ICL手術の体験レポをしようと思う
こんにちは。
今回ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けてきたのでざっくり体験レポートをしようと思います。
良いことばっかりではあったが、忖度せず現実もしっかり伝えていこうと思う。
なお、私が受けた医院と別の医院では多少の違いがあるのであくまで参考程度にお考えください。
結論と感想から
結論から言います。
受けて本当に良かった。
視力が悪い人は受けて後悔は絶対しないと思う。
自分は視力が0.02でコンタクトレンズの度数は-9.50という超強度の近視でした。
(裸眼だと両目でスマホがいじれません。片目にくっつけるくらいまで近づけないとはっきり見えませんでした)
手術で視力は0.02から1.5まで上がりました。
寝起きで天井がはっきり見えてる点や、見えてる状態で眠りにつくことにとても違和感、、だがそれを上回るのが、感動。
自分はビビリなので手術に死ぬほどビビってたのですが、それでもやる価値はあるものでした。
なお、眼の状態にもよりますがだいたい60万から80万くらいかかると思っていてください。
※支払い方法はクリニックにより異なる
ICLについて簡単に
めちゃくちゃ簡単に言うと以下のレンズを黒目の内部に挿入し視力矯正する手術になります。
これがこうなるイメージ
黒目の縁を3mmほど切って、そこからレンズを挿入していくのです。
よく聞くレーシックは角膜(黒目の表面)をレーザーで削って視力矯正する手術です。
ですが、ICLは角膜を削ることなく、眼の中の空いたスペースにレンズを挿入する手術です。
分かりやすく言うと「眼内コンタクトレンズ」ですね。
眼に問題が発生すればいつでも取り出して元の状態に戻せるのが特徴。
角膜は一度削るとほぼ戻らないので、レーシックは不可逆性です。
一方でICLは可逆性であり、レーシックに比べるとリスクは低めの手術となっています。
手術を受けようと思ったきっかけ
時は2023年11月4日。
たまたまICLを受けた友人と遊んでいたらその話になったので、元々興味もあったことから聞いてみることに。
(当時コンタクトが起因となる疲れ目等で悩んでました)
手術は10分ほどで終わるし今相当快適に見えておりなんの不満もないとのこと。
実際受けた人から忖度のない意見を聞くことができたので、すぐにその友人の受けた医院で検査の予約をしました。
コンタクトから開放されるであったり、眼への影響(コンタクトによる酸素不足等の解消)を考えると高くても今やるしかないと思いました。
最初に問い合わせてから実際の手術までどんなに早くても3ヶ月はかかります。興味ある人は即行動!
初めての問い合わせから手術までの流れ
適応検査
手術前検査
手術
手術後の経過診察
適応検査
眼の状態をチェックして、そもそもICL手術が可能かどうかを見るものです。
しつこいくらい眼の精密検査を行います。どの病院も半日弱くらいかかるんじゃないかな。
視力検査はもちろん、お馴染みの気球、眼圧を測ったり、素人にはよくわからない謎の機械で目の状態を診たり。
基本的に適応検査だけであればどの病院も無料で受けられるはず。
検査を受けて、当日に適応可能かどうか出るので、適応であれば医師の説明を聞きつつ受けるかどうか検討することとなります。
手術前検査
手術をする!と決めたのであれば次は手術前検査です。
これは手術の直前に行うものではなく、おおよそ手術の1ヶ月以上前に行うものです。
再度眼の精密検査を行い、ICLの度数を決める非常に大切な検査となります。
そのため絶対に睡眠不足や体調不良はあってはならず、コンディションを整えていかないと行けないものです。
検査時間としては2時間位だったかと。
このあたりで検査費用を支払うことになります。
私の場合はここで約70万円ほどをクレジットカードで払いました。
(なお紹介で10万近く安くなるので興味ある人は声かけてね)
手術
具体的に当日のスケジュールを説明していこうと思います。
私は午前09時ちょうどに来院予定でした。
09:00
15分ほど当日の説明を受ける。
その後は待合室へ通され、20分置きくらいに瞳孔を開く目薬を看護師さんが刺しにくる。
自分の場合は4回くらい来ました。
11:30
手術室前に移動。
ここでソファ席に通され、またも瞳孔を開く薬と点眼麻酔をさされる。
いわゆるドラマとかで見るような手術服に着替える、バリバリ緊張する。
12:00
手術開始。歯医者で座るような椅子とほぼ一緒の台に座らされる。
笑気麻酔も同時に吸い始める。
顔にカバーもかける。イメージこんな感じ。
手術が始まって自分がやることは目の前の光をずっと見つめるだけ。
その光をとにかく見つめながら、先生が黒目の横から作業していく感じ。
加えて、看護師さんが定期的に麻酔薬と消毒薬を眼にかけてくれる(麻酔効いてるから水かかってる感覚はあるが痛くない)
自分は常に正面を見て、先生は横から作業するのでメス等の怖いものは全く見えない。
だが、角膜に穴を開けた瞬間は分かる。
そして、レンズが入ってくるのも分かる。
レンズは折りたたまったものが以下の様に入ってきて、眼の中でふわ〜っと広がるイメージ。
レンズは入れるだけではなく固定しないといけない。
そのためいれたあとに長方形の4隅を固定する必要がある。
このあたりでグッグッと眼がとにかく押される感覚がある。
眼がとにかく四方八方に押されるが、目の前の光はとにかく見続けないといけないので、力の方向に逆らって光を追い続けるイメージ。
ぶっちゃけ、痛みを感じる人は少ないとのことだが私は少し痛く感じた。
声は普通に出せるので普通に「痛いです」と言ったら麻酔を追加してくれた。
正直このあたりがめちゃくちゃ辛かった。
得体のしれない恐怖と若干の痛み、眼を押される気持ち悪さで、「痛くてつらい」ではなく「なんとも言えない不快感」が強かった。
片目の手術時間は5分くらい。
最初に右目が終わったときに呼吸が荒かったのを覚えています。
左目も同じように手術し終了。
先生の「もう終わりですよー」で本当に救われたような感覚になりました。
12:30
手術台から立ち上がると、もうすでに遠く見えるのがわかって感動しました。
瞳孔開いているしレンズ入れたばかりで見え方安定してないけどそれはすぐに感じた。
台から立ち上がってすぐさま目の前の車椅子に乗せてもらい休憩室へ。
個室でリクライニングシートに座って1時間休憩しました。
この休憩時間が本当に暇だったのですが、めちゃくちゃやり遂げた感がありなんとも言えない時間でした。
なおレンズ入れたばかりの時はハロー・グレアはだいぶ感じて、天井の照明がクラブのミラーボールみたいになっていた。
あと上記に加えてICL独特の光の輪が少し視界に見える感じ。
時間が経てば消えるらしいし、見えても不快でも邪魔でもなくむしろ綺麗だな〜と思えてる。
1時間の休憩を終えたら術後の診察へ。
眼圧検査をして、問題がなければそのまま帰宅。
14:00
帰宅。抗菌や抗炎症の目薬が3種類処方され、毎日複数回点眼するよう伝えられる。
かつ保護メガネがもらえるので、基本的に外出時はそれで眼を守る必要があり、1週間ほどはかけたほうが良いとのこと。
運動は1週間位控える必要がある。
手術後の定期診察
手術の翌日に再診察がある。
その後は翌月、3ヶ月先、6ヶ月先、1年先に定期的に診察をする必要がある。
なお、数年以内に何か問題があれば無償で手術も可能。
このあたりはクリニックにより変わることも多そう。
まとめ
冒頭でも伝えたが、結論「やって本当に良かった手術」であった。
手術の10数分だけ我慢すればその後の人生が快適になることを考えるとやらない理由はないかなと。
何かあっても取り出せるかつ世界的には30年以上の歴史があるので基本的に大きな問題は起きないかと思われる。
あと自分の場合は少しだけ痛みを感じたが、感じない人のほうが多いっぽい。
様々なレポも見たがその意見が多かったのと医師もそう仰っていた。
なお、自分の場合は11月4日に初めて適応検査をして、2月6日に手術となりました。
これは最速で組んだスケジュールなので最低でもこれくらいはかかると思ってください
(レンズも海外で特注で作った後に持ってくるそうで時間がかかる)
質問があれば何でもください。答えますね。
もし経過で何か変わることがあれば追記します。
ここまで読んでくれてありがとう。次回の記事もSTAY TUNED!
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