車いすに座らせれば【身体障害者】の出来上がり? 『無料公開 投げ銭方式』
●ようこそ身体障害の世界観へ●
【質問です】納豆をパンで挟んだら正統派な「サンドイッチ」になると思います?
違いますよね~。
パンに食材を何でもいいので挟んだら「サンドイッチ」なのでしょうか?
とにかく何でもいいので、食べ物が入っていれば料理として完成なのでしょうか?
とても無理で強引な考えですよね~。
これは正統派な「サンドイッチ」ではありません。
でもね、世の中には恐ろしいことに
食べられる物ならば、正統派からかけ離れていても「これはサンドイッチです!」って言い張る人がいるかもしれません・・・。
実は身体障害者の世界でも同じようなことがあるんですよ。
とにかく『身体障害者にしちゃえ~」っていう場合がございます。
なぜ身体障害者にする必要性があるのか?
そうです! 何のために身体障害者にする必要があるのか?
そこが重要です。一緒に見ていきましょう。
しっかりした施設は方針がきちんとあり、誰でも受け入れるわけでなく、施設全体の雰囲気がその障害者に合っているか、自分のところで支援ができるのか等を考慮して受け入れるか決めています。
ふさわしくない場合は受け入れをしません。
例えば知的障害者の施設で受け入れ困難な利用者がいた場合、お断りされた障害者は行き場を失います。
では、行き場のない障害者はどうなるのでしょうか?
奥の手を使うのですよ・・・。必殺技をね・・・。
【知的障害者】から【身体障害者】へ変身しちゃえばいいんですよ!
いろいろな権力者(医者・役所の職員など)の協力を得て、身体障害者と認定してもらっちゃうんです。
そうすることにより、行き場のない人たちの受け皿を広げることができます。
より具体的な例を見ていきましょう!
続きをご覧ください。
【身体障害者の作り方♪】
『知的障害者』がいたとします。
身体機能的には歩けます。食事も自分で食べられます。
でもね、彼の知的レベルは幼児並みで、言葉を話せない、理解もできない。待つこともできない・・・。常に誰かがつきっきりでないと勝手に動いてしまう。危険意識もないので、○○をしたら危ないという認識もない。
このような人は知的障害者の施設では受け入れられないのです。
知的レベルが低すぎて手がかかり過ぎるから・・・。
知的障害者の施設は知的障害があるものの、最低限度自分でできる人を入居させています。レベルが低すぎる人だと、職員が付きっきりになり大変です。
じゃーあ。 どうするか???
歩けるけれど、車いす座らせてしまって「身体障害者」にしちゃえばいいんじゃねぇ~~~WWW
書類上、歩けないということにしちゃえばいいんだよ~~WWW・・・。
ただ、本人車いすにじっと座っていませんよ。乗せても立ち上がっちゃいます。もしかしたら 車いすのせいで転んでしまうかもしれません。
正しくないことをやろうとすると 必ず無理な部分が出てきます。
『精神障害者』がいたとします。
彼女はもともと健常者でした。心の病にかかって精神状態がおかしくなりました。薬の副作用もあり、何をするにも人の介助が必要になりました。物事の判断、理解力・知能レベルも低下しました。ロレツが回らなくなり、言葉もうまく話せません。家族は自宅で介護できない。限界だ!と騒いでいます。
じゃーあ。 どうするか???
車いす座らせてしまって「身体障害者」にしちゃえばいいんじゃねぇ~~~WWW
まともに歩けないということにしちゃえばいいんだよ~~WWW・・・。
おいおい! 精神障害者は24時間精神が不安定な状態じゃ~ないんですよ。
あるタイミングとかに急におかしくなってしまう・・・。
正確に言うと「介護できない」じゃなくて「単に面倒見切れない」が正解なんです!
本来ならば 医療的に精神科へ入院し、きちんと治療して精神状態が落ち着いてから精神障害者が集う施設へ入所なり通所なりするべきです。
どうにもこうにもいかないから、身体障害者にさせちゃおう❤っていうのが気に入りません。
難病患者がいたとします。
人工呼吸器・痰吸引など医療的なケアが必要で、これがないと生きていけません。彼はもともと健常者でしたが、病気になり寝たきりになりました。
言葉も話せません。知能は・・・。正常なのかどうかわかりません。
いつもボーっとしていて、意識がもうろうとしています。
病院側はできるかぎりの治療は終わっているので退院してもらいたいと言っています。
家族は自宅で介護しないと言い張っています・・・。
じゃーあ。 どうするか???
リクライニング式車いすに座らせて「身体障害者」にしちゃえばいいんじゃねぇ~~~WWW
どうせ歩けないしさぁ~~WWW
とにかく 身体障害者になっちゃうんですよね・・・。
さて見事に?身体障害者となった?彼らはド素人の集まりである某身体障害者施設へ入居することになりました。
めでたし めでたし。
もう一度伝えます。
車いすに座らせてしまえば、立派な「身体障害者」の完成です!!!
恐ろしいですね~~~。
【本当にその本人に対応した介護ができるのか?】
障害の程度がごちゃ混ぜだと介護・支援する範囲が広いため職員はものすごく大変です。
入所している利用者も大変迷惑なのです。
身体障害のみで入居したはずなのに、ワーワー騒ぐ知的障害者が先に入居しているのですから、うるさくて心休まる時間がありません。
「誰々さんの奇声がうるさい!」「○○さんが自分のものを盗った」など、苦情が絶えません。
「ここはどのような施設なのか?」と正論で苦情を言われたこともあります。
そうですね~。無理やり身体障害者にさせられた人たちの集まりなので・・・
身体障害者として想定されている範囲外のことを介護職員はやらされていたのです!
【食堂で考えてみましょう】
例えば、大衆食堂をイメージしてみてください。
刺身定食からカツ丼、天ぷら定食、煮魚定食、そば・うどん・・・。
いろいろな種類がありますよね。
それなりに美味しい味ではありますが、専門店よりは劣ります。
天ぷら専門店の天ぷら定食と大衆食堂の天ぷら定食では雲泥の差が出ます。
つまりそのようなことなのです。
専門性を高めないと、よりよい介護・支援ができないということなのです。
障害者ごちゃ混ぜだと よりよい介護なんて無理なんです。
【このようなことがありました】
「何かが違うんだよなぁ~~~。」
利用者・家族・施設長・職員。みんなが言っていた言葉です。
当時はみんな 素人だから わからなかった!
全員がわからなかった!
今なら わかります!
「何かが違うんだよなぁ~」の答え。教えましょう。
専門性なのですよ!
いろいろな障害者を集めてごちゃ混ぜに介護しているから
「何かが違うんです!」
今日のまとめ
専門性を高めて、同レベルの障害を持つ人を集めて介護する。
そうすると利用者も職員もハッピーになれるんです。
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