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HMD(VRゴーグル)が普及したらできること

普及を待って、かれこれ3年が経とうとしている。日本沈没2020の1シーンにピンと来たり、三体でググッと来たり、あれもこれも。。この間、「これがきっかけで火が付くかな」と思った時は何度もあったけれど、現実にはまだほとんどの人が持ってないし、被ったこともない。日本では特に。普及しない理由をあれこれ挙げても、私にとっては意味がない(それに対して具体的な策を講じられるわけではない)ので、「何らかの方法で普及させられたら」こんなことができるようになって、日々の生活が豊かになるよね、という妄想を紹介したい。

長年(と言っても2年ほどですみません)、一番わかりやすい例として考えてきたのが、日本中にある旅行会社のパンフレットをVRゴーグルに置き換えることだ。

おなじみの光景

私も海外旅行は何度も行ってるが、旅行会社さんのおなじみの光景、これにお世話になった!非常に役立った!という試しがない。でも、大昔からずっとこの光景は続いている。皆さんにフラットに質問です。これ、必要ですか?スマホでサイトをチェックしたり、Instagramの写真や動画、YOUTUBEの動画を見たり、って方も増えてるはずです。
とは言え、予約することも含めると、やはり旅行会社の役割は大きいと思うんです。なので、旅行会社の店頭カウンターが、ブラッシュアップされるべきじゃないかなと思っていて、その一例として、店頭カウンターで自由にVRゴーグルを被って海外旅行の下見体験ができたら、お客さんとしては絶対に嬉しいなと思ってます。【どこでもドア®】使えば、今すぐにでも、無料でもできるので、早くやってくださ~い。個人でHMDは持って無くても、店頭にあって、それをサクッと使えたら使うでしょ。日本で普及させるのって、こっちの方法しかないんじゃないかなって思ってます。

不動産屋さんの店頭です

もう一つがこれで、不動産屋さんの店頭でVRゴーグル被ったら便利なんですわ。私は賃貸マンション暮らしなので、引っ越しの機会が多いです。福岡は地元じゃないので、適当にネットで検索して、店頭へ行ってみます。すると、A4横の物件チラシみたいなの見せられますよね?どこに行っても同じ紙(下の社名だけ入れ替えてるヤツ)を見せられますよね?ものすごく不毛な気がしつつも、それしか無いのだから見ます。そこに書いてある情報を窓口の方が読んでます(見りゃわかる)。で、オススメですよ的なしょうもないトークがあり、「人気だ」とか「既に内見予約ある」とか煽りが入って、内見しましょうとなって、クルマに乗せられて現地物件を見に行きます。現地を見て、検討します。これが正直、めんどくさい。。ずっと横に付いてきて、あーだのこーだの説明されるのですが、見りゃわかる話ばかり。一緒にクルマに乗って、何件か行けば、多少は仲良くなって情も出てきますが、尚更めんどくさいですよね。。
そこで、店頭にVRゴーグル置いといて、自由に気になる物件をVR下見してみたらいいんですよ。実際に物件の中を歩き回って、自分が気になる部分をチェック(細かくチェックしまくるのって意外と気が引けるじゃないですか^^)して、納得したら、必要な方は内見に訪れたらいいと思います。

内見VRでググると…

「内見VR」自体は既にサービスとして一部で始まっているのですが、一般的じゃないんです。それは、VRと言ってもPC画面、つまり背面で見るだけとか、画像の繋ぎ合わせ(これがほとんど)で「自由に歩き回れない」んです。つまり、私の言い方で言うと「なんちゃってVR」の類いです。そりゃ大した効果も見込めなさそうだから、不動産屋さんも今まで通りの手間暇が掛かりまくる案内業務を続けざるを得ないですよね。。

自由に歩き回れたら最高でしょ

以上の2パターンであれば、個人がHMDを持って無くても、店頭で気軽に利用することから当たり前への第一歩になるのではないかと期待してます。全国の旅行会社・不動産屋さん、ぜひご検討くださいませ。皆さんのビジネスにとってメリットでしか無いし、投資もせいぜい10~20万円でしょう。同業他社との圧倒的な差別化になりますしね。
その結果、私が目指している「HMDが当たり前の日常」に少しだけ近づくだろうと思ってます。そしたら、【どこでもドア】も勝手に流行ることでしょう。

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