マガジンのカバー画像

【メタバース】目に見えない次世代を想像する

68
明らかに現実世界の延長線上にありつつ、でも、行き着く先は現実世界とは全く異なる世界観。頭の中を一度からっぽにしないと想像すら難しい。そんなメタバースの行く末をゆっくり丁寧にご案内…
運営しているクリエイター

#VR

実写VR・実写メタバースの魅力(改めて)

今年に入って、業務方針上、3DGSやデジタルツインに注力していたのですが、期待していた通りに2024年後半から実写VR・実写メタバースの市場が盛り上がり始めている。 この方が書かれているTXTは遂に日本市場のエンタメで実写VRが本格導入された話。ここにも書かれているが、B☆VERSEでのBTSコンサートが以前に開催されたが、そこには(周りが全員女性なので)勇気を出して私も参加していた。2024年1月のベルサール羽田。 会議室にQuestを並べて、一斉に体験してもらうだけの

まだ始まってないVRありの生活

VRが生活に当たり前に使われる世界観を願って4年になるが、直近で行なった講演でも「終わったどころか、まだ始まってもいない」というフレーズは非常に共感を得た。まだまだなのだ。そして、日本の小さなスタートアップの一従業員だけで何かできるようなことでもない(1社が闇雲に数億円掛けたところで起こせるようなレベルのムーブメントではない)。 「一部の方の個人利用から始まって広がっていくのかな」 「特定の業界でのビジネス用途から広がっていくのかな」 いろいろと試行錯誤しては、試し打ちし

もう一つのメタバース(第3のメタバース改)

本題 先日、下記の投稿で【どこでもドア】を【第3のメタバース】と呼ぼうかなという記事を書きました。 【どこでもドア】は(CGで作られてものが主流の)メタバース界には無い「リアリティ」を実写映像で実現しているし、(パノラマ画像の繋ぎ合わせを含めた)実写VR界には無い「コミュニケーション」を実現しているので、どちらの世界から見てもオンリーワン、という主旨でした。 とは言え、オンリーワンは上に突き抜けた状態だからこそ価値があって、圧倒的なマイノリティには単なる「負け犬の遠吠え

オンリーワン×オンリーワン=?

【どこでもドア】https://dokodemodoors.com/ が世に出てもうすぐ3年。常にマーケティング領域の一員として「客観的に」「ユーザー目線で」は忘れないように心掛けているが、どうしても薄れがち。今回、新しい社内メンバーとのやり取りの中でスッと気付きがあったので、ここでまとめてみる。 【どこでもドア】のオンリーワン要素とは 運営側として、これは明確に持っている。 メタバース界隈(VRChat、ROBLOX、Cluster他)にはリアルを売りにした実写VRが

「XR Kaigi Hub in Fukuoka」に参加した

12月に開催される「XR Kaigi」のサブイベントとして福岡で開催されたので、ちょっと覗いてきた。(終了後の飲み会までガッツリ出てきた^^) 弊社の【どこでもドア】からこの半年ほど少し離れているので、少し懐かしい気分に戻りながら、「終わるわけにはいかないぜ」の立ち位置を再確認してきた。 2020年9月に弊社株式会社MATRIXを含め、メタバース・VR領域で3社の新規事業子会社を立ち上げ、今、生き残っているのが株式会社MATRIX1社。ご存知の通り、まだ誰も知らない会社だし、

かつて、インターネットやスマホが「無用の長物」だった頃(の再来)

たぶん、現在、50代以降で、学生の頃から新しいものや流行にいわゆるアンテナ張ってた人、(今で言う)マーケター的な感覚を持って「これはなんで流行ってるんだろう?」と疑問を持って自分なりの答えを出すってことを行なっていた人にはスッと理解できるかもしれない。15年ぐらい前まではインターネット(パソコン)やその5~6年後のスマホは『無用の長物』扱いだった。今のように全国民のほとんどが当たり前のように日常使いしているなんて想像できないぐらいに特殊な扱いだった時代がついこの前。 当時、

【気付き】正しいメタバースへの道筋

「メタバース=3D仮想空間」なのに、いつまでも「空間」ではなく「平面」でしか楽しんでない、もったいないケースが散見される日々だけれど、下記の記事で改めて気付いたこと。 そして、上の投稿で引用されているのがこの記事。 メタバースはあくまでも「仮想」世界なので、世界のどこにいても、行ってみたいところに行きたい時に行くことができる。外国でも、宇宙でも、水中でも、地底でも、戦国時代でも、未来でも。 ただ、テクノロジーの進化は凄まじいものの、現実にはまだ戦国時代や未来には行けない。

これまでと何が違うの?

ようやくテスト参加企業を募集し始めて、早速、関東の大手不動産会社さんが導入に向けて進み始めましたので、改めて動画も撮り直しました。 上の記事で申し上げた通り、既に市場にパラパラと存在している内見VRを、最先端の開発技術を持つ弊社が、「なぜ今」と言うのは大事なポイントです。世界のテクノロジーは止まることなく激しく進化し続けていますが、市場にそれに追い付くのは時間が掛るものです(いわゆるビジネスとして)。 弊社はただのスタートアップなので、スピード感には自信があるのですが、とは

【速報】VRゴーグルはウォシュレット

VRゴーグルの普及によって、メタバースが新しい生活シーンを提供すると願っている私は、2年ほど前から全国各地へ足を運び、VRゴーグルを被ってもらい、被った瞬間に「テレポートしてしまう」「違う場所に瞬間移動」という体験( #VR旅行 )を数え切れないほど、行なってきた。 どこに行っても、皆さん驚いて、感動して、楽しんでもらった。私は端末を売るのが仕事ではなく、この端末(meta Quest)を通じて、体験を提供している。アメリカでは今や、10代の3人に1人はVRゴーグルを持って

目先の価値(気持ちはわかるっちゃけどね…)

今日もメタバースネタを一つ。 シリーズで毎回、楽しく読ませていただいている下記の記事について、コメントもしたのだけれど、文字数や仕様の都合があるので、ここでじっくりと違う意見も書いておきたい。 この3年ほど、私も全く同じように「普段使いになる日」を目指しているので、この方の一連の記事は楽しく読んでいる。3年間で2000名以上の方にVRゴーグルを被ってもらって、リアリティメタバース(CGではない実写ベースのメタバース空間)を体験してもらってきた経験上、「メタバース」という言葉

井上尚弥選手を目の前で観よう

先日の圧倒的な強さを我々に魅せつけてくれた井上尚弥選手。文字通りのモンスターですね。まぁ、おまけとしてこんなニュースがありました。 今や井上選手や大橋ジムは多額のファイトマネーを得ることができていると思いますが、ご存知の通り、ボクシングは非常に選手寿命が短いですし、特に日本人は金融リテラシー教育が皆無なので、一時的に莫大な資産が入ったとしても上手に運用している人などあまり聞いたことがありません(逆に有象無象にたかられて一文無しになった話は数え切れない…)。 そこで、人気絶頂

体験に勝るものなし(続・KPOP市場のVR活用)

昨年、KPOPが更に突き抜けていってるよというニュースは下記で紹介した。エンターテイメントにVRを活用した事例として。 私も実際に東京でのBTSのVRコンサート(B☆VERSE)に参加してみて、『やっぱり、VRの驚きや感動をわかりやすく伝えるには体験に勝るものなし』と改めて実感した。下記で魔法使いになりたいと思ってみたものの、やはり体験でしか伝わらないのだ。 そんな流れを振り返りつつ、『VR体験の驚き・感動を平面画面で伝える』なら、このような方法が最適だな、という回答があ

教育の場が営業に侵されてしまうとこうなる

(私は専門外だけれど)学校教育はルールが非常に厳しいので、現場の先生方が生徒のためにと思っても、そう簡単に新しいことができない環境下にある。3年前から【どこでもドア®】という実写メタバース空間を提供してきて、何度も先生からの問合せがあり、お話を聞いてきて、ムダな法律の壁を感じてきた。そんな中で下記のニュースは、失望感しか無かった。 NTTと並んで、国内の(自称)メタバース大手のDNPさんが東京都の教育現場にメタバースを導入したニュース。おそらくは、弊社に相談していた先生方(

GVRは不動産内見以外にも

世間ではGWの真っ最中で、知り合いを見ても3~4割の方が11連休中です。弊社はスタートアップなのでお休みなんか知りません(歪んだ考え@昭和猛烈的)が、今日も残念なニュースを取り上げて、より良い未来に向けた提案をしておきたいと思います。 千葉県君津市の市立保育園がメタバース技術を活用したニュースです。保育や介護の業界は、なにしろ現場が命を預かっている職場ですし、国や自治体のルールがガチガチで余裕のある就労環境とは程遠いため、入園希望者や住職希望者の見学に対応することすらままな