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【ブログ】音楽理論の触りだけ知りたいのに細けえんだよって人への概要紹介

クロシオです。

以前日記に書いた『卍解リズム』の経験から、もっと音楽のことを知りたいと思い、数ヶ月前から音楽理論を学んでいる。

(こんなのとか色々読んでた)

しかし、何処を調べても分かりやすいようで分かりにくい文章しかない。『音楽家達は説明が下手なのか!?』と何度も思いながら学んでいる。

なんというか「※一般的にこういう物だと『言われています』」だとか、「※必ずしも守らなくてもいいです」だとか、注意書きと補足まみれなのだ。携帯電話のプラン契約かよ。

まあ色々調べると、「この理屈を守った方が色々便利だし早いんだけど、理屈を破ってノリと勢いに従った方が良い場面も多々あるよ」って事なのよね。

そんな感じで、今回は音楽理論の概要、かな〜りフワッとした紹介、といった記事です。

文字ばっかりになるけどさ、ブログのネタもなかなか実行する時間がない(仕事都合)ので、繋ぎの記事としてさ、許してよ。うん。許すよ。

ではどうぞ。

Q1. 音楽理論って何?


A1. 『ハモリ』のやり方と、組み合わせ方を学ぶもの。

コード進行」とか「Fメジャーセブン」だとか、そういう単語を耳にした事がある人は多いんじゃない?アレよアレ。アレらは大体「ハモリ」の種類に名前付けてるのさ。それを学ぶ理論です。


Q2.もう少し詳しく


A2.ハモリって色々あるじゃん?

適当にピアノのアプリダウンロードして弾いてみて欲しい。そして『ドミソ』『レファラド』とか、適当に3つ4つ選んで弾いてみてよ。

それ全部『ハモリ』です。

極端な所まで突き詰めると、ピアノの鍵盤全種類の組み合わせに名前を付けて覚える事になるんだろうけれども、「皆がよく使ってきた、聴きやすいハモリから優先的に覚える」「それを基準にハモリ方をカテゴリ分けしていく」を学ぶ科目って感じ。

ちょっと試しに『ミソド』→『レソシ』→『ミソド』と3連続で弾いてみてよ。「あ、なんかお辞儀する時とかに聴いたことあるわ」って聴き慣れた3連続コンボになるから。

※↓ この音ね。音だけも聴いてみてくれ


そういう『ハモリ』と『よく聴くハモリの連続コンボ』を学んで、音楽を作りやすくしようよって感じの科目ですわ。


Q3.それいる?

A3.いる。絶対いる。

ボーカル・楽器弾く人全員いる。

ザックリザックリ説明すると、作曲や音楽と呼ばれるものの正体は『リズム・メロディ』ではなく、『リズム・ハモリ』だという事が分かる。じゃあ「メロディはなんなの?重要じゃね?」と思うかもしれないが、メロディは真ん中にいるだけの『ハモリの一部』だ。

「ボーカルも他の楽器も、誰かが鳴らしている音に対して、正しいハモリを当て続けることで曲というものは成り立っており、一瞬の細かい部分でも正しくハモれるほど曲がカッコよく聴こえるんだよ」という音楽の構成を学べる科目なのだけれど、この理屈を学んでいると、『歌おうor弾こうor作ろう』とする時にメチャクチャ役に立つ。

徒歩と飛行機くらい便利さ、速さ、正確さが違う。歌もカラオケ1000時間行くよりレベルが上がる。何と言うか、歌う時に頭に浮かぶ「音を外れないようにしよう」の感覚を大幅に減らせる。歌う事が楽しくなるし、格段に集中できるよ。


Q4.じゃあドラムは覚える必要ないって事で良い?

A.いや、いる。

大体覚える事はハモリに関しての事だから、強いて言えば、強いて言えば言えば、ドラムは除外されると言ってもいい。そもそもリズムは音楽理論と別に同じくらい重要だからそっちはそっちで膨大に学ぶ事があるんだけれど。

しかしそれでもやっぱり、学んでおくべき。

『ハモリ方』って色々あるじゃない?3人で同時に弾いたり、ちょっとずつズレて1人ずつ参加して行ったり。

その『ズレ方』や『ハモリ方』に合わせてドラムの打ち方はどうすれば良いか。例えば「一番低い音の出だしと合わせた方が聞こえ易い」とか、「シンバルはこのタイミングで出すと高い音と合わさってうるさい」とか、そういうのがすぐ判るようになる。

まあそもそも「ドラムに他の人が合わせるべき」なんかの意見はありそうだけど、そればっかりじゃ無いじゃん?どこの影響で何を変えるかって。レゴブロックみたいなもんだし。

本当にザックリ語ってるから音楽家たちはまた『※厳密に言うと違うけどね』とかすーぐ口挟んできそうだけど、そんな感じです。


Q5.覚えなくても作曲出来るよね?

A5.出来ません。

これはハッキリ言える。出来ません。世のYoutubeだとかインターネットとか漁ってみると、本当大抵が「覚えなくても作曲出来るけどあった方がいい」とか書いてあるのよね。

出来ません(断言)。

というのも、「ちゃんと曲を作って、表に出したい、どんどん良い曲作りたい。」「自分の理想の曲を作っていきたい」と思うなら、これを学んでおかないと、足りないのよ。時間が。

少し話を変えると、以前、音楽理論の基礎を学んだ段階で、最近のJPOPの楽譜とか読んでみたんですよ。そこで分かったんだけど、もう世の中の曲は「音楽理論の応用」「音楽理論の応用の応用」みたいなのばっかりなのよ。

もう世の中に色んな曲が溢れて、我々の耳が肥えているから、基礎だけ身に付けても「明太子おにぎり」位にしかならないの。美味しいけど、聴いた事がある。美味しいけど、慣れてしまっている。

だから応用して、最低でも「明太子高菜おにぎり たくあん添え」とか、「明太子チーズおにぎり ゆかりをちょっと添えて」とかにする必要があるし、寧ろ今の世の中は「明太子高菜おにぎり チーズにゆかりをまぶした 濃口醤油まろやかメンマ入り」みたいな曲もザラにある。

音楽理論がないと、明太子おにぎりしか出来ない。それでも美味しいんだけれど、それ以上を作ろうとする時に、「まず、明太子とチーズとどれ位の比率にするんだ…?」というのを一回一回試さないといけない。「20gずつから試してみるか、そして1gずつ調整して…いや、全体の量を変えるか…?」とか、めちゃくちゃ時間が掛かる。

音楽理論があると、「2:8 もしくは3:7だな。おにぎりの大きさからすると4gと16gで、それでもちょっと薄味だから3gくらいゆかりをまぶしてみるか?」みたいに大まかに目測がつくし、アレンジする余裕も出来る。その考える時間の差がメチャクチャでかい。

そんなわけで、「音楽理論が無くても曲作りは出来るよね?」という質問に対して厳密に答えるなら、「お前の本当に作りたい曲を作る前に、お前が飽きるか、寿命で死ぬ。故に無理。」という返答になります。


●終わりに

まあそんな感じです。

伝わった?これでも分かりにくいよね。ごめんね。

まあ要するに、作曲において必須であり、単純にカラオケや歌ってみたをやりたいだけの人でも、学んでおいて絶対に損はない科目でしたわ。音楽理論。

興味が出た人は是非、YouTubeの動画とか漁ってみて下さい。「これから音楽作ってくぞ!」って人は、学ばなきゃ死にます。残念ですが、さようなら。

というわけで、長々と語りましたが。みんなもエンジョイ音楽!終わらぬハモリ地獄に行こう!

以上、クロシオでした!






回ればいいのよ元々空気