寡黙な死骸 みだらな弔い
20160728
久しぶりの読書に、久しぶりの衝撃というか、感動というか…そんな簡単な言葉では片付けられない程の、流石の小川洋子ワールドに、
上手く表現出来ないけれど、私の頭の中をグルグルと回り続けている無駄でしかない下らない思考や悩みや苛立ちが全て消え去った。笑
小川洋子風に感想を述べると、
考える隙を与えてくれない程に完璧に創り上げられた彼女の世界の中に私の思考回路なんて全く意味を果たしていなくて、
ただ、目の前に広がった鮮やかな灰色の情景に、ただただ、溶け込んでいく