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Googleサイトで作るグループウェア(56)ーオーサリングツールと時間割・クラスルームの連動ー


この記事を読んで欲しい方

Googleワークスペースを導入したが上手くDXに応用できていない方
Googleワークスペースを導入しようと考えてる中小企業の担当者
Gmailやクラウドアプリだけ使っているテレワーカー
GIGAスクールでGoogleエデュケーションを導入している学校の先生
NEXT GIGAスクールで何をしていいか分からない偉い人
Googleエデュケーションで目玉がほしいGoogleの中の人
ノーコードに興味がある人

①そもそもクラスルームだけでは不十分

  Googleクラスルームは、教育関係では必須のツールであり、授業の進捗や運用に特化はしてはいますが、画面構成はほぼ固定されています。
 今までは他のクラウドアプリとの連携が不十分でしたが、最近はようやく改善されてきています。
 私も、授業に使っていますし、進捗確認や点数付け・評価などは便利です。
 ただ、教育のためのツールとして利用するには、機能が不十分です。
 皆さんも、クラスルームだけで、教育を進めていくには機能が足りず、Googleスライドなどを添付して、Googleドライブと連携させて使っていると思いますが、さらにひと工夫すれば、使いやすくなるように思います。
 例えば、下記の図はGoogleクラスルームの画面ですが、時間割のように並んでいるわけではありません

Googleクラスルームの画面(時間割のように並んでほしいができない)

②簡単な教育用のオーサリングツールが無い!

 私が公開しているCloudTop.appにあるデザインの中に、学校の教室をイメージしたものがいくつかありますが、iPadの画面やハイパーカードをイメージしています。

マナビポータル(iPad画面風)
ハイパーカードを再現したデザイン
ハイパーカードで教室をイメージしたデザイン

 ハイパーカードとは、むかしむかしインターネットやブラウザーがなかった時代に、Appleコンピュータ社がつくったオーサリングソフトウェアで、学校教育によく使われていました。(オーサリングソフトとは、文字や図形、静止画像、動画像、音声などの複数のマルチメディア情報を素材として組み合わせ、マルチメディアコンテンツを作成するソフトウエアです。)
 学校の先生が自らスタック(ハイパーカードのアプリ)をつくって、自分の教材として使っていたのです。

 残念ながら、現在ハイパーカードのような教育用オーサリングツールは存在していません。市場がなくなっているのです。
 それはなぜでしょうか?
 実は、インターネットが出現し、Webページ(HTMLなど)作成が普及した結果、以前のオーサリングツールが駆逐され、開発会社も消滅し、利用者がいなくなった結果と考えられます。(スティーブ・ジョブズの功罪とも言えますね)
 ただ、オーサリングツールが無いということは、簡単に画面が作れる、教材づくりに利用できる環境がないということでもあります。
 教育関係者が失ったものは大きい
と言わざるを得ません。
 私から言わせると石器時代に戻ってしまっているのです。

 このようなことを言うと、Googleスライドオーサリングツールに使えばいいじゃないかと思う人もいるかもしれません。
 たしかにGoogleスライドはとても良いオーサリングツールになり得ますが、Googleサイトに比べると多くの機能が足りません。(ナビゲーションメニューや埋め込み機能、Youtubeの再生リストが張り付かない、ドメイン公開できないなど)

 以下は、Googleサイトでハイパーカードを再現した記事ですが、このようにGoogleサイトは、ハイパーカード的なオーサリングツールとしても十分使えるのです。(私から見るとGoogleの担当がGoogleサイトの価値を全く理解していないように見えます)

③Googleサイト上で時間割とクラスルームを連動させる

 さて、本題に入りますが、学校の先生ならば、毎日必ず見るものに、時間割がありますよね。
 ですから、本来は時間割からクラスルームに入るのが自然なのです。
(時間割はスケジュールカレンダーで作っても良いのですが、設定が細かすぎたり、他の用事も表示されるので、見た目も悪く、結構面倒です。)
 そこで、簡易的にGoogleスプレッドシートとURLリンクを使った、時間割からクラスルームに飛ばす仕組みを作ってみましょう。

サイトに埋め込んだ時間割からクラスルームに飛ばす

 まず、Googleスプレッドシートで、時間割を作ります。詳しくは、チエルさんの動画を見てください。

 以下のように、スプレッドシートで時間割が出来ました。

スプレッドシートでつくった時間割

 つぎに時間割と同じ教科名のクラスルームを作ります。

教科名のクラスルームを作る

 それぞれのクラスルームを開いて、画面一番上のURLをコピーします。

クラスルームを開いてURLをコピーする

 つぎに、時間割スプレッドシートを開いて、該当の教科名のところに、URLリンクをテキストに埋め込みます。教科にURLをひとつ埋め込めば、あとはコピーできます。

URLリンクを時間割に埋め込む

 クラスルームと連携させた時間割が出来たら、Googleサイトに挿入します。
 Googleサイトの編集画面にして、挿入>スプレッドシート>時間割スプレッドシートクリック>挿入ボタンを押します。
 Googleサイトに時間割スプレッドシートが挿入されました。
 表示位置や大きさは、スプレッドシート側を調整してください。編集画面と実際の表示画面とは異なりますので、プレビューを使いながら調整してください。

時間割スプレッドシートをサイトに挿入する
サイト上で時間割とクラスルームが連動しました

④マナビポータル

 マナビポータルは、教室のメタファーとして私がはじめて作ったものです。まだ、改良の余地はありますが、ひとつの考え方として理解してください。

 上部にはiPad画面風(ハイパーカードタイプ)の機能アイコンが配置されています。

iPadOS画面風

  画面を下にスクロールすると、コンテンツが出てきます。
 アナログ時計や時間割、学校のスケジュールが表示されています。

アナログ時計、時間割、スケジュールカレンダーが出てきます

 時間割の教科名をクリックすると、クラスルームに飛びます。

時間割のこくごをクリックすると、こくごのクラスルームに飛びます

(注)CloudTopのマナビポータル画面から時間割をクリックしても、あなたはクラスルームに登録されていませんので、入ることは出来ません。
 当然ですが、クラスルームに登録されている人のみ、クラスルームが開きますので、ご注意ください。





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