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『稲盛和夫一日一言』8/18(木)

こんにちは!
『稲盛和夫一日一言』 8/18(木)は、「理想を見失わない」です。

ポイント:真の理想主義者であること。現状の改良・改善ばかりに終始せずに、困難な道を選択する勇気を持とう!

QCサークルという小集団活動を経験された方も多いのではないでしょうか。従業員の経営参加の方法の一つとして、企業内で少数の従業員が集まったグループを結成し、そのグループ単位で共同活動を行うことを目的として長らく運営されているものです。

京セラでは概ね、活動自体は時間内、資料の作成や発表会は時間外、という扱いで進められてきましたが、活動の活性化とリンクさせる形で、いくどかの制度見直しが行われて現在に至っています。

QCサークルの基本手法はPDCAです。PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法のことです。

PDCAの欠点として指摘されているのは、Plan(計画)に時間がかかり過ぎて、Do(実行)で行動を起こそうとしたときにはすでにタイミングや流行をはずしてしまっている、という点です。

もうひとつの欠点は、Plan(計画)の段階で、サイクルが完結しやすい、つまり成果が出やすいように、比較的取り組みやすい現状の改良・改善に終始してしまう、という点です。たとえ発表会でうまく成果をアピールできたとしても、その成果自体が小さければ、活動本来の主旨からみれば本末転倒です。

最初から「こうあるべきだ」という理想の状態をイメージし、それに近づくためには何をすべきか。壁に突き当たったとき、他に行く道はないかとウロウロせず、敢えて困難な道を選んで進んでいく。

正しいと信じる道を目指すならば、迂回路を探そうとせず、正しいと信じる道を真っすぐに突き進む。京セラフィロソフィでは、『垂直登攀』の姿勢で挑む、と言っています。



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