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好きなもののはなし。

今年、とても好きな憧れの文章を書く方と、奇跡的に雑談させていただく機会があった。

影響をうけたコンテンツのはなしになり、その方は10歳ほど上で、いわゆる最後のOlive世代だそうなのだが、「あなたくらいだとどんなの好きなんだろう」と尋ねられ、なんとなく答えた。

そういえば、自分がなにが好きなのかなんて、就職してから思い出すことも聞かれることもなかったな、と思ったので、せっかくなので書いておいてみようと思った。

基本的にひねくれこじらせているので、同世代あるあるにしては偏っていそう。
以下、敬称略。

1.まんがのこと
 小学生で影響を受けまくったのは『カードキャプターさくら』。
 生きてて救われたと思ったのは、『ハチミツとクローバー』。出会った中学時代、自分が美術の時間だけ息してるような人間だったのもあり、世界観や描かれる景色やお洋服などもとても憧れで、また、地元でメジャーな女の子の趣味や服装が苦手で鬱々辟易と死にたくなっていたので、やっと見つかった“すごく好きなもの”だった。その影響から高校生くらいは「森ガール」的な趣味だった。今でも大好きなので、出てくる場所を訪れては嬉しくなる。(写真の横浜のホテルもそれである。)映画の蒼井優ちゃんがとても可愛い。mina perhonenのワンピースが絵の具で汚れていたり、美術も本当に可愛い。そんなこともあって、映画「百万円と苦虫女」もとても好き。
 大人になって好きになったのが池辺葵のまんが。『プリンセスメゾン』がとてもよくて、過去作品もちまちま読み、今は『branch line』の新刊をたのしみに本屋に通ったりしている。
 まんがは今でもちょこちょこ買ってどんどん本棚が埋まる。

2.お洋服のこと
 高校時代から、小学館の「PS」(2011年休刊)をたびたび読んでいた。そこで「OJIガール」に憧れはじめ、アイコン的だった菊池亜希子がマッシュショートになったのを見て髪を切る。当時まわりでは4人くらい同じ髪型になった気がする。なんだかしっくりきてしまったので、私はそれから10年ほど経ってもほとんどマッシュショートで過ごしている。
「OJIガール」の延長か、今までもずっと男の子のような、ユニセックスぽい格好ばかり。
 それから、まったくおしゃれにはなれなかったけれどドメブラが好きで、

このあたりのコレクションをたのしみに眺めていたり、たまに伊勢丹に行くと実物にドキドキした。ワタリウム美術館のお向かいにあった、今はないmina perhonenのpiece.に行くのがとても楽しみだった。鷲田清一のファッション系の本も読んだりした。
 きっかけは覚えていないが、菊地敦己さんの本が好きで、そこから大森 伃佑子や岡尾美代子のスタイリングに憧れはじめる。中古でこのお2人の本を集めたりし、ああ、現役で『Olive』読んでみたかったと思ったりした。
 後述の写真のいろいろから、林央子の本も集めて読んだ。『Baby generation』とか。
『here and there』を全部読んでみたくて、まだちっともできていない。

3.写真のこと
大学でサークルに入ってからちまちまと写真を撮りはじめた。
川内倫子に憧れて、そのうちフェミニズムのような視点に惹かれることが増えて、長島有里枝『not six』や、森栄喜『intimacy』がすごく好きになったりした。そんなこんなで90年代の女性写真家ブームから「ガーリー」に興味を持って、前述の林央子に繋がったり、ソフィア・コッポラの映画を観たりした。
 最近は、野川かさね作品を知り好きになり、山に行って撮ったりしている。なんとなく、日常の中で被写体を見つけるのが好きかと思い込んでいたら、撮りに行って自分の好きな風景を探すのも楽しいと最近気づいて、またカメラがたのしいターン(上手くならないけど)。
 そういえば、暗室が楽しかったのが始まりで、フィルムが大好きだったけど、もう費用に頑張れなくてやっとデジタルに移行した。どう勉強したらよいか困っている。

書いてみたら、こんな感じで終わってしまったので、ほかにも並べてみる。

ぐりとぐら、おひさまはらっぱ、くまのプーさん、メリー・ポピンズ、紀伊カンナ、志村貴子、雲田はるこ、宇宙兄弟、大きく振りかぶって、ひらやすみ、スピッツ、フジファブリック、くるり、タナダユキ、かもめ食堂、ジョゼと虎と魚たち、物物、ホンマタカシ、高橋ヨーコ、野口里佳、加瀬亮、市川実日子、ホシガラス山岳会、キアズマ珈琲、山の上ホテル、コーヒーゼリー、シナモンロール、カレー、水餃子、noguchi。

思い出したら追記しよう、と思う。

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