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本好きの定義

先日エイプリルフールがてら、
友人と新年度の目標を決めた。

「1ヶ月に本を5冊読む」

これだ。

本は別に嫌いじゃない。なんなら、本好きとして今まで生きてきた。小さい頃は図書館で暮らしたいと思っていたし(今も思っている)、本屋で平積みされていて読みたいと思う本も、買ったけど読めてない状態のいわゆる「積ん読」だってたくさんある。

ちなみに、4月は目標を達成した。

ずっと気になっていた歌野晶午さんの『葉桜の季節に君を想うということ』も読めたし、さらに気になっていた『漫画 君たちはどう生きるか』だって今更ながら読んだ。(どっちもめちゃくちゃ良かった…!)

ただ、思うところが一つだけあるのだ。

「「私は本を読むのが本当に好きなのか?」」

なんでこんなことを思ってしまったかというと、私は本を読んだら必ず読書ノートを書くのだが、最近はそれを書きたいが故に本を読んでいる、いわば目的と手段が逆転している状態だからなのだ。

根拠だってしっかりしている。今までなら気になるミステリーを片っ端から読んでいたのに、最近はサクッと読みやすく感想も書きやすいエッセイ集やショートショートばかりを好んで読む。(歌野さんとかは特別ね)

だから極端なことを言ってしまえば、ノートの書けるページが無くなればもう本は読まないし、ノートに書きにくい作品(雑誌、新聞とか、、)は読む意味すら見つけられないことになる。


いやそれって本好きって言えるのかよ!!!


心の中で突っ込んでは消えていくこの悩み、
周りに相談したいが生憎本嫌いの友人しかおらず、本嫌いの人は理由がどうであれ、誰かに命じられたわけでも、資料でも課題でもないのに自分から本を読むという行為をするだけで十分偉いしすごい、と褒めてくれるのでお話にならない(もちろん嬉しいんだけどね)。

誰か自称本好きの方、
本好きの定義を早く教えてください。
よろしくたのみます。

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