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『稲盛和夫一日一言』9/17(土)

こんにちは!
『稲盛和夫一日一言』 9/17(土)は、「たくましい社員を育てる」です。

ポイント:見よう見まねでも、社長と同じくらいに仕事ができるような人間を育てることが大事。「自然性」の人だらけの職場は最高!

『京セラフィロソフィ』の中に「自ら燃える」という項があります。

物には可燃性、不燃性、自然性のものがあるように、人間のタイプにも火を近づけると燃え上がる可燃性の人、火を近づけても燃えない不燃性の人、自分でカッカと燃え上がる自然性の人がいます。何かを成し遂げようとする人は、自ら燃える情熱を持たなければなりません。(中略) 自ら燃えるためには、自分のしていることを好きになると同時に、明確な目標を持つことが必要です。

2001年発刊の『京セラフィロソフィを語るⅠ』(稲盛和夫著 京セラ教育部発行 非売品)の中で、稲盛名誉会長は次のように述べられています。

会社を立派にしようと思えば、私が近づかなくても勝手に燃えてくれる「自然性」であってほしい。少なくとも燃えている私が近づけば一緒になって燃えてくれる「可燃性」でなくてはならない。会社のなかで、あっちこっちで火が燃えているというように、自分から燃えてくれる人間が何人いるかで、会社の良し悪しは決まってきます。いかに多くの「燃える人」をつくれるかということが、経営を左右する鍵となってくるのです。

「自然性」「可燃性」「不燃性」は、京セラに入社してすぐ耳にした言葉でした。今でもちょっとした日常会話に出てくるほど社内に浸透しているフィロソフィ用語のひとつだと思います。

自ら燃える「自然性」を身につける一番の方法は、まず仕事を好きになること、そして「この仕事の責任の底は自分だ」という責任感、使命感を持てるようになることです。言われたからやっているんじゃない、自己実現のために頑張るんだ、くらいの気持ちで仕事に臨めるようになれば、どんな努力も苦にならなくなります。

ある仕事を担当したとき、それを「自分の仕事」「私の仕事」と言っている自分に気づけたら、もうしめたものです。実際のところ、素晴らしい成果を上げて得られる喜びや達成感はほんの一瞬のものなのですが、その一瞬がそれまでの苦しかった期間を楽しかった過去に変え、次なる高みに向けた挑戦心を掻き立ててくれます。

何のために仕事をしているんだろうと悶々としているあなた!まずは両足を踏ん張って、顔を上げて前を向くところから始めてみませんか?


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