うつになった話④(退職、その後編)

 こんにちは、復職編から全く書かないやんというくらい書いていませんでしたね。すみませんでした。なんというかこんな風に長く書いてもみんな、どうなんだろう?読んでてためになってるかな?と思ったので、こちらは個人的に、備忘録的に書いていきますね。ご興味ある方のみに向けてみたいな感じですね!まとめはまた別の記事であげますね〜!

 さて、前回、復職してうまく行かなくて、退職までを書きました。介護施設を退職してから二箇所の会社に勤めました。

一つ目の会社の話

 そこには契約社員(事務職)で入りました。来客応対+電話応対がメインで、付属してパソコン作業が入る感じでした。業務内容に初めてクレーム対応が入りました。また入社したばかりで勉強不足な面があり、一緒に働くお姉さんに聞くことが多くありました。そんな時、お姉さんに『私にばかり頼らないで、自分でも勉強しないとダメだよ』と言われました。当時、お姉さんもまだ慣れていないことが多かったようで、私の対応にも大変だったようでした。言われた私は(わ!責められた!何も出来てないからだ!どうしよう!どうしよう!)と焦ってしまいました。そこから知識を増やすために仕事に関する本を買って、知識を入れてみました。しかし焦っていたため、うまく覚えられませんでした。そして来客(電話)応対が上手く出来ないたびに自己嫌悪の繰り返しでした。入社してすぐに即戦力になれる人(転職だとしてもね)はごく一部だと思うのですが、完璧主義の私は出来ていない自分を責めていました。そのお姉さん以外の方は私に対して優しく接してくれることもあったのですが、私自身に余裕がなくて全く周りの優しさに気がつけませんでした。そこから転落するようにメンタルを壊しました。

 以下から学んだこと、こうしてればよかったと思ったことを書きます。

学び①:自分よりもかなり先輩で余裕のある人に聞く、そこから勉強していく!

→当時の経験から、一時期「人に聞いてはいけない…勉強しないと!」という感覚に陥り、なかなか人に聞くことができない時期がありました。人に聞く(尋ねる)ことは全く問題ないですよね?ただし余裕がある人に限るという話なだけで。私が聞いていた人は自分より先輩ではあるものの経験値が少しあるお姉さんで、やっと業務に慣れてきた!くらいの方だったのです。そのため「お姉さんとしては頼ってくれて嬉しいけれど、私もまだ未熟なんだけど…」という感じだったのかなと思います。私の問いになかなか答えられないことに、お姉さん自身も焦っていただろうと考えられますね。私の人選ミスでした。そのせいでお姉さんにも迷惑になってしまったし、私もメンタルやられるしで踏んだり蹴ったりでした。

学び②:クレーム対応のある仕事は、自分のメンタルが安定してない時には考えない。

→私の最大の失敗はここでした。まだ仕事を辞めたばかりで「早く探さないと!」と焦って見つけた仕事(焦っていた中でも良い仕事だと思っていました)で入社できたことが嬉しくて、クレームのことは後回しでした。のちにクレーム対応の怖さを感じました。メンタルが安定していない時にクレーム対応はできませんね。メンタルが安定していても無理かもしれませんが…笑。焦らずもう少し考えて仕事探しをしたらよかったと思いました。

気づき①:不規則な勤務時間より、日中の勤務の方が自分には合っている気がした。

→介護職時代は四交代の不規則な勤務時間も相まって、心のバランスを取れなくなったように感じました。日中の時間帯の仕事にシフトしてからはメンタルは不安定でしたが、やりやすいと感じていました。

 当時の私は仕事をしていましたが、メンタルがかなり弱っていました。また仕事も休みがちで、このままでは会社の迷惑になると感じていました。そのため入社してまもなく辞めることを話し合い、そのようになりました。

二つ目の会社の話

 障害福祉施設で正社員で入社しました。外作業(請負作業)や内職作業、厨房作業(お弁当、お菓子作りから販売をしていました)の中で、私は外作業と内職作業をやらせていただきました。こちらは介護職時代に近い感覚もあり、働きやすかったです。さらに障害者施設であったことから、気を遣っていただけていました(その反面、普通就職だったので苦しいところもありましたけどね!笑)。入社してから配属されたのは「外作業(請負作業)」でした。上司がかなり大声で怒る方で、彼の機嫌を損ねないようにするのが私の仕事でした(嘘です、利用者さん達のサポートが私の仕事です)。そのためメンタルもかなり削られました。上司との間に施設長が入ってくださり、取り持ってくれていました。しかし彼の機嫌を取るのは慣れていない新米の私にはかなり厳しく、彼自身も私との距離をどう取ればいいのか、伝えればいいのかに参っていたようで、一年くらい経ったのち「内職作業」に異動しました。「内職作業」の上司も独特な方でした。怒ると止まらない方でしたね。その方に対しては、なぜか私も腹を立てていました。しかし会社の中の慣例?というか当たり前が私にはわからなくて…(有給休暇の使い方とか)、「そんなに言うなら、最初に教えてほしかった」と思うことが多かったです。

 この職場で「わからなかったら遠慮なく聞くこと」について言われて、「あ、普通に聞けばいいのか」と前職で引きずっていたことを解消しました。ただめちゃくちゃ怒る人だったので、怖くて聞けませんでしたけどね!(そのせいでさらに機嫌を損ねる私でした)

 その後、当時付き合っていた彼氏(現在 旦那さん)との同棲や、自分のメンタルが極度に下がり、仕事ができない状態になったこともあって退職になりました。

まとめ

 結果として、どちらの会社も長くは勤められませんでした。なぜこのような結果になったのか…についてまとめます。

① 焦っていた

 何においてもこれにつきますね。焦りがありました。当時の私には車のローンと奨学金(奨学金については今もあります)、いわゆる借金がありました。返さなければいけない焦りから、仕事を探して勤めたもののメンタルが安定していなかったのでどんどんネガティブスパイラルにハマりました。ネガティブスパイラルはうつ症状を強めますし、何よりもう全てがしんどい!笑 もっとメンタルが安定してからでも遅くはなかったと思っています。両親に相談したり、傷病手当金を退職後1年6ヶ月間は貰えるので、最大限にもらってちゃんと休養してからでも遅くなかったのではないかと思いました。その後にも失業手当はもらえるので、ゆっくりと探しても良かったと感じました。

② 正社員(フルタイム勤務)でなければと考えていた(金銭面の不安)

 前述の通り、私には借金(車のローンや奨学金)がありました。そのため必然的に自由に使えるお金が少なくなります。自由に使えるお金の確保がしたいと考えて、自分の状況を考えずに正社員(フルタイム勤務)を選んでいました。しかし長期で勤めることは出来ず、早期退職になってしまいました。今は早期退職になるよりも長期勤務をしたいと考えています。金銭面の不安はありますが、それよりも長期勤められる環境を探したりすることの方が大事だったなと思います。今、思えば、もう少し上手いやり方があったのではないかと考えてしまいますね。

③仕事内容が私に合っているかをちゃんと想像し、検討していなかった。

 自分で選んだ仕事は、いい仕事だったとは思います。しかし仕事内容をちゃんと想像できていませんでした。そして自分の体調(メンタル)面に合っているかどうかの検討をちゃんとしていませんでした。私に合っている仕事としては、人と関わり合う仕事よりも淡々と事務作業をこなす仕事が合っていたように思います。また関わる人が最小限の仕事が良かったのかなと考えています。関わる人が多いとその分、頭を使います。私のキャパシティが狭い時には、まずたくさんの人に関わる仕事は向かないなと思いました。うつになると周りが見えなくなるので、できるだけ自分と関わる人数が少ないこと、フルタイム勤務はしないことを念頭において探すようにしようと感じています(復職編に5時間勤務ならばできそうと書いておいて見事に破っている私です)。

 ずっと書いていますが、『焦らないこと』が本当に大切だなと感じています。家族の理解を得られるならば、焦らずにゆっくりと休養することはとても大事です。焦ってすぐに仕事を決めても、早期退職してしまっては元も子もありません。自分の職歴の印象も良くないと感じます。また仕事探しができるくらいに回復してからハローワークに行くと、失業手当を受けながら、求職者支援を受けることもできます。考えると結構出てきますね笑。

◎焦らないこと!
◎金銭面は『傷病手当金』に頼ってからでも遅くない!
◎仕事内容が自分に合っているかをちゃんと見極めよう!
ハローワークであれば、相談コーナーを活用しましょう!
キャリアカウンセラーさんもいますよ〜

 仕事も正社員(フルタイム勤務)だけでなく、パートタイム勤務やアルバイトなど選択肢はあるのでもう少し考えて探さないとなと感じております。

次回は同棲(引っ越し)〜今現在までの話を書こうかなと思います!

続く!

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