【ニューヨーク生活あるある日記🗽】自己アピールと謙遜
アメリカで働いていて驚くことの1つが自己アピール力だ。
私はこれができるすごい人
「私は○○ができる。」「私は前職で○○ブランドの立ち上げを成功させた。」
採用面接での自信満々のアピール。
「○○業務のやり方を工夫して、大幅に改善した。」
「各部門から絶対的な信頼を受けて、リーダーとして業務を遂行した。」
各社員の業務パフォーマンスを評価する面接でのアピール。
日本人の感覚で聞いているととんでもないギャップに驚く。
え?その程度の成果でそんなに自信満々?
そこの背景にあるのは、多少の嘘を付いてでも自分を良く見せようとする“ずる賢さ“というよりも、“とにかく自己アピール主義“で生きているのだと思う。
あるブランドのプロジェクトに1日参加しただけであっても、その中で少しでも貢献したと思えば「それはブランド立ち上げを成功させた」ことになる。
とにかくゼロではなく、例え1でも貢献したらそれは自分の成果となる。
日本人のように謙遜をして、あまり主張せずに控え目でいることは滅多に見ない。
根っからの加点方式
おいおい、あんなにミス連発してて、一回普通にできたらその自己評価?
と言う驚きの場面にもよく遭遇する。
自分でミスを犯したのにも関わらず、
「すぐにリカバリーして対処したから、私は成功した」
とミスがあたかも成果に早変わり。
遅刻の多さを指摘すると、
「昨年は50回だったが、今年は30回。改善をして大幅に減らしている。」
なんて真面目な顔で言われると、驚きを通り越して感心さえしてしまう。
自己アピールと謙遜
自分は自己アピールが苦手だ。
謙遜しながらも圧倒的な成果を上げている人に魅力を感じているからかも知れない。
でも最近気付いてきた。
一般人レベルでは自己アピール力がその人の評価の土台を決める。
自己アピールをする人が持つ自信や勢いが、その人にチャンスをもたらす。
中味の良し悪しを本質的に見抜ける人は稀であり、ほとんどの人が雰囲気に騙されている。
レッテルが正しい判断をできなくしている。
このレベルから抜け出すには自己アピール力と、それっぽい雰囲気が大切だ。
謙遜するのは突き抜けたあとだ。
圧倒的な結果を出している人が謙遜するから”魅力的”。
結果が見えづらい一般人の謙遜は、単に自己評価を下げるだけに終わる。
成果が平等に評価されるべき、という理想は一旦置いておこう。自分がその立場になったら実現すれば良い。
日本人との感覚の違いを考えていたら、思いもよらぬ自分への改善点を見つけた。
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