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『稲盛和夫一日一言』3/21(火)

 こんにちは!『稲盛和夫一日一言』 3/21(火)は、「可能性を信じることから生まれるもの」です。

ポイント:新しいことを成し遂げられる人は、自分の可能性、つまり「未来の能力」をまっすぐに信じることができる人。

 2004年発刊の『生き方』(稲盛和夫著 サンマーク出版)の中で、あきらめずにやり通すことの大切さについて、稲盛名誉会長は次のように述べられています。

 新しいことを成し遂げられる人は、自分の可能性をまっすぐに信じることができる人です。可能性とはつまり、「未来の能力」のこと。現在の能力で、できるできないを判断してしまっては、新しいことや困難なことはいつまでたってもやり遂げられません。

 自分の可能性を信じて、現在の能力水準よりも高いハードルを自らに課し、その目標を未来の一点で達成すべく全力を傾ける。そのときに必要なのは、常に「思い」の火を絶やさずに燃やし続けるということです。
 それが成功や成就につながり、またそうすることで、私たちの能力というものは伸びていくのです。

 困難に直面するたびに、私は「もうダメだ、無理だというのは、通過点に過ぎない。すべての力を尽くして限界まで粘れば、絶対に成功するのだ」とみんなを叱咤激励してきました。

 不可能な地点から始めて、最後は神が手を差し伸べてくれるところまで必死の思いでやり続ける。そうすることで、実績という真実が生まれます。私はそのようにして、これまで再三再四、不可能を可能に変えてきました。(要約)

 「火事場のバカ力」という言葉があります。これは、人間が極限状態で発揮する信じられないほど大きな力のことなのですが、普段はその機能はOFFになっています。そうした潜在的な能力をONにするには、プラス発想や積極思考など、前向きな精神状態や心の持ち方が大きく作用しているといわれています。
 つまり遺伝子レベルの研究では、すでに「思い」の力が私たちの可能性をおおいに広げてくれるということが解明され始めているということです。
 言い換えれば、私たちの中には「思ったことはかなえられる」という能力が、潜在しているということではないでしょうか。 

 どんな夢も、自分が思わない限りかなうことはありません。そうありたいと強く心が求めたものだけが手に入るとするならば、潜在意識にしみ込むまで、思って、思って、思い続けることが大切になってきます。

 成功するまでのプロセスを濃密にイメージしようとシミュレーションを繰り返していると、実現への道筋がしだいに明らかに見えてくるとともに、そこへ一歩でも近づくためのさまざまなヒントが、何気ない日常生活からも得られるようになってきます。

 大きな夢とまではいかないレベルであっても、自分が本当にやりたいと思うことを、絶対にやり遂げたいと、思って、思って、思い続けること。
 いくつになっても、自分の可能性をまっすぐに信じて、一歩一歩大地を踏みしめながら歩んでいきたいものです!


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