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【現役Jリーガー島田譲選手との対談が実現!】トッププロに共通する能力とは?

目次

  1. 対談することになったきっかけ

  2. 個人と組織の考え方

  3. トッププロに共通する能力と姿勢

    1. 自分と徹底的に向き合う熱量を切らさないことはトッププロに必要な姿勢

    2. 主張力と傾聴力はトッププロに必要な能力

  4. コンサルタントの共通点

こんにちは。リグリットパートナーズ対談企画チームです。
この度、アルビレックス新潟 島田譲選手とリグリットパートナーズ 大木(執行役員)の対談企画をお届けします。異業種であるサッカー選手とコンサルタントですが、対談からは意外な共通点が。トッププロに共通する能力とは?ぜひご一読ください。

1.対談をすることになったきっかけ
リグリットパートナーズは法人共創会員として、一般社団法人アポロプロジェクトへ支援をしております。今回は、アポロプロジェクト、弊社代表山木が展開している「A-MAP(エーマップ)」より、1期生の島田選手をご紹介頂き、サッカーとコンサルティングという異業種対談が実現いたしました。

※A-MAPとは:現役・元アスリート選手としての経験や学びを活かしながら、自分の価値を社会に還元するための思考力・行動力を身につける実践形式のオンラインプログラム

(左:島田譲選手 右側:弊社大木)


2.個人と組織の考え方
大木:僕も学生時代からサッカーをしていて、サッカーに関する質問は止まらなくなってしまいそうなので、まじめな質問から入りたいと思います(笑)島田選手から見てコンサルタントはどんなイメージですか?

島田選手:アスリートはひたすら自分と向き合って自分の課題を解決していく仕事ですが、逆にコンサルタントは誰かの課題を解決していく仕事かなと思っています。

大木:コンサルタントは例えるならブーメランですね。クライアントの課題を解決するとき、相手を上回る知識、情報を持っていなければいけません。またクライアント以上にクライアントを考え、理解していないといけない。さらにはプロジェクト期間や場所も毎回異なるため、プロジェクトに合わせたスピード感も必要になってきます。そのため他の職種ではなかなか経験できないサイクルで頭を使う分、結果となって返ってきたとき、自身の成長を実感できます。そして糧となっていきます。自己成長の欲求がないとそもそもコンサルタントにはなれません。自分が成長できるっていうモチベーションを持ってやっている人も多いと思います。

島田選手:お互い“個の成長”に焦点を当てていますが、組織と個人のバランスってありますよね?

大木:というのは?

島田選手:チームがよかったからといって必ずしも自分が評価されるわけじゃない。大学時代、部のポリシーが『自分の利益より組織の利益を追求する』だったんです。そのため組織のために結果を出すことで評価をされていました。僕の性格にもフィットしているポリシーだったので、プロに入ってからの4年間もチームのために尽くしながら自分も成長しようと頑張ったんです。でも首を切られてしまって…。今までのなんだったんだろうと思いましたし、チームの利益だけじゃプロはダメなんだ、チームと個人のバランスを取らなければいけないんだと初めて気が付きました。

大木:それは面白い観点ですね。コンサルタントも似ていると思います。基本チーム単位で動くので、チームでいかにクライアントファーストという視点で動けるか、プロジェクトを円滑に推進できるかが大切です。でもクライアントから、「大木くんにいくら払ってるけど、どんなパフォーマンスを見せてくれるの?」と直接言われることもあります。クライアントからいただける報酬も社内の昇進も、結局は個の評価に繋がってきます。とはいえ自己中心的な行動をすることもできないですしね。個の成長と組織のバランス、とっても難しいですね。


3.トッププロに共通する能力と姿勢
【自分と徹底的に向き合う熱量を切らさないことはトッププロに必要な姿勢】

大木:ストレートな質問ですが、どんな人がプロだと思いますか?
僕が思うコンサルタントのプロは求められる高い基準値に対し、常に差を埋めようと己を探究し続けられる人だと思います。例えばある業界の専門性を身につけたり、あるサービスメニューに特化するなど、知的好奇心を持って探求し続けられないとコンサルタントは続けられません。これを続ける熱量のある人がプロだなと思います。

島田選手:熱量って本当に大事ですよね。サッカーも全く一緒で探究心と知的好奇心を持ち続けられる人が上に行きます。僕ってここまでの選手だなって限界を自分で作ってしまいがちですが、バカみたいに自分を信じて努力する人がいつの間にか上に行きます。

大木:実際にプロフェッショナリズムを感じた人はいますか?

島田選手:いろんな形があると思いますが、僕の中では元日本代表の加地亮選手と田中達也選手です。
加地選手とはファジアーノ岡山で2年間一緒にプレーをしていて彼の自己管理の徹底ぶりには驚かされました。例えば、朝の10時から練習が始まるとしたら、5時には来て筋トレや体のケアをし、練習が終わったあとはマッサージを受けて帰るような徹底ぶり。一流の選手でもここまでストイックにやっているんだということに感激しました。
田中選手はストイックさもそうですし、サッカーに対して真摯に向き合っていました。怪我で試合に出られなくなったとき、人や環境のせいにすることなく、常に自分ごととして考えていました。その姿勢がすごくかっこよかったですね。

大木:そしたらキングカズさんはどうなるんだって感じですよね(笑)あの年齢でこれだけストイックにやっていたら、僕らもサボっていられないなって思いますよね。

島田選手:ほんとですね。一緒にやっている選手からもすごく刺激になると聞きます。

大木:下のメンバーに対する影響や見せ方はとても大事ですね。ゴミ拾いのような、どんなに小さなことでも上層部が率先してやっていくなど。僕もまだできてないので反省点です…


【傾聴力と主張力はトッププロに必要な能力】

大木:サッカーでいうハード面(テクニカル、フィジカル、足の速さなど)以外に、性格や考え方など、ソフト面でプロとして重要なことやご自身で重要視されていることはありますか?

島田選手:Jリーグチェアマン(理事長)の村井さんが、長期で活躍する選手の共通能力としても導き出した、“傾聴力”と“主張力”です。これを聞いたとき、すごく共感しました。
僕の見解ですが、サッカー選手の多くは自分が1番でやってきた人が多いので、課題を指摘された際、これが俺のやり方だからと耳を傾けられない人が多いんです。でも成長する人、長くプロをやっている人はその指摘に対してしっかりと向き合いますし、むしろ自分からどこが悪いかを聞きに行くなど傾聴の姿勢があると思います。
また我が強い選手たちの中で、自分の特徴を出していかなければ生き残れません。そのため選手たちに自分の要望を主張する力も同時に必要だと思います。

大木:傾聴力についてはコンサルタントも似ているところがありますね。僕の見解(偏見)ですが、一昔前のコンサルタントを目指す人って、お金を稼ぎたい人か自分に自信がある人、頭を使って何かをしたい人など、自信過剰の集まりなんです(笑)
特にコンサルティングファームに入社する人って学生時代に優秀な成績を収めた人や前職である程度の実績がある人がほとんど。
だから俺はできると思って入社をし、いざ上司に現実とのギャップを突きつけられる。しかも逃げられないよう論理的に詰められる(笑)そうすると過去に味わったことのない挫折を味わうんです。新卒一年目であろうと年齢関係なくクライアントからはプロのコンサルタントとして見られます。求められる基準値も高いため、最初は大体鼻を折られます。
そこで他責にせず、いかに自責にして素直に受け入れられるかどうかが成長への鍵となります。言われた内容を咀嚼して、次の改善に生かせるかどうか、成長に繋げられる動きができるかどうかがとても大切です。常に成長しつづけないといけない職種でもあるので、傾聴力は非常に重要だと思いますね。

島田選手:僕も最近自責で考えることをかなり意識しています。

4.まとめ
話が大いに盛り上がり、サッカー選手とサッカー大好きコンサルタントによる約1時間半のボリューミーな対談となりました。中でも『徹底的に自分自身と向き合う熱量を持ち続けること』、『起きた事象を自責としてとらえ、人の意見を素直に聞き入れる傾聴力』は異業種でありながら、共通するトッププロの能力だと思われます。

なお両職種に限らず全ての職種に共通してくる部分ではないでしょうか。明日の自分がプラスアルファになる、そんなヒントとなるような記事になれば幸いです。

また当社ではより広く・よりオープンになったオフィスで新しい仲間を迎えたく、積極的に採用活動をしております。応募の意思を問わないカジュアル面談や、新卒向け会社説明会も開催しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

あとがき(島田さん紹介)

●サッカー遍歴
中高は鹿島アントラーズのジュニアユース・ユースでプレー。
その後早稲田大学に入学し関東大学リーグのベストイレブンに選出、全日本大学サッカー選手権大会で優勝。
大学卒業後にファジアーノ岡山に入団し、プロのキャリアをスタート。
V・ファーレン長崎(17~20年)を経て、20年から現在のアルビレックス新潟に在籍し、今期アルビレックス新潟はJ2で優勝しJ1昇格を果たした。
ポジション:MF(ボランチ)
履いているスパイク:アンブロ

●特記事項
21年にA-MAPを受講。


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