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メディア評 石油業界

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191128-00000085-jij-bus_all

JXTGが社名変更し、ブランド名のENEOSで新たにスタートを切るとのこと。社会人生活を石油業界向けの業界誌から出発させた小生にとっては、少々感慨深い。社会人生活をスタートさせた96年の石油業界は、それまでの特石法が廃止され、石油元売以外の異業種がガソリンスタンドの経営に参入するようになった。当時は丸紅とダイエーが組んで長野の松本にスタンドをオープンさせ、イオンも参入。既存の元売りも、コンビニを併設させるなど、生き残りをかけた争いを始めていた。

それから20数年。石油元売は大幅に再編された。JXTGは、ルーツをたどると、日本石油、日鉱共石=ジャパンエナジー、三菱石油、東燃、ゼネラル、エッソが合流。当時は非上場で創業家の力が強かった出光興産も上場を経て、紆余曲折はあったが、昭和シェル石油との統合を果たした。また、ジャパンエナジーと合流などと噂されていたコスモ石油も持ち株会社に移行している。その間、エネルギーをめぐる状況も変わり、シェールガスや電力などが拡大、新興国でのエネルギー需要も旺盛になっている。

これからまた、エネルギーの状況は大きく変わってゆくだろう。そのなかで、集約された日本の石油元売りがどのように変化、成長を遂げていくのか、気になるところだ。

#経済 #ビジネス #石油業界 #エネルギー産業