カフェはおじさんのモノ

チュニジアは男性社会です。
イスラムのなかではユルイそうですが。

街中にカフェがあります。
首都では女性もカフェに入れますが、カフェは基本的におじさんの場所です。

カフェではおじさんたちが日がな一日ポーカーをしていたり、水たばこをくゆらせていたり、
アラブコーヒーを舐めるように飲んでいたり…。

日本のように女性がおしゃべりに花を咲かせている風景はみたことがありません。

私はコーヒーが好きなので牛乳が多く入っているディレクト(カフェラテの感じかな)を注文したら
店員にあなたは女性だからダメだと申しわけなさそうに言われたことがあります。

店の外で飲むから頂戴!私はイスラム教徒ではないからいいでしょ?と頑張っても
店員は良くないから…店から出てほしいと。

お互いに困ってしまって
じゃぁどうしたらいいの?と聞くと9歳の長男を見て、この子なら良い!と言われたので

長男にお金を持たせてディレクトを買ってきて!と頼みました。

カフェの中に入っていく長男。

カフェ内のおじさんたちが
やぁ!これは珍しい!アジアの男の子だね!
コーヒーを買うのかい!
なんて歓迎ムード満載。

長男は陶器のカップにはいったディレクトを外で待つ私のところまで運んできてくれました。

私は外の塀に寄りかかって休憩タイムとなりました。ブーゲンビリアがきれいに咲いていました。
外で陶器のカップのコーヒーを立ち飲み、ちょっとおもしろい体験でした。

飲み終わったら長男にそこら辺に置いてあったカップも持たせてカフェへかえしに行かせました。

カフェの中でまた
いいぞ!いいぞ!!えらいぞ!なんて男たちだけで盛り上がっている様子。

おじさんカフェも子どもたちにとってはなかなか良いものなのかも?
なんて思う思い出です。

チュニジアでの生活体験を書いていきます。 どうぞよろしく!