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完璧にはなれん

はじめに書いておく。
意識を高く持ったことなんてほとんどなかった。競争という言葉も好きじゃなく、聞くとうううっと心臓あたりがぎゅっとつかまれるような感覚になる。そんなわたしは自他共に認める、自分に甘い性格の持ち主です。

でも、なぜかやり始める前にはちょっとでも完璧に。なんて考えてしまう。ちょっとでも完璧に。どんな日本語だ。完璧をめざすならちょっとなんて言葉使わない。でも、ちょっとでも完璧に、って思ってしまう。

ダイエットを決めたものの、間食断ちした5日目にポテチを食べてすべて水の泡と考え、リバウンド街道まっしぐら。
このnoteも、しっかり考えてから書かないと、というどこからきたのかわからない使命感に溢れ、全く投稿できない。(できたからといって100%満足なものなんてあるのかもわかっていない)
ランニングも週末だけと軽く設定したものの、雨が降ったらそれを理由に2回で終了。

書いていて恥ずかしくも感じるけれど、なんでこれだけのことであきらめてしまうのか。それをまた何度も繰り返してしまうのか。
それは自分で思っていたよりも、自意識過剰であると共に、ストイックになれない完璧主義者もどきになっていたからだった。

noteの公開だって、不特定多数の人に読まれることを意識しすぎている。
そんな大人数に読まれるアカウントでもないのに。自分で苦笑いするほどの自意識の濃さに喉がつまりそう。恥ずかしい。
ダイエットもランニングも、何を自分に期待している?続いていないから今があるわけで、運動の習慣もないわけだ。だから完璧に続かないことがわたしにとっては常で、日常で、そこから急に100%目指しましょうという話がなかなか難しいもの。これ続けられそうかもと思って年始に始めたジャーナル。その中にあって目をひいたもの、ハビットトラッカー。習慣をつくるのに適しているとされているノート記入法のひとつ。マンスリーを書いて、習慣づけたいことを決め、行えた日には〇で囲んだり、色を塗ったり。一目見て1カ月のうち、どれだけできたのかがわかるようになっている。

ぽつぽつと穴が開くたびに、ああ、またやらなかった。と落ち込む。
でもそうじゃない。穴にばかり気をとられすぎて、実際に行えた方を大切にできていない。あ、この日やってるやん。この週なんて3回もできてる。うわ、今日もできたやん。そんなもんでいい。だってわたしは自分に甘いから。

完璧をめざすことがパワーになる人はそれでいい。
でも、そうじゃないこともある。
完璧をめざす姿勢がたまに壁になっているときがある。
9のできたことよりも、1のできなかったことに目がいきやすい。
7割くらいでも、いいんだよなあ。
うわーダメやんという気持ちに向かう方がよっぽど心にくるから。

完璧はめざせないけど、
やろうかなあ~って、ちょっとでも重い腰を浮かせようとするわたしを大切にしたい。

大切にするぞ、2021年。

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