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20代最後の日。人生は想像を超えるとわかった。

2020年12月27日。僕は30歳になる。

(写真は今日食べたソフトクリーム)

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ある意味免罪符的に使っていた三十路前とか20代後半とか、若者とかそういうタイトルが剥奪され30歳の立派なおじさんになるのだ。

実は別途、20代を振り返る文章を書いてみた(非公開)のですが、なんだか人生のターニングポイント的なものが何度もあった10年間だったなと改めて思わされました。

ポイントを抜粋してみます。

20~21歳:下の上から中の上へ。

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この頃の僕はとにかく"普通"というものへの憧れが強かった気がする。大学はなんとなく明治大学に進学。

高校では落ちこぼれだったがとりあえず普通レベルの大学に入って心機一転大学デビュー!・・・とはならず、「大学つまんね」が口癖で単位も落とすし、このままクソみたいな人生が続いていくんだろうなぁ、と思っていました。

モノのインターネットやユビキタス・コンピューティング(今で言うIoT)がやりたかったこともあり、通信会社や電機メーカーに入れたらいいなとぼんやり思っていました。


こうして就活を意識し始めた2011年3月11日に東日本大震災。


リーマンショック後、立ち直りつつあった就活事情が一気に氷河期へと逆戻りすることが確定。
大学は休みだし、そもそも電車が動いてないので家に引きこもり続ける。
そう言えば、あの頃の自粛ムードと今の緊急事態宣言って似てるよね。

暇な時に読んでいたのは闇金ウシジマくん。僕は思いました。

「あ、社会のレールって外れたら一瞬でこうなるんだ。こわい。」
ここで一念発起、とりあえず絶対に大手企業に入るマンに変貌しました。

それなりに頑張ったら沢山内定もらって、ホワイト企業でIoTできそうで、平均年収が985万とメーカーにしては高かった富士ゼロックスに決定!

高校の同窓会に行ったら、なんかちょっと女子が優しかった。
とりあえず、うちの高校のレベルからすると落ちこぼれが行く大学に入ったけど、就職偏差値がそこそこの所に入ったので底辺だった学内ヒエラルキーが上がった気がした。


22歳〜24歳:サラリーマン社会に適合出来ない

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入社した富士ゼロックスはいい会社で、同期もみんな良い奴で、人材の平均レベルが高いなって感じがした。
中の上くらいにはなれたかなと思ったら、全員が中の上以上の人間の集団に入ると、また底辺からスタートするんかいっていう感じになるのはいつものパターン。

仕事が始まってからは毎日が激動で、人間社会で行きていくって大変なんだな、社会で普通に行きてくってこんなに命削って働かないといけないのか、これをあと40年はやるのか、と絶望する。

24~29歳:人生が変わったMAMORIO時代。

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ある日、MAMORIOのCEOである増木さんと出会ったことから人生が動き始める。
普通にサラリーマンとして生きてくのが辛くなり、当時の彼女(後の元嫁)の「やりたいことやりなよ」の一言で未来のアイデアがどんどん湧いてくる、そして将来世界を変えるであろうMAMORIOの立ち上げのタイミングでジョイン。

僕の人生は間違いなく増木さんとの出会いで好転したと思います。

詳細はこちらで。(長いです)

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MAMORIO時代を振り返ると、それなりに波乱万丈感があると思うんです。

就活して、大手企業に入ってサラリーマンやって、という規定ルートを歩もうとしていた、むしろそれをゴールとしていた、20歳そこそこ自分からは信じられないくらいのことが起こってたんですね。

COOなんて大層なものになってしまったり、ましてや独立してしまったり、結婚した挙げ句離婚するなんて思っても見なかった!!

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人生は、完全に想像を超えた。

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多分、今良くも悪くもとてもレバレッジが効いています。

例えばいつのまにか自分のジョインがプレスリリースされるという世界線が来ていました。

こんなこと、大学生だったり大企業社員だった頃の僕には全く想像出来なかったですよ。別になんの変哲もない落ちこぼれ人生だったんですから。

今年はTEKION Groupも立ち上げ、中国行けないからプロダクト作りに本格的に取り組めなかったり、会計処理にひぃひぃ言ったりして大変ですが、複数社で色々な関わりをもたせていただいております。

SUNDREDでは、Lenovo JapanやNEC PCの代表を歴任した留目さんの近くで働くという貴重な経験を積ませていただいています。しかも新産業共創というとてつもないビジョンで。
JENESISでは、深センを拠点とする藤岡さんと一緒に電子機器の量産支援を。大体何でも作れる。
Momoでは、センシングとIoTプラットフォームの連携でIoTの社会実証を。大津さんスピード早い。
トリニティでは、ガジェットメーカーの経営者として尊敬するほっしぃさんと一緒にウェアラブルデバイスWearaのビジネス利用やアライアンスによる用途拡大を。

なんだ、想像していた普通の人生より面白くなってきてるじゃないですか。
あ、でもやっぱり30代怖いかも。
運でレバレッジ効いてる部分が効かなくなって逆回転したりしないかしら・・・。
まっとうな仕事してきたから大丈夫かな・・・。

とか不安と希望が入り混じりながら30歳を迎えます。

30代の抱負は一つ。

本物になる。

です。時代の潮流とか、運とかに頼らずとも、きちんと自分の足で立つ人間になることです。
本物の社会貢献をする。本物の実力を身につける。
色々とやりたいことはありますが、胸張って10年後、今見えている世界よりももっと大きくて想像もつかないような人生になっていることを祈ってます。

頑張れよ、明日からの俺。

あ、古巣のMAMORIOも発売5周年を迎えたそうです。おめでとうMAMORIO。





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