米ドラマ「This is us」が良かったです
連休中にそこそこ時間があるのでAmazonプライムの「This is us」を見始めたら止まらなくて少しずつ見ております。29歳で三つ子を授かり悪戦苦闘しながら育てる夫婦と、36歳になった三つ子それぞれ5人のストーリーが、パラレルに描写されていきます。まだシーズン1終盤を観ている途中なのですが、自分がこのドラマに惹きつけられている点についてシェアします。
①どんなに順調に見える人でも、誰もが他人からは見えない悩みを抱えているものなんだなぁ(家族の問題・生い立ち・個人のコンプレックス等)
→イケメンは外見でしか評価されない俳優生活に悩み、体型に悩む女性は幼少期からのコンプレックスと葛藤し、ビジネスエリートは自分が養子であることの疎外感を抱えたまま大人になり時に仕事のプレッシャーからパニック発作を起こし、そして彼らの幼少期の両親は三つ子の育て方に当然悩み悩み…。「誰もが人知れず悩んでいる、あなただけじゃない」というメッセージのようにも感じられ、自分の心の中を見透かされるような気持ちになります。
②子育て中の親の余裕の無さ(時間とお金と仕事)と、その中での人間関係を含めた苦悩は共通なんだなぁ
→個人的に3人の兄弟を育てているので、モグラ叩きのような毎日の中でいかに子供達の承認欲求を満たしながら心身とも健全に育てていけるのかという苦悩には非常に共感します。親自身の自己実現も、当然ありますね。我が家が直面している大小の課題とリアルタイムでリンクします。
③そしていつの時代も、誰もがそれぞれのシリアスな悩みや苦難に直面してもがきながら世代が受け継がれていくものなんだろうなぁ
→上記①②は時代ごとの差こそあれ、誰もが仕事だけでない(多くの場合は仕事以上に大きな)人生のタスクと向き合い、苦悩し試行錯誤しながら世代を受け継いでいくのでしょう。当然、現代社会の抱える歪みという社会問題にも目を向けるべきではあるのですが、個人にフォーカスしたドラマです。
個人的にはジャックという三つ子のお父さんが本当に理想的な父親像を体現していて毎回心が洗われる気持ちです。今更ながらすごく良い作品に出会えたのでもし観ていない方がいらっしゃれば是非どうぞ。