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【感想/ブログ】Miitopia×オモコロ 勝手にオッサン大冒険 【※ネタバレ注意※】

こんにちは。クロシオです。

以前ブログを書いた、Miitopiaというゲーム。

先日ラスボスを倒し、エンディングを観ました。

クリア後要素はこれから楽しむのですが、ひとまずのクリア記念に感想ブログを残して置こうかと思いまして。

普通にゲーム内のネタバレもあるので、注意してね。

というわけで、どうぞ。


【1.】Miitopiaというゲーム自体への感想


戦闘のバランスがメチャクチャ良い。

このゲーム、物語の中盤までは、『仲間が一時離脱『ステージが終わるたびに、自分も味方もレベルが1に戻る』という変わったシステムを取っている。これにより、一般的なRPGで起きがちな『後半に加入する味方のレベル上げに付き合わさる』『育てないまま放置する味方が生まれる』という事が起きにくくなっている。

加えて、味方同士の『仲良し度』のシステムにより、敵の攻撃への回避や、味方のサポートといった「良い方向への運要素」がバンバン発生する。

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時には味方同士で足を引っ張り合ったりもするが、「味方の活躍がムカつくから、勝手に追加攻撃を行う」など、その行動もプレイヤーとしては助かる方向に働くことが多い。とにかくストレスが発生しにくいように作られている。

しかし、だからと言って、苦戦しない訳でもない。ボス戦はかなり手強いし、絶妙に死にかける。しかし、味方もなかなか死なない。

説明すると、まず【連続で同じ味方が攻撃を受ける】という事が殆ど起きない。恐らくこれは製作側の意図的なものだと考えている。【①通常攻撃 → ②全体攻撃】という事はあるが、敵側の全体攻撃の威力は基本的に低めである。

また、「バナナを食べる」「HPふりかけをかける」「安全地帯に避難させる」といった、こちらのHP回復手段も多く、かつ割と高頻度で全員が行える。

これらにより「一人ずつやられて、あっという間に負け」という事が起こりにくい。

しかし、各ステージのボスはかなり攻撃が苛烈であり、全員が割と高頻度で瀕死になってしまう。

そのためボス戦にたどり着くころには、前述の『仲良し度』も踏まえ①何とかボスの攻撃を耐え凌ぎ→②回復して時間を稼ぎつつ→③仲良し度で攻撃を回避して→④生じた隙に攻撃を入れる、といった、良い運頼りの展開になりやすい。

これがかなり【敵との実力の拮抗】を演出してくれており、最後の最後まで勝敗が読めないハラハラを届けてくれた。

ここら辺が本当によくできたゲームバランスだと思う。RPG苦手な人とか、Mii作るの面倒臭い人とかでも本当に面白いので、是非やってみて欲しい。ドラクエやFFをやり込んでいる人も、色々な「回復縛り」を行ってみると結構良いかもしれない。難易度跳ね上がるから面白いはず。


【2.】オッサンだらけでも愛着の湧く、Mii達

Miiの配役を好きに選べるシステム。

そもそもこのゲーム、友人と「これ面白そうよね」と話していた事が発端だったため、元々作成していた自分と、+1人の友人以外の配役は何にも考えてませんでした。

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が、直前に見ていたオモコロの動画を思い出し、永田さんを作ってみたら結構似てしまったのが今回の発端で。

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全員つくりました。(リアル友人の顔だけ隠してます。)

となると当然、オッサンだらけの醜い旅になるんじゃないか…とも思ってましたが、全然問題ありませんでした。メチャクチャ愛着湧いた。

このゲーム、仲間キャラクター達の性格を決める事が出来るんです。「げんき」とか「てんねん」とか。戦闘や話し方なんかに影響するんですけれど、これが本当に「その人っぽさ」を強調してくれるんですよね。

「顔が似てる」「性格が似てる」「職業もそれっぽい」と3つもそろったら、そりゃあもうほぼその人なんですよ。

その人たちが、Miitopiaのどこか緩くデフォルメ化された世界でペチャクチャイチャイチャしている。『推し』がいる人たちにもハマるんじゃないかなあ。

仲間以外、色々な登場人物の配役も可能なのですが、そこもピタリとハマる配役があったりして…。ここら辺は次の【3.】で話しますね。


【3.】オモコロ×Miitopia キャラクター紹介

最後に、改めて私の仲間たち、敵役たち、その他、オモコロメンバーを紹介します。

物語の根幹に関わるので超ネタバレ注意ね。

まずは仲間達から。

ーーーー旅のなかま達ーーーー


①永田さん

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オモコロMiitopiaを始めさせてしまった元凶。何だその武器。

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味方の盾となりつつ、圧倒的パワーで敵を斬り、「納得いかん!!」と追加攻撃をし、数々の敵を地獄に堕として来たパワーファイター。どこで買って来たんだその武器。

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こんな手紙、もう本人じゃん。

最後の魔王との戦いでも、貴方の火力のおかげで勝てました。ありがとう永田さん。あなたの大声とゴリ押しに何度も笑わされたよ。

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得体の知れない物が怖い所も、本人だった。


②ダ・ヴィンチ・恐山

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仮面の作成にめちゃくちゃ苦労したMii。その分、かなり気に入っている。

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中盤までは、そこそこ見た目が似合っていた魔法使いだったが、ヴァンパイアという職を知り途中から変更。仮面もあり、細身だし、スーツも含めピッタリだった。

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魔法使い時には多くの魔法技の使い分けで敵を炙るアタッカー。しかしヴァンパイアに転職してからは「攻撃して来た敵を呪う」「死んでも復活する」「敵の体力を吸い取る」「毒や氷の霧を吐く」など、陰の者が好きそうな技を覚えて行った。見事にハマった適役。


③ARu子

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あまりにもオッサンが多い故、女性を増やそうと思った結果見つかった1人。

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明るいボイスで味方を支援。

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敵への決定打に欠けるものの、アイドルという職業と元気な性格がハマり、「味方に歌って連携力を上げる」「敵に歌って行動阻害」「致命的ダメージを受けてもHP1で生き残る」と、良い運要素をうるさくバラ撒き続ける花形だった。

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次に紹介するざん子と共にオッサンだらけのチームメンバーに彩りを持たせてくれた。やっぱりさ、黒髪のオッサンだらけだとね。見た目が暗いのよ。派手にしなきゃ、派手に。


④ざん子

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化学者、ざん子。

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細身、クールな性格、得意技は劇薬を敵に浴びせる事。

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イメージ通りの冷静なデータ系キャラに。

正直、戦闘面においては器用貧乏。だが、そつなく敵にダメージを与え続けるので居て困る事はない。性格やイメージにピッタリ、陰から支援するアタッカーだった。

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意図していた訳ではないのだが、何故かいつの間にかARu子より恐山と仲良くなっていた。

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うーん…そういう所も、それっぽい。

⑤電脳チャイナパトロール

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加藤さんの亜種。

このゲーム、仲間は3人ずつ増えていくのだが、ARu子→ざん子と続いた中、3人目も架空のキャラがいいなと思い作成。

唯一、元ネタがそもそも戦闘役なのもハマり、めちゃくちゃ活躍するアタッカーとなった。

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飄々しつつ敵の攻撃を軽々と回避し、高速で連撃を叩き込む。ワナを貼り、裏をかき、火力不足を知恵とスピードで補う。

マイペースな性格故仕事をサボることもあるが、たまにやる気を出すと、その火力不足すらなくなる。

王道からちょっとだけ捻りを効かせた、良い2枚目キャラだ。仲間の中で一番カッコ良かった。

⑥加藤さん

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続きまして、加藤さん(本物)。

料理人という役職は加藤さんに使うと決めていた。

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ざん子が攻撃寄りのオールラウンダーなのに対し、回復方面に寄ったオールラウンダー。耐久力が高く、味方が安心して攻撃に専念できるサポートを行ってくれた。

マイペースな料理人であり、たまに仕事をサボって味方の回復技の威力が低めになったりもしたが、このゲーム『味方の回復をする』という行動自体が仲良し度の上昇に繋がり、かなりのメリットなのでそこまで気にならなかった。

⑦ARuFa

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元気な戦車、ARuFa。

戦車という役職が重火力、高耐久、鈍足であり、数ある技のほとんどにリスクが伴うというかなり癖の強い職だったが、ARuFaの見た目が故「ARuFaだからなー」と許せた。

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乱射して味方に被弾したり、味方を弾にしたり。

ね?ARuFaっぽいでしょ。

何で手に持ってる弾使わないんだとか突っ込む必要はない。ARuFa氏のメチャクチャさは我々はもう10年以上前から知っているはず。いつものARuFaである。

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ちなみに、余った職業「ねこ」という役職にも就かせてみた。この人口元とか猫に似てるし。

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まあまあ似合うが、個人的には戦車の方が似合っていたので、そちらメインで行くことに。

⑧雨穴

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ヒィ。

最後の仲間は慎重な小悪魔、雨穴。

ARuFaまでの時点で適材適所な配役をしてしまったが故、余った職業と性格が「小悪魔」「猫」「花」と「しんちょうな性格」だった。

オモコロメンバーの中で「慎重な性格」が似合う人なんて見当たらず(強いて言えば、ARuFa氏は素がそうらしいが)、加えて残りの役職が人間じゃないという状況で、私の頭の中に顔を出してくれた。

結果、元の不気味さ、元のお淑やかさの2つが噛み合い、違和感のない「違和感だらけの人」が生まれた。

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序盤の火力不足が否めなかったが、レベルが上がり始めると段々と気にならなくなった。敵のデバフ、味方への2回行動指示、ドレイン技等、覚える技の系統がバラバラが故、敵も味方も引っ掻き回す、面白い職業。まさしく小悪魔だった。

ついでに余った職業の「花」にも就かせてみたのだが、

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これはこれで何故か似合う。

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恐山に就かせた「ヴァンパイア」も、恰幅の良い男爵感から違和感は無さそうだったし、

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猫も何故か似合う。何故だ。

化け物が本当に似合うズルいキャラだった。



⑨馬

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Nintendo Switch版Miitopiaの追加要素、味方の馬。名前は『モコ』にしました。『オモコロ』が由来で友人命名。悔しいが良いネーミングセンス。

この馬がメチャクチャ可愛かった。勿論仲間なので、仲良し度はこの子にも存在し、仲良し度を上げると新たな技を覚える。 

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戦闘にも参加してくれて、主に味方の火力不足を補ってくれる頼もしいヤツ。オモコロ要素とは離れるので、割愛。

気になる方は是非プレイしよう。


ーーー各ステージの登場人物ーーー


ここからストーリーのネタバレに深く関わってくるので、何度も言ってるけどご注意くださいね。




住民①

王様、みくのしん

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まるまる太った、肉を食い続けるキャラ。時には王としての威厳を保ちつつ、ひたすら肉を食う。

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でっぷりした身体を見ると、適役では無かったかもしれないが、食事に通じるキャラとしてはまずまずか。しかし、個人的には時折見せるしっかり者の一面に、割と面影を感じた。


住民②③

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まとめて紹介。

優しい貴族ヤスミノと、麗しき姫モンゴルナイフ。

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ヤスミノ、倒れている時の姿が似合いすぎる。

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モンゴルナイフは姫の姿も何故か妙にマッチしていたのだが、



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奪われた姫の顔で立ち塞がったボスにもメチャクチャ似合っていて笑った。

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『女性が他に浮かばないから』『余ってたから』と適当な配役をしたが、妙にピッタリだった組み合わせだった。


住民④⑤

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ワガママな王子ヨッピーと、ランプの魔人かまど


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ヨッピーは意地悪でわがままな性格が、彼の書く記事の中の彼自身となかなかマッチしていたと思う。


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登場からしばらくはイキリ散らし、最終的には惨めに負ける様はなかなかハマり役だったと思う。何というか、彼本人自体を嫌いなのでは決してなくて、「ヨッピーにはこういう役を演じていて欲しい」という感覚にぴったりはまってくれた。

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かまどはたくましい髭と力強い顔・体格のイメージがなかなかに似合っていた。

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一応、悪事を働くキャラなのだが、どこか憎みきれない振舞いだったり、根は真面目な奴だったり、「捻くれているけどピュア感」が好きだった。




住民⑥⑦⑧

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エルフの国の3姉妹

金輪際雑魚お嬢様、BIG SUN、JUNE RAY。2021年オモコロ杯のトップ3だ。

配役を決める時、「女性3人!?居ねえよあんな会社に!」と諦めかけましたが、ちょうど良い3人がちょうど良いタイミングで現れてくれたなぁと。

この3人と一緒に、ステージの最後にみんなで踊ったりもするんですが、

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なかなかどうして華やかな見た目に。

良かったわ〜。オッサンだらけじゃなくて。


ーーーその他の登場人物ーーー



①(ネタバレ注意)





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大魔王 ながしまけんすけ

オモコロのトップに、敵役のトップを演じて貰いました。

正直違和感は凄かった。口調も、恐ろしい姿も。

しかしこの魔王、実は一般人の身体を魔王の魂が乗っ取った存在であるが故、

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その正体は優しそう〜なバナナ工場の人。

あ、似合う〜。

この設定まで含めると、なかなか良い配役だったのでは?と思っている。




(ネタバレ注意)




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大賢者、原宿。

オモコロの編集長は頼もしい師匠として、優しく、時には厳しく旅のサポートをしてくれた。

呪文を詠唱し敵を葬り去る姿はまさしく本人

彼なら呪文の詠唱がもう少し中二病っぽい気もするが、デフォルメ化されたMiitopiaではこんな感じなのだろう。そもそも呪文詠唱している人、この人しかいなかったし。



あ、以下物語の重要ネタバレ入りまーす。




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実は物語のラスボス。

大魔王ながしまけんすけを倒した際に主人公を庇い、魔王の魂に体を乗っ取られてしまう。

この姿は正直似合っていないが、ラスボスには『真の姿』がつきもの。



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うわー!似合うー!!

この原宿、ラスボスだけあって無慈悲な攻撃も多く、正義のオモコロメンバーを窮地に追いやった。…が、編集長と言えど、オモコロメンバー全員を相手にして勝てるはずもなく、太陽のような笑顔は副社長の怒りの一撃と共に沈んでいった。



③(ネタバレ注意)


撃破された魔王の魂は、1人の人間として生まれ変わり、大賢者 原宿と共に謝罪の旅を始める事に。

ここでその、「1人の人間」という最後の配役を求められる。



…いや、もうネタがないのよ。


オモコロメンバーもかなり多いけれど、思い付く人は使い切っちゃったし。


うーーーん。

そこまで個性のある人物じゃなくても良いけれど、最後もキチンとオモコロメンバーにしたいなぁ。




うーん。





…あ!




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の だ せ い ぞ


3分くらいで作れた。顔作りやすっ。


かくして、編集長と若手ライターは面白コンテンツを探す旅に向かうのだった…。



ーーーおわりにーーー

いかがでしたでしょうか。

いやー、オモコロメンバーが本当にハマり役ばかりだった。

それを除いてもこのゲーム、ストーリーもよく出来てるし本当に良いゲームなんですよ。

新しいMiiを作るのが面倒な人や、配役を考えるのが面倒な人はインターネットから適当に持ってこれますし、もし良ければ私の作ったキャラを使っても良いので、是非ともプレイして欲しいです。

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上のアクセスキーを入力すれば使えるはず。

貴方だけの配役、貴方だけの性格、貴方だけの職業を選び、本当に貴方だけの物語が完結した時、『私だけが味わえた達成感、満足感』と、『ほかの誰もが共感出来ない、もの寂しさ』という、このゲームでだけ味わえる『エモさ』があります。

騙されたと思って、是非やってみてください。

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配役しきれないキャラクターも居ましたが、クリア後のチョイ役として自動的に出てきたりもしていました。

楽しみな要素はまだまだあるみたいです。それはこれから、1人で楽しもうと思います。

長くなったので、この辺で。




それでは以上、クロシオでした!






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回ればいいのよ元々空気