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技術ではなく、言葉で

医療用ガウンを縫う人、マスクを縫う人
アパレルに携わる技術職のひとたちは、それぞれみんな自分にできることをやっている

私は、なにができるだろうか


私は「対話」することを始めた


【学生の13人に1人が退学を検討している】というニュースを目にしたとき、私は「ものづくりの未来を担う、技術職を目指す学生たちの力になりたい」と強く思った

私は、全国を巡回する半・分解展をはじめ、大学や専門学校でおこなう講義などで学生と触れ合う機会も多い


助けたいひとたちの顔が、鮮明に浮かんだ

私にできることは、本当にちいさなことだけど
私も学生のときに、声をかけられ話しを聴いてもらい、救われた経験がある
同じことを次の世代に返していくと決めた


対話のために立ち上げた「学生の半・分解展」は2週間が経ち、私と学生のコミュニケーションから派生していき「学生と学生のコミュニケーション」が活発化している

高校生からの進路相談に、多くの先輩アパレル学生が、自身の経験をもとに学校選びについてアドバイスをしてくれた
それは、とても美しい光景として記憶している

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そういった中で、私はより深く学生とコミュニケーションをとるためにZOOMトークセッションを行った

これは、本当にやってよかった
お互いの顔が見えることで緊張はほぐれ、画面越しとはいえ、そこいるという事実に安心感を覚えた

ただ、課題もみえてきた
トークセッションだとどうしても対話がしづらく、こちら側の言葉ばかりが一方通行になりがちだ

そこで、私は新たに「学生と1対1で話す場」を設けた
1日1人の学生と40分間、自由なテーマで話すことにしている

かるい気持ちで希望者を募ったところ、20人以上の学生が手を上げてくれた
私は、ひとりひとりと真剣に誠実に向き合うと決めた

私も技術職のひとりだ
私は、技術ではなく、言葉で人に寄り添い歩みたい

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