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『稲盛和夫一日一言』9/28(水)

こんにちは!
『稲盛和夫一日一言』 9/28(水)は、「会社と仕事を好きになる」です。

ポイント:自分のやっている仕事を天職だと思ってまず好きになること。好きだからこそ、バカみたいに頑張れる。

2001年発刊の『京セラフィロソフィを語るⅠ』(稲盛和夫著 京セラ経営研究課編/非売品)の「仕事を好きになる」の項で、稲盛名誉会長は次のように述べられています。

仕事をやり遂げるためには大変なエネルギーが必要です。そしてそのエネルギーは、自分自身を励まし、燃え上がらせることで起こってくるのです。そこで、自分が燃える一番良い方法は、仕事を好きになることです。どんな仕事であっても、それに全力を打ち込んでやり遂げれば、大きな達成感と自信が生まれ、また次の目標へ挑戦する意欲が生まれてきます。その繰り返しでさらに仕事がすきになります。そうなればどんな努力も苦にならなくなり、素晴らしい成果をあげることができるのです。

「仕事を好きになる」 これはまさに稲盛名誉会長ご自身の実体験から出てきたものなのですが、京セラの歴代社長も、必ずと言っていいほど毎年の入社式でこの言葉を引用して新入社員を激励されるなど、社内でもっとも浸透しているフィロソフィ用語のひとつとなっています。

また稲盛名誉会長は、夢中になれば苦労も感じなくなることの例えに、「惚れて通えば千里も一里」ということわざをよく引用されました。 好きな人に会いに行くときは、千里の道のりでさえもわずか一里ぐらいにしか感じない、つまりどんなに遠くてもちっとも苦にならない、といった意味 です。

もうひとつ、私が入社してすぐに上司から言われた言葉を紹介します。それは「頭のてっぺんまでどっぷり浸かってみろ!」という言葉です。仕事をしているとうまくいかないことのほうが多いように思います。そんなとき、うまくいかない理由を自分の未熟さや経験不足、また環境や周囲からのサポートが足らないなど、自分以外のところに求めているうちは、いつまでたっても目の前の仕事を「自分のもの」にすることはできません。自分のものにするには、「すべてひっくるめて全部自分のこと」として認識し直すことが必要です。それが「どっぷり浸かる」という行為です。頭のてっぺんからつま先まで、ジャブ浸けの状態になって初めて見えてくる世界があることに気づく。これは紛れもない私の実体験です。

日本人に関して、次のような2つのデータが公表されています。     ①「好き」を仕事にしている        6%(ギャロップ社調査)        ②今、好きなことを仕事にしていますか?  40%(マイナビ調査)

「自分は不平不満ばかり並べていい加減な人生を送ってしまったのでは…」と後々後悔したくなければ、目の前の仕事を好きになることで、素晴らしい人生を新たに切り拓いてみませんか!!


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