見出し画像

広い画面を使うと作業は効率化するのか?ーGoogleサイトで作るグループウェア(88)ー


この記事を読んで欲しい方

企業DXや校務DXの進め方に悩んでいる方
クラウドアプリの導入に悩んでいる方

①あなたはどんな画面で仕事をしてますか?

 私の知る範囲での話ですが、IT系の会社なら、大画面(23インチ以上)や2画面で普通に仕事をしています。
 しかし、学校の職員室では、大画面や2画面で仕事をしている人を、私は見たことがありません。デスクトップで17インチ1画面か、ノートで1画面ですよね。
 これはなぜでしょうか?
 
そもそも、職員室は狭いですし、割当られた机もかなり小さいです。なかなか小さな机に大画面や2画面を置けるわけがないですね。(学校もケチだしね)
 ですので、私は良く教室に設置してある大きな画面のPCで仕事をしていました。その方が静かだし、電話を取らなくて済むし、作業効率が格段にアップするのです。

大画面(23インチ以上)

②小さな1画面と大画面・2画面でどれが効率化するのか?

  この論文は少し古いのですが、パソコンの画面を大画面や2画面に変えると業務は効率化されるか?の分析がなされています。

クリックでPDFダウンロード

 結論から言うと、2画面に大きな業務効率化(13.5%)が認められました。しかし、大画面にはあまり効率化が認められませんでした。

ノート1台なら、もう一つ画面追加するだけで作業が効率化する

 つまり、今の机の上に17インチの画面を、もうひとつ加えるだけで、13.5%も業務が効率化するのです。
 これは小さな画面だと、複数のウインドウを開けたり閉めたり、ずらしたりする動作が、2画面だと減り、純粋に作業効率が上がるためです。
 GIGAスクールの校務DXでは、2画面化については、なにも言われていませんでしたが、実はこういう部分こそが働き方改革として重要なのです。

 学校や会社でグループウェアを作るのも、結局はクリック数を極限まで減らして、必要な情報や作業への到達時間を速くするためなのです。

 この際、学校内に放置されている古い液晶モニタでも構いませんので、卓上を片付けて、2画面環境にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?