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三題噺~雑談・翼・棺~
30代も過ぎてくると自分の扱い方も多少は分かってくる。
僕という人間でいうと、ぐちゃぐちゃに気分が落ち込んでうじうじしている時は、ただひたすら怠惰に過ごすか、身近な人に素直に打ち明けて会話をすると、多少持ち直すらしい。
今日は後者の気分だったので、嫁さんに素直に吐露してみた。
「本業の仕事がいくらか軌道に乗っている間に副業の準備も進めたい。差し当たり、動画編集やライティングに興味があるんだけど、某クラウド型案件募集サイトを見ると、募集条件としてポートフォリオを要求される。ということでポートフォリオを作ろうと思うのだけど、動画編集の台本作りも、ライティングも全然進まない~。。。」
もう駄目だ~と情けない声を出す僕に、
「小説でも書いてみれば~?」
と一蹴する嫁。
動画編集とかライティングと小説は全然違くない?と思いつつ、あっけらかんと言い放つ嫁に、多少心が軽くなった。
そもそも僕はミステリ小説に関しては普段からよく読む方だ。
これに関しては小学校低学年時代から赤川次郎作品を読んでいたのが原因だろう。(三毛猫ホームズは字面だけ見れば子供向けに見えても仕方がないと思っている)
このミステリーがすごいの大賞作品は例年読んでいるし、ちょうど昨日2023年大賞を受賞した呉 勝浩の「爆弾」を読み終えたばかりだ。
ドラマにもなった相沢沙呼の「城塚翡翠」シリーズもすごく面白い作品だし、米沢穂信作品は新刊が出るごとに読んでいる。
そんな風に読者としては小説に慣れ親しんでいるが、こと書き手となると小学生の作文以来だ。
そういえばあの時はクラスの同級生とどちらが長い作文ができるかで勝負していて、結局原稿用紙20枚の大作を書いたのだっけ。
そう思うと文章を書ける気がふつふつと湧いてきた。
しかし流石に、小学生の時のような大作を書くのは骨が折れるので、原稿用紙3枚程度、1000文字程度のなにがしかを目標にしよう。
そしてテーマは、(これも「文学少女」シリーズ作品から拝借したアイデアだが)三題噺くらいがちょうどいいだろう。
今の時代便利なもので、三題噺で検索をすると適当な題材を提供してくれるサイトがそこいら中にある。
よく見るとサイトには広告が貼られており、本職エンジニアの自分としては、これも副業になるのかと感心する。
そして肝心の三題噺のお題はスロットの結果、
~雑談・翼・棺~
ふむふむ、なるほど。
ちょうどいいから今日あった話をそのまま書いてみよう。
ちょっとした雑談で、
いつも僕を救ってくれる(大げさに言えば)天使みたいな嫁さんと、
同じ墓に入れるくらい、これからも仲良くやっていきたいなという話
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