見出し画像

PSP goはまだまだ使える(ディスプレイ交換修理)

PSP go知ってますか。持ってる人見たことないとか言われるぐらいちょっとニッチなニーズだったのかもしれませんが、私はこれ登場時にすぐ買って、かなり使い倒してました。先日、久々に点けてみたら電源は入ってディスプレイも点く・・・かと思いきや、画面になにも表示されない。うーん。迷った挙句ですがパーツも高くなかったので修理することにしました。


PSP go スペック

メモリ
 メインメモリ:64MB
ディスプレイ
 3.8インチ16:9ワイドスクリーンTFT液晶
 480 × 272ピクセル 1,677万色
サウンド
 ステレオスピーカー内蔵
主なI/O
 ワイヤレスLAN(IEEE 802.11b準拠)(Wi-Fi認証取得)
 Bluetooth 2.0 (EDR)
 High Speed USB(USB 2.0準拠)
 メモリースティック マイクロ (M2)
 アナログ ビデオアウト
 マイク
ボタン、各種スイッチ類
 方向キー(上下左右)、アナログパッド ×1
 △、○、×、□ボタン、L、Rボタン ×1
 START、SELECT、PSボタン ×1
 POWER/HOLDスイッチ ×1
 ワイヤレスLAN(ON/OFF)スイッチ ×1
 ディスプレイ、サウンド、音量+/-ボタン ×1
電源
 リチウムイオンバッテリー(本体に内蔵)
外部ACアダプター
 USB充電
本体内蔵メモリ
 16GBオンボードフラッシュメモリー
質量
 約158g
寸法
 約128×16.5×69mm(幅×高さ×奥行き)(最大突起除く)
価格・発売
 プレイステーション・ポータブル go(税込希望小売価格 \26,800円)
 ピアノ・ブラック、PSP-N1000 PB:2009年11月1日発売。
 パール・ホワイト、PSP-N1000 PW:2009年11月1日発売。
 2010年10月26日より、16,800円へと小売価格を改定。

Wikiより

注目すべきはやっぱり特徴的なスライドディスプレイでしょうか。意味もなくカシャカシャさせてた気がしますが結構造りは頑丈だったと思います。

特徴的なスライド機構

一度、LかRのボタンが効かなくなっちゃって、どっかでパーツ買って交換した覚えがあるけど壊れたのはそれぐらいだったと思う。
確か、まるごとセーブ的なことができたよなと思って調べてみたらステートセーブ機能っていうのか。普通のPSPには付いてなかった機能のはずで、携帯性をさらに重視した結果のこの機能ということなのでしょう。よかった。
あとなんと言ってもスライド機構は、WILLCOMのW-ZERO3とか好きだった人なら良さがわかるでしょう。私はW-ZERO3[es]を使ってましたが、あれも正直すごくよかった。今時のスペックで復刻して欲しい。こういう「カシャーン!カシャーン!」な変形機構的なもの、男子大好きでしょ。大好きなはず。大好きであれ!
ダウンロード専用機に振り切ったからこそこの携帯性が実現できたと思いますが、まだ時代が追いついてなかった。回線速度とかも含め、コンテンツの充実までには早すぎたのだと思ってます。最近はGPD WIN4を愛用してますが、Steamがこんだけ普及してるとダウンロードでゲームを入手して云々というのも当たり前で、プレイには特に不自由も感じてないのでコンセプト的にはやっとPSP goのほうに時代が追いついたんだ、と思ってます。早すぎた名機。

分解

パーツが届いたので早速修理。まずは丸裸にひんむいてやりましょう。へっへっへ。

パーツはディスプレイとフレキで4,000円しないぐらい(from china)


まずは一枚ひん剥き

裏蓋に4つのネジと、上部ボタン部に2つの小さめのネジがあります。最初この2つを見落としてて割りそうになった。危ない。外すのはそんなに大変じゃないけど軽くツメ噛んでるから優しく脱がしてあげましょう。

こちらも忘れずに

次はバッテリーですが、考えてみたらバッテリーも絶対ヘタってるはずなので一緒に買っておけばよかった!と思いつつ、まあまずはちゃんと修理できてからだな、と思ってバッテリーからなにから次々と剥いでいきます。

ピンセットで取れずこのあと結局指で取った

下部にあるパーツ類取る時は、ツメ噛んでるとこに気を付けるのとフレキ抜く時にバー立てるタイプのやつがあるので無理やり抜かないように。何もないのはそのままですが。

ツメ注意
ちょっとボケたけどフレキ抜く時立てるやつ
ひん剥き画像その2

しかし・・・・いろいろ取ったパーツやら本体やら、かなり汚いな。私がいじくり倒してきた結果です。俺のせいで無垢な本体が汚れちまった。とか言いつつLRボタンとかも取っていきます。ここは実は昔一回取り替えてる。なんか中のゴムがダメになってしまってうまく押せなくなったので、取り替えてました。多分10年以上前だな。

これも立ててから抜くタイプ。逆もです。

ここまでくると基盤が外せるようになってきますので、まだ繋がってるネジやらフレキ抜いていきます。真ん中に伸びてるのはバッテリーの下にあった透明のカバーみたいの外して、上部に粘着してる部分から取っちゃう感じで。あと下の方にも抜くだけのフレキが刺さってるので、それ抜くと大丈夫なはず。

もはや遮るものはない!
おお!外れた!

と、いうことで基盤が取れてきます。が、勢いよく取らないようにしないと、裏でディスプレイと繋がってます。ので、まずそれを落ち着いて取りましょう。ここが取れたらなんか一仕事終えた気になります。終わってないけど。あとは難しいとこはないのでもうなすがまま、みたいな。

こんなとこまで・・・
基盤がはずれました。ふう。

このあとディスプレイ部をはずしていきますが、まだ本体とネジで繋がってる部分があるので、左右一つずつとLボタン側の一つの3つの小さな黒いネジを外していきます。ネジほんとちっちゃいので慎重に・・・。

スライドするパーツを外す

すいません、勢いに乗って、この辺あまり写真撮ってなかった。ディスプレイ部はスライドするパーツ(上写真の右上)とカバー部が10個ぐらいのネジとあと丸い突起部分が粘着してくっついてるので、ゆっくり剥がしてあげて、あとはカバー部が軽くツメ噛んでる感じに蓋してあるので慎重に外すと中のディスプレイパーツも取ることができました・

ディスプレイ周りを外せた

今回は多分ディスプレイが悪くなってたと思うんですが、まあせっかくケーブルも買ってるので交換しときます。結構、がっつりと両面テープでくっついてるので思い切り剥いで交換しました。

もちろん掃除しながらやってます!

綿棒とかで汚れを拭き取りながらやってますが、4本目突入。かなり汚れがエグいので見せられません。グロ注意。10年以上の集大成ですね。まあでもここまでくればあとはディスプレイも新しいのにして組み立て直すだけです。

スティック?汚いのであんま見ないで。

組み立て直すのはさほど苦労しませんでした。ネジ細かいので、ちゃんと無くさないようにしておくことが大事です。これはPSPだけじゃないですけどね。今あまり見ませんがフィルムケースみたいなのをいくつか用意して種類ごとに分けておくとか。

電源ON

緊張の一瞬です・・・・。パソコンとか組んだりするときも、ちゃんと点くかどうかって結構ドキドキしますよね。これは。特にiPhoneとか分解する時は組み直した際にちゃんと点くかどうかは結構緊張感ある瞬間。

キターーー!!

ちゃんと直りました。中のデータも特に問題なくそのまま。ただ、久々にゲーム起動してもいつのどの時点のデータとか全く覚えてません。タクティクスオウガリボーンを終えたあとにまさかPSP版の運命の和を開くことになるとは。あとスパロボとかFF零式(これ2枚組でめっちゃ容量食った記憶)とかあった。

いやしかし、改めてこれいいな。このコンパクトさ軽さなのにじゅうぶんな大きさのディスプレイ、しかも結構綺麗ですよこのディスプレイ。最近ゲームキューブとかやってたんで、これでも十分に綺麗に見えます。

中古のPSP goとか見てみると、結構高くて15,000円とかしてたり、充電ケーブル無かったりとかしてるので、まだまだ現役で使える個体としては貴重なのではないだろうか。白の本体もあったのでそっちはさらに出荷数少ないんじゃないかとか思ってますが、まあ本体だいぶ傷とか汚れとかもあるので気が向いたらパール塗装とかしてみようかなと思います。ダサかっこいい。

パソコンの分解も楽しいですがゲーム機の分解、特に携帯機は面白いです。PSP goはネジは多めで少々面倒ですが、難しいところはなかったので初心者(?)でも安心して分解・修理できました!

遊び倒そう!もうすぐマリオRPG出ちゃうのでそっちに注力したいけど・・・。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?