見出し画像

書評 死なばもろとも ガーシー

もう少ししてからにしようかと感じていたが、土曜日に所用を終えて、時間つぶしに立ち寄った本屋で、この表紙が視界に入ったら、レジに直行してしまった。動画を見ていて、本当しゃべりが上手という印象だが、本も語り下ろしの口調なので、1日で読み終えてしまった。有名人の暴露話が随所に出てくるが、個人的に興味深かったのが、ちょくちょく出てくる警察の話。ガーシーの語るエピソードが出てくるのは、基本警察は「民事不介入」というのが原則で、昔のすすきのや沖縄辺りでは、警察よりも「裏」の力は強い旨のことが出てくる。また、ガーシーの父親は高校教師で、ギャンブルがもとで闇金にまで手を出して自殺し、警察に闇金を捕まえないのかと大暴れしたが、動いてくれなかったという。その後、ガーシーもはまってしまったそうだが。もともとは自動車ビジネスを立ち上げて、さまざまな付き合いが広がるうちに、飲み屋で知り合った田村淳の誘いで上京し、交流を広げていったというガーシー。彼に言わせると、芸能人も世間も地続きだという。この本の編集を手掛けた幻冬舎の箕輪厚介とホリエモンが対談動画で、ガーシーが暴露した話は、港区界隈の業界の人たちではすでに常識的な話題ばかりで、それが一般の人が知って騒然となっている旨の話をしていた。そこは従来であれば、例えば事務所なりメディアなりが、何らかのコントロールをして抑え込んでいたのだろう。しかし、動画でガーシーのような存在が出てくると、それも従来のようにはいかなくなった。2月にYouTube動画を配信し始めて、123万人以上の登録者数となり、ついには参議院議員にまでなってしまった。色々と批判は多いし、YouTubeを含むSNSの垢BANに遭うなか、FC2での活動やサロンに活路を見出し、最近は政治家への暴露も始めている。そんななか、幻冬舎社長でもある見城徹の援護射撃も出てきた。

そして、本の終わりにも出てくる。ひろゆきとの行方も気になる。

自分も同じ穴のムジナだと感じますが。
これからもガーシーの行方が気になる。

#書評 #ガーシー #死なばもろとも #箕輪厚介











ガーシー、これからもますます注目である。