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若者にメンタルトレーニングが必要だと思う訳

世の中なんて理不尽の塊みたいなもん


まじめにやっていて馬鹿を見る。そんな経験、自分の人生において星の数ほど経験してきた。いちいち落ち込んでいた時もあれば、割り切ってマイウェイを突っ走ったときもあった。
事実、後者の方が断然、人生が楽しい。

音楽の英才教育で育ってきた私は、常に競争と向き合う環境で暮らしてきた。少しでも抜きんでる何かを見せようものなら、見知らぬ面々からの嫌がらせがはじまる。
音楽を辞めた理由に、その「出来レース」と化したコンクールという競走の場に、心底失望し、関わりをもちたくないという、拒絶反応に耐えられなかったからだ。

ただ、私たちはそんな理不尽に満ちたこの世界で生きていかなければならない。
ある程度年を重ねることで経験値が上がり、「諦め」や「切り替え」ができるようになってくる。

理不尽に飲み込まれるか、否か

正しく勝っても、上げ足とられて貶められるのが、この世の中。
そんな仕打ちに打ち勝っていくために、メンタルトレーニングは必要だと個人的に思う。

とにかく10代、20代のころの私は、精神が非常に弱かった。
すぐに萎えたし、ふさぎ込んだ。
評価が低いと感じると、やる気を失った。たとえ勝っていたとしても。

メンタルトレーニングを始めて1年以上が経つ今、あの頃、この思考の転換の術を知っていたなら、もう少し上の次元の世界が見られたかもしれないと感じることがある。
だからこそ、この理不尽な世の中で戦い続けている若者に、メンタルトレーニングを受けて、心を鍛えてほしい。

目の前の難題が、実は視点を変えてみればどうでもよいことだったりする。
メンタルトレーニングでは、最終的に自分が到達したいもの、こと、そして自分の姿を設定し、そのための方法論、手段を考えるという思考を訓練する。
目下失敗に思えることでも、最終到達点から見てみると少なからず前進している場合がある。
そうした個人的な精神の中で起こっている事象を、客観視し、要点化、具体化、可視化して、感情に振り回されないようにしていくのだ。

メントレで見えた、自分の最終到達点

https://www.youtube.com/watch?v=rHydCZKVLoc

こちらは、TEAM LIQUIDのyoutubeで発信されている、ミニドキュメント。
PC版のApex LegendsチームがNAの大会で優勝するまでをまとめたものだ。
約2分程度のドキュメント。
私はこれを見た時、本当に撮りたいものは、まさにこの世界観だと、ピンときた。
なかなか調子が上がらず、思うような結果が出せていなかったチーム。
追いこまれた選手たちの、迫真のプレイ。
チーム内VCと配信の実況を絶妙に織り交ぜた演出によって、ノーナレーションでコンテンツを成立させている。

勝つことが生きること。
esports選手が背負う宿命を見事に描き切った作品だと思う。
私は、こういったドキュメントが撮りたい。
esportsチームを立ち上げたのも、こうしたesports選手たちの生き様を描きたかったからだ。
若くしてスポットライトの当たる場所に立ち、想像を絶する賞賛と誹謗中傷、妬み、尊敬の念といったさまざまな人間の感情にもみくちゃにされる。
世の中にいじめられても、彼らはちゃんと立っている。
そんな若者の姿を描きたいのだ。

この極めて自己中心的な願望のためだけに、私はesportsチームの運営に熱を上げている。
esports選手にとって「勝つことが生きること」であるならば、私は「描くことが生きること」である。

とっておきの人生にしてほしいから、まずはメンタルを…と思ってしまうのだ。
だまされたと思って、まずは自分自身と向き合い、自分の直感に身をゆだねてほしいと思う。

思いを吐き出すのはこのくらいにして、そろそろ仕事に戻りますか…
イヤダナ…

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