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「深海」を終えて

改めて下北沢BASEMENTBARにて『深海』ありがとうございました。本当に素敵な1日でした。

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会場BGMはこんなかんじでした。


本当に長い長い1日で消化不良になってしまいそうなので、自分の整理も含めつつ 当日のこと、またこの日に至るまでのことを少し書こうと思います。

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11月30日 12時半から始まったライブはよあけで幕を開けました。よあけは3バンドの中でも一番イカしたシビれるライブを魅せてくれました。

ポップサウンドとカッティングがちょうどいい具合にマーブルになった音、その奥に見え隠れする優しさや暖かさが私はやっぱり好きです。

よあけのライブは独特ですが、音を噛み締めたい感じがすごくあって一音一音が楽しいです。ライブとは本来そういうものだと思うからよあけはすごい。この日は特にそれが大きい気がして、無理矢理元気を出させるのではなくしっかり確実に押し上げてくれる感じ。なんと言うか、優しいのです。

ライブ中よあけサウンドが気持ちよくて、ああ蕩ける、と思いました。この感じはよあけにしかないものだなと思います。トッパーがよあけで良かったと思えました。


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2組目は大阪から来てくださったYMB。大切な人のような あたたかい家のような、素敵なライブでした。

YMBは誰よりも自分の心に寄り添ってくれる。派手なことはしないけれど、一人一人の心に訴えかけ優しく抱きしめてくれる音楽にいつも救われています。

私がYMBを初めて聞いた時 これを全人類が聞いたら戦争がなくなって平和な世界が訪れると思ったという話はもう至る所でしていますが、それは本当に大袈裟な話ではなく

みんながYMBを聞いたら ちょっとした日々のイライラや心のささくれが少しだけまるまって、その一滴一滴が積み重なって大きくなってみんな笑顔になるのかな 穏やかは伝染していくのかも とかそんなことを考えました。

またすぐにライブを観たいと思ってしまいました。いつか野外でも観たいな、晴れでも曇りでも似合いそうです。

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トリのLaura day romanceは新体制一発目でしたが、今まで通りの むしろ今まで以上のライブを見せつけられました。

girl’s bicycleから始まりYMBでほっこり温まった会場のボルテージを一気にぐんとあげて、そこから会場は完全にローラはのものでした。

ローラはメンバー全員が本当に楽しそうにライブをしていて、観ているこちらまで楽しくなります。最初にお誘いした時「Laura day romanceは魔法をかけてくれる音楽」「ひとりひとりを主人公に仕立て上げてくれる」とお伝えしましたが、本当に会場のひとりひとりがキラキラ輝いているようでした。アンコールで夜ふかしを聞けて嬉しかったです。


ローラの井上さんがMCで「ライブにも足繁く通ってくださっていて…」と言ってくださり

それを聞いて バレーボウイズのネギさんやTHE TOKYOの方、LIVEHOLICの披岸さんが企画を褒めてくれたこととか、よあけに出演依頼と音源の感想を送ったら「音楽やっていてよかったです」と言っていただいたこととか、ローラの出演が決まった瞬間のこととか、どんな空間を作りたいか考えるために普段行かないようなライブにも行ったこととか、通学路自転車を漕ぎながらローラのgirl’s bicycleを聴いたこととか、遅刻しそうな朝に畑の横の道をよあけのMOBOROSHI聴きながら走ったこととか、出演3バンドのプレイリストを作って最高すぎてどうしようってにやけたこととか、好きな画家の個展に行ってフライヤーを渡したら壁に貼ってくれたこと、ずっと連絡を取っていなかった人と企画がきっかけで連絡を取り始めて会うようになったこと、「深海」というタイトルを決めた時先輩達がすごく褒めてくれたこと、YMBの音源を初めて聴いた夜のことや初めてライブを観た日のこととかぜんぶぜんぶ、ぜーんぶ思い出してしまいました。

高2ぐらいの時よく一緒にライブに行っていた友達で「大人になっても一緒にライブ行こうね」と約束していたけれど最近全く連絡を取っていなかった子が観に来てくれたり、大学の友達が音楽全然詳しくないけど「面白そうだから」という理由だけで来てくれたり、もちろん知り合いではなく純粋にアーティストに興味があって来てくれた人もたっくさんいて、音楽というツール"だけ"を通してこんなにたくさんの人と関わることができたことが本当に、ほんとうに嬉しかったのです。

『深海』はわたし一人の企画ではなく、先輩方、同期、友達、BASEMENTBARの方々、そして出演してくださったアーティストの皆様と来てくださったお客さん、来ようとしてくれた方、企画を知ってくれた方、関わってくださった全ての方と一緒に作りあげた企画です。成功だったと言っても良いのではないでしょうか。

楽しかったです。またすぐにでも次の企画をやりたいぐらい。

本当にありがとうございました。

2019年12月6日 ROCK STEADY WASEDA1年 中野桜


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