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書こう
今年は書こう。よし、今日こそ。と思いながらもう半月が経っていた。
年々時間が過ぎるスピードが早くなっているように思う。
そのうち坂を転げ落ちるスピードで年を取るよ、という噂を実感する。
昨日、4年前社会人になりたての日記を読み返してたら、変わっている考え方と、全く変わらない感情と、当時の匂いと、感覚、記憶がぶわっとよみがえってきた。
あの当時は、このことでこんなに落ち込んでいたのか、こんなこと考えていたのか、と今では美しい記憶に変換していた部分も見つかり、人の記憶はあてにならないことが改めてわかった。
つらかった部活の練習の記憶も、楽しかった仲間との部活後の部室での光景で曖昧にしていたり、パワハラ上司からのすごいストレスも親しい先輩との楽しかったランチの記憶で塗りつぶしていくことで、しんどい記憶をわたしは上書き保存していっていたのだろう。
でも、楽しっかたこと、清々しい気持ちになったこと、心から残しておきたいと思った記憶ももしかしたら履き違えているのかもしれない、と思った。こうやって感じたことは記録しておかないと、すぐに記憶から逃げていく。
留めておく方法としてブログを選んでみたんだった。
いろんな意見や考え方がすぐに手に入るからこそ、わたしが五感から得たもので感じたことはわたしの中にしか生まれないもの。
そういうのを大切にしてみたいなぁと、日記をみてふと思った。
日々の好きなものから感じたこと、違和感から学んだこと、誰かにとっての学びにもならなければ、救いにもならない文かもしれないけれど、わたしが人の日常を覗くことが好きなように、そのときに思ったことを書いていければいいな。
わたしが2020年、いろんな文章や言葉から救われたように
誰かにとってのふわふわの毛布になるようなものを書けると嬉しい。
何の理想も叶えられていない今は、目の前がまだ暗い。
何にもなれていないな、4年前のわたしが今のわたしを見たらため息をつくのかもしれない。目をそらすのかもしれない。どこを切り取っても、くすんだ色をしている。
それでも、わたしはわたしをあきらめたくはないなぁと思うんだよな。
好きなものを好きな理由、ただの愛する日常の一部、記憶のような記録を文として記していけたらいいな。
改めて、よろしくお願いします。
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