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EDR(Endpoint Detection and Response)

■■セキュリティ用語擬人化プロジェクト Vol.16■■

人々の仕草や言動などの細かな変化から心理状態を読み取り、常に寄り添って不安を解消するカウンセラー。
多くの人と積極的にコミュニケーションを取り、人々のわずかな変化から不安や心配・争いごとの予兆を見つけ出し、周囲と相談したりそれとなく手を差し伸べたりして組織を円滑に回す役割を担っている。
懸命に働く彼女を悪く言う人は少ないが、新卒で着任してからまだ2年目で、張り切りすぎて必要以上に相手を詮索しすぎてしまうこともあるため、苦手な人も中にはいるようだ。

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「ちょっとあなた!心配事があるって顔に書いてあるわよ!いいからこっち来て話を聞かせなさい!」

従来のエンドポイントセキュリティは、マルウェアなどへの感染や攻撃を「防ぐ」ことを目的としたEPP(Endpoint Protection Platform)が中心でしたが、多くのマルウェアやその亜種などの登場により、感染を完全に防ぐことがなかなか難しくなっているため、感染してしまった後の「対応」に主眼を置いたのがEDR(Endpoint Detection and Response)です。
従来のエンドポイントセキュリティ製品の代替として利用するということではなく、不正な挙動のデバイスを見つけ出すことや、それらの対応をしやすくするためにPCで何が起きているかを可視化するなど、従来製品の後工程を担うため、インシデント発生の際に迅速・正確な対応をするために有効と言えます。

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