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【感想ブログ】UNDERTALE、アラサーはやれ。マリオRPGとか好きな人は特に。 【雰囲気バレまで】

UNDERTALEというゲームをプレイした。

ここまでの神ゲーだとは聞いていなかった。

数年前に発売され、色々なハードに移植され続けていたこのゲーム。噂だけは聞いていました。『マジでプレイした方がいい』と。

一昨年くらいから気にはなりつつも、タイミングが合わず手を出してなかったのですが、これがトンでもねえゲームだった…。だけどね、アレなのよ。語るとネタバレに直結する系なのよ。語りにくい~。

なので、分かるようで分からない感想をお伝えします。そもそもこのゲームめちゃくちゃ有名だから、「お前は今更プレイしたのか」と思われているかもしれないけれど…いいんです。改めて他人の記憶に残せればな!!!

まあ、ちょっとswitchでもPSでもいいからダウンロードしてよ。値段も1,700円くらい、6時間もあればEDまで行けるゲームだから。

■1.どういうゲーム?

 ●RPG+避けゲー、といった感じ。

ファミコン、スーファミ世代にとって親しみのあるドット絵のRPGゲーム。敵と遭遇するとドラクエよろしく戦闘画面にはいるのだが、相手のターンの攻撃時には東方プロジェクトのような『避けゲー』が始まる。

5秒~10秒くらい避けると敵のターンは終了し、自分のターンへ、といった具合だ。まあ、やればすぐ慣れると思う。

自分のターンには、RPGでおなじみの『たたかう』『アイテム』『にげる』といった選択肢の他に、「戦わない」ためのいくつもの選択肢がある。この部分は恋愛シミュレーションゲームに近い。相手や状況に合わせてこれを組み合わせていくと、ラスボスまで全ての敵を『見逃して勝利』ができるのだ。逆に言えば、全員を倒すこともできる。好きな方をプレイすると良い。


■2.何が神ゲーなの?

●まず、私のようなアラサー世代、ファミコンやスーファミ世代からずっとゲームに触れてきた人間にぶっ刺さる要素がてんこ盛りだ。

『MOTHERシリーズ』『スーパーマリオRPGシリーズ』『東方プロジェクトシリーズ』『ポケットモンスターシリーズ』 ここら辺が好きだった古のゲーム好きは是非やって欲しい。UNDERTALEというゲームの仕組みが、会話が、流れが、雰囲気が、そういうゲーム達の『アレ』なのだ。

勿論これらを知らない人たちも、是非やってみて欲しい。私も、現代のゲームの方が好きだ。やっぱり新しい刺激があるし、スプラトゥーンやポケモン剣盾なんて今でもやっている。が、現代のカラフルで目まぐるしい『興奮』のゲームとは反対に、こういう粗いドット絵のゲームは、情報の少なさから、『癒し』のような快感を得る。静かに、1人で没頭して、クスッと笑うような。感覚としては読書に寄っていると思う。これはこれでとても良いものだし、誰にも邪魔されない空間だと思う。

…とはいいつつ、このゲーム、やり方によってはかな~り興奮もするけどね。


●もう一つ。ザックリ言うと、ゲーム内の全部の要素をストーリー嚙み合わせている。『完成度』がとんでもない。

このゲーム、クラウドファンディングで資金を集めてできたゲームらしいのだが、決して「予算が少ないからドット絵のゲームになった」のではない。(いや、その事情も本当にあるのかもしれないが)この作者がやりたかった事…操作性、雰囲気、ストーリー、世界観、インパクト、風呂敷の畳み方、プレイヤーの心をどう揺さぶるか、それらを総合的に考えてこのドット絵でしか作れない作品となったのが分かる。

ちょっと調べると分かるのだが、このゲーム、プレイの仕方によってエンディングが変わる。私もプレイし終わってググってみたら、それを『●ルートEND』だとか『~ルートEND』だとか書いており、どのルートをはじめにプレイするべきかのオススメなんかも書かれているが、何にも調べずにとりあえずプレイしてみて欲しい。あなたが向かうルートがなんであれ、全てが最後には繋がるから大丈夫。本っ当に全部の要素を噛み合わせて物語に集約させている。


■3.雰囲気バレを少し含めての感想




あくまでゲーム紹介から簡単に想像できる範囲での雰囲気バレを。これを聞いても楽しめる範囲で。






このゲームには、上記のシステムから想像できると思うが、ざっくり言うと「敵を見逃しまくる平和ルート」「敵を殺しまくる戦闘ルート」の2つがある。


私がまずやったのは「平和ルート」。

もうね、最後はボロッボロ泣きながらやった。このゲームのあらゆる要素が本当に繋がっていて、そこに音楽が後押しをして、気持ちの良い終わりに向かっている。

最近私の音楽に対する感覚が増したのか、それとも歳のせいか、その両方か知らんが駄々泣きしながら、目の前の若い主人公に没入しながら、反面漏れ出た自分の余りにオッサン臭い「ウオオ」に情けなくなりながら、『意地でもクリアするからなクソが!!!』とゲームを終わらせた。

いやー、気持ちが良かった。


そしてもう一つの、『戦闘ルート』。









…テマセン




…え?聞こえなかったって?








…やってません。



やってません!!!!!私には出来ません!!!!



すみません、マジでこれは私には出来ないわ。

平和ルート終わってから、戦闘ルートは実況で概要だけ観ました。

…いやね、言い訳させてくれこの愚かな私にさ。

このゲームを平和ルートで終えるとさ、「本当に私は戦うルートやりたいの?」てなるのよ。

「何?どういう事?」って思った方、いると思います。でもね、なるの。なるのよ。本当に。


このゲームは、このゲームに関する全ての要素を余りにも活かし過ぎているが故、私は自分の買ったこのundertaleをこれ以上プレイするのが恐ろしい。なのでYoutubeで実況動画を観てしまい、そのまま決めました。やらん。臆病者だがやらん。

気になる人は、是非買ってみて下さい。

UNDERTALE、このゲームに関わる全ての要素が噛み合ってるから。全てよ?全て。キャラクター、システム、音楽、選択肢、背景、色、操作、決断、選択、勢い、ノリ、興味、そしてあなた。

そんな感じで、勢いで書いた感想日記でした。いつもならネタバレありの感想もこの後に書いたりしているんだけれど、今回は私はそれをする資格があるのかもちょっと疑問なので、これで終わります…。でもプレイしてくれ。是非やってくれ。神ゲーだからこれ。

それでは。












どうなるか しりたいクセに

じぶんではできない 

なさけない れんちゅう





…「自分でプレイせずに実況を観た私」にも突き刺さりました。

でも良い!!それでも私は!!

間違いなく神ゲーです。ゲームで泣いたの多分初めてだ。


回ればいいのよ元々空気