましいのですが、自分のレベルでも会社のcsvファイルを淡々と上記手順で整形してフィルタをかければ2−3分で手っ取り早く見やすい表は作れますし、その他のファクト整理も含めて複雑な関数ではなく「型」を持った上でさっさとExcelにまとめていける最低限のスキルは今の自分の重要な一部です。

ちなみに最近出た続編(下記)も、まだ全て読めていないのですがロジカルシンキングのエッセンスを含めて非常に参考になる内容です。

「それ、いくら儲かるの?」外資系投資銀行で最初に教わる万能スキル エクセルで学ぶビジネスシミュレーション超基本」

今回も単一テーマでさらっと書きましたが、会社の後輩に繰り返し尋ねられて答えている話だったので記録しておきました。また似た話があれば紹介してみたいと思います。