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モーツァルトの部屋

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#スキな3曲を熱く語る

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モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K 622

1.Allegro 2.Larghetto 3.Menuetto 4.Allegretto con variazioni Clarinet Quintet (Mozart) https://en.wikipedia.org/wiki/Clarinet_Quintet_(Mozart) クラリネット五重奏曲 (モーツァルト) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E4%BA%94%E9%87%8D%E5%A5%8F%E6%9B%B2_(%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88) ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト再生リストhttps://www.youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1xcQsKLQzeteJKqfJLeVuey (Cl)ベニー・グッドマン:ジョン・バルビローリ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 1940年12月16日録音 #mozart,#clarinet,#クラリネット,#wolfgang amadeus mozart,#baby mozart,#mozart for babies

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モーツァルト:フルート協奏曲第2番 ニ長調 K.314(285d)

Ⅰ.Allegro aperto Ⅱ.Adagio non troppo Ⅲ.Rondo. Allegretto フルート協奏曲第2番 (モーツァルト) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2%E7%AC%AC2%E7%95%AA_(%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88) ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 再生リストhttps://www.youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1xcQsKLQzeteJKqfJLeVuey #mozart,#flute,#モーツァルト,#baby mozart,#wolfgang amadeus #mozart,#mozart for babies (Fl)エレイン・シェーファー:エフレム・クルツ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1959年録音

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モーツアルト:オーボエ協奏曲 ハ長調, K 314

00:00 Ⅰ. Allegro aperto 08:03 Ⅱ. Adagio non troppo 14:22 Ⅲ. Rondo : Allegretto オーボエ協奏曲 (モーツァルト) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%82%A8%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2_(%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88) Oboe Concerto (Mozart) https://en.wikipedia.org/wiki/Oboe_Concerto_(Mozart) ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト再生リスト https://www.youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1xcQsKLQzeteJKqfJLeVuey #モーツァルト,#mozart,#wolfgang #amadeus mozart,#クラシック,#classical music (Ob)レオン・グーセンズ:コリン・デイヴィス指揮 シンフォニア・オブ・ロンドン 1960年3月29日録音

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サリエリ:序曲集

00:00 Il Talismano 03:16 Eraclito e Democrito 07:07 Cesare in Farmacusa 11:55 Il Ricco d'un giorno 15:38 La Secchia rapita 21:58 Axur, Re d'Ormus 25:20 Les Danaides 31:08 Don Chisciotte alle nozze di Gamace 38:12 La Grotta di Trofonio 43:52 Il Moro 46:45 Armida 52:40 L'Angiolina サリエリ 再生リスト https://www.youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1wBOEAtmkjL3nbVdC1-V-7y 歌劇「魔除け」 - 序曲1. Il Talismano 歌劇「エラクリトとデモクリト」 - 序曲2. Eraclito e Democrito 歌劇「ファルマクーザのチェーザレ」 - 序曲3. Cesare in Farmacusa 歌劇「一日長者」 - 序曲4. Il Ricco d'un giorno 歌劇「奪われた手桶」 - 序曲5. La Secchia rapita 歌劇「オルムズの王アクスール」 - 序曲6. Axur, Re d'Ormus 歌劇「ダナオスの娘たち」 - 序曲7. 25:20 Les Danaides 歌劇「カマーチョの結婚とドンキホーテ」 - 序曲8. Don Chisciotte alle nozze di Gamace 歌劇「トロフォーニオの洞窟」 - 序曲9. La Grotta di Trofonio 歌劇「ムーア人」 - 序曲10. Il Moro 歌劇「アルミーダ」 - 序曲11. Armida 歌劇「アンジョリーナ」 - 序曲12. L'Angiolina スロヴァキア放送交響楽団 - Slovak Radio Symphony Orchestra ミハエル・ディトリッヒ - Michael Dittrich (指揮)

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モーツァルト:フルート協奏曲第1番 ト長調, K 313(285c)

00:00 Ⅰ. Allegro maestoso 08:48 Ⅱ. Adagio ma non troppo 10:01 Ⅲ. Rondo: Tempo di Menuetto (Fl)エレイン・シェーファー:エフレム・クルツ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1959年録音 #flute,#モーツァルト Flute Concerto No. 1 (Mozart) https://en.wikipedia.org/wiki/Flute_Concerto_No._1_(Mozart) フルート協奏曲第1番 (モーツァルト) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2%E7%AC%AC1%E7%95%AA_(%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88) ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 再生リスト https://www.youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1xcQsKLQzeteJKqfJLeVuey

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アントニオ・サリエリ:レクイエム ハ短調

アントニオ・サリエリ - Antonio Salieri (1750-1825) レクイエム ハ短調 Requiem in C Minor 作詞 : ミサ典礼文 - Mass Text アリアンナ・ズーカーマン - Arianna Zukerman (ソプラノ) シモーナ・イヴァス - Simona Ivas (メゾ・ソプラノ) アダム・ズニコウスキ - Adam Zdunikowski (テノール) ルイス・ロドリゲス - Luís Rodrigues (バリトン) アリス=キャプロー・スパークス - Alice Caplow-Sparks (コールアングレ) アントニオ・エステイレイロ - Antonio Esteireiro (オルガン) リスボン・グルベンキアン合唱団 - Lisbon Gulbenkian Chorus グルベンキアン管弦楽団 - Gulbenkian Orchestra ローレンス・フォスター - Lawrence Foster (指揮) この作品のURLhttps://ml.naxos.jp/work/414890 02:36 » 1. Introitus - Kyrie » 2.Sequence » 3.Offertory » 4.Sanctus » 5.Benedictus » 6.Agnus Dei - Communio » 7.Libera me, Domine

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モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K 550

00:00 Ⅰ.Molto allegro, 2/2 07:18 Ⅱ.Andante, 6/8 17:22 Ⅲ.Menuetto. Allegretto – Trio, 3/4 21:26 Ⅳ.Finale. Allegro assai, 2/2 ルドルフ・バルシャイ指揮 モスクワ室内管弦楽団 録音年不詳(1963年初出) モーツァルト交響曲 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1yO-SZhO0HgwlIocGQu7cvd ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1xcQsKLQzeteJKqfJLeVuey モーツアルトピアノ曲 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1x63DinLt2IC3P-fjsMWYfg モーツァルト 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1ydHOuOyr1FwneAag_DmlKt Symphony No. 40 (Mozart) https://en.wikipedia.org/wiki/Symphony_No._40_(Mozart 交響曲第40番 (モーツァルト) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC40%E7%95%AA_(%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88

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モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調, K .543

00:00 – 09:21Ⅰ. Adagio, cut time (Alla breve)[5] — Allegro, 3/4 (in sonata form) 09:21 – 18:36 Ⅱ. Andante con moto in A♭ major, 2/4 (in modified sonata form without development) 18:36 – 22:38 Ⅲ. Menuetto (Allegretto) — Trio, 3/4 (in compound ternary form) 22:38 – 26:45 Ⅳ. Allegro, 2/4 (in sonata form) ブルーノ・ワルター指揮:コロンビア交響楽団 1960年2月20日録音 モーツァルト交響曲 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1yO-SZhO0HgwlIocGQu7cvd ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1xcQsKLQzeteJKqfJLeVuey モーツアルトピアノ曲 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1x63DinLt2IC3P-fjsMWYfg モーツァルト 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1ydHOuOyr1FwneAag_DmlKt Symphony No. 39 (Mozart) https://en.wikipedia.org/wiki/Symphony_No._39_(Mozart) 交響曲第39番 (モーツァルト) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC39%E7%95%AA_(%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88)

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モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調 「プラハ」K .504

00:00 – 10:12 Ⅰ.Adagio – Allegro, 4/4 10:16 – 18:40 Ⅱ. Andante in G major, 6/8 18:40 – 24:39 Ⅲ. Finale (Presto), 2/4 ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1954年11月録音 モーツァルト交響曲 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1yO-SZhO0HgwlIocGQu7cvd ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1xcQsKLQzeteJKqfJLeVuey モーツアルトピアノ曲 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1x63DinLt2IC3P-fjsMWYfg モーツァルト 再生リスト https://youtube.com/playlist?list=PLTtHiFCVwL1ydHOuOyr1FwneAag_DmlKt Symphony No. 38 (Mozart) https://en.wikipedia.org/wiki/Symphony_No._38_(Mozart) 交響曲第38番 (モーツァルト) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC38%E7%95%AA_(%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88)

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『ハイドン・セット(ハイドン四重奏曲)』 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

I. Allegro vivace assai(String Quartet No. 14 in G major, K. 387) II. Menuetto (Trio in G minor) III. Andante cantabile, in C major IV. Molto allegro Allegro moderato(String Quartet No. 15 in D minor, K. 421/417b ) Andante (F major) Menuetto and Trio (the latter in D major). Allegretto Allegretto ma non troppo I. Allegro non troppo(String Quartet No. 16 in E-flat major, K. 428/421b) II. Andante con moto, A-flat major III. Menuetto & Trio (the latter in B-flat major) IV. Allegro vivace 1:25:20 – 1:34:10 Ⅰ.Allegro vivace assai(String Quartet No. 17 in B-flat major, K. 458) 1:34:11 – 1:38:38 Ⅱ. Menuetto and Trio. Moderato 1:38:39 – 1:46:27 Ⅲ. Adagio, in E-flat major 1:46:27 – 1:52:59 Ⅳ. Allegro assai 1:53:00 – 1:59:50 Ⅰ.Allegro(String Quartet No. 18 in A major, K. 464) 1:59:51 – 2:06:04 Ⅱ.Menuetto and Trio (the latter in E major) 2:06:08 – 2:19:39 Ⅲ. Andante (theme with variations), D major 2:19:38 – 2:26:49 Ⅳ. Allegro non troppo 2:26:56 – 2:38:14 Ⅰ.Adagio-Allegro(String Quartet No. 19 in C Major, K. 465) 2:39:30 – 2:45:38 Ⅱ. Andante cantabile in F major 2:45:37 – 2:51:09 Ⅲ. Menuetto. Allegro. (C major, trio in C minor) 2:51:10 – 2:58:52 Ⅳ. Allegro molto https://en.wikipedia.org/wiki/Haydn_Q...)

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『パリ・ソナタ』 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310 (300d) Allegro maestoso イ短調 4/4 ソナタ形式 Andante cantabile con espressione ヘ長調 3/4 ソナタ形式 Presto イ短調 2/4 ロンド形式 〔作曲〕 1778年初夏 パリ ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330 (300h) Allegro moderato ハ長調 2/4 ソナタ形式 Andante cantabile ヘ長調 3/4 三部形式、中間部はヘ短調 Allegretto ハ長調 2/4 ソナタ形式 〔作曲〕 1783年 ウィーンかザルツブルク ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331 (300i) Andante grazioso イ長調 6/8 主題と6変奏(第3変奏はイ短調、ほかはイ長調) Menuetto イ長調 トリオはニ長調 変則的なロンド Alla turca, Allegretto イ短調 2/4 複合三部形式 〔作曲〕 1783年 ウィーンかザルツブルク ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K.332 (300k) Allegro ヘ長調 3/4 ソナタ形式 Adagio 変ロ長調 4/4 展開部のないソナタ形式あるいは二部形式 Allegro assai ヘ長調 6/8 ソナタ形式 〔作曲〕 1783年 ウィーンかザルツブルク ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333 Allegro 変ロ長調 4/4 ソナタ形式 Andante cantabile 変ホ長調 3/4 ソナタ形式 Allegretto grazioso 変ロ長調 2/2 ロンド形式 〔作曲〕 1783年末 リンツ 「モーツァルトのピアノ・ソナタの最高峰に位置する名曲」(久元)と評価の高いこのソナタは1778年パリでの作と見られ、 315c という番号で位置づけられていた。 その年の7月3日に母が客死。 故郷ザルツブルクに残る父レオポルトとの間で息詰まるような手紙のやりとりがある。 そんなとき、ロンドンからクリスチャン・バッハが来た。 そして8月27日にモーツァルトは、自由奔放過ぎる息子に苛立つ父に手紙を書いている。 ロンドンのバッハさんが当地へ来て、すでに二週間になります。 彼はフランス語オペラを書く予定です。 当地には、ただ歌手を聴きに来たわけで、そのあとロンドンに戻り、作品を書き上げてから、もう一度舞台にかけるために来るでしょう。 ぼくらが再会したときの彼のよろこびとぼくのよろこびがどんなだったか、容易に想像してもらえますね。 [書簡全集 IV] p.246 ロンドンのバッハとはヨハン・クリスティアン・バッハであり、モーツァルトは8歳のときロンドンで出会ってから生涯通して尊敬し、大きな影響を受けたことはよく知られている。 その1778年夏、就職活動がうまくいかず、母も失い、落ち込んでいたモーツァルトにとって、かつて自分を暖かく受け入れてくれたクリスティアン・バッハがパリに来たことはどれほど嬉しかったであろうか。 一方、やむなくザルツブルクに残らざるを得なかったレオポルトは現実を見極め、堅実に用心深く行動するタイプだったから、自分の手の届かない遠い異国にいる息子は野良犬のように見えたであろう。 この時期の父子の間の確執はさておき、この曲については、アインシュタインが モーツァルトが再びヨーハン・クリスティアーン・バッハと自分自身への帰り路を見いだしたのだと言えよう。 ヨーハン・クリスティアーンへのというのは、特に第一楽章においてであり、自分自身へというのは、特にフィナーレにおいてである。 実際にヨーハン・クリスティアーンは1778年8月のはじめにパリへやって来ていた。 そして彼が、その翌年に作品17番として出版したらしいソナタを、モーツァルトに知らせなかったはずはない。 [アインシュタイン] pp.337-338 と書いているように、クリスティアン・バッハのソナタ「作品17-4」との類似性から、ちょうどこの時期に成立したものと思われていた。 確かに辻褄が合う推測であった。 しかし、その後、プラートによる筆跡の研究とタイソンによる自筆譜の研究から、1783年末、モーツァルトが妻コンスタンツェを伴って里帰りを果して、ザルツブルクからウィーンへ戻る途中リンツで作曲されたと考えられ、交響曲「リンツ K.425」の姉妹作とみられるようになった。 そして、指摘されているクリスティアン・バッハの作品との親近性については、 1782年4月10日の父レオポルト宛ての手紙に イギリスのバッハが亡くなったことは、ご存じでしょうね。 音楽の世界にとって惜しむべきことです! [手紙(下)] p.54 と書いているように、音楽上の大きな影響を受け尊敬していた先輩に捧げたオマージュと推測されている。 こうなると、ケッヘル番号(K.315c)も K.425 の後に置かれるものと思われる。 モーツァルトがリンツからウィーンに戻ったのは1783年11月末か12月初めの頃であり、[全作品事典]はこのソナタの成立を「11月半ば、リンツとウィーン」とし、来るウィーンの冬の演奏会シーズンのために書いたものとしている。 モーツァルト自身が演奏するためであれば、このソナタはかなり高度な技巧を要すると言われることもうなずける。 また、第3楽章には28小節の大カデンツァがあり、これはソナタの枠を越え、コンチェルトの中でこそふさわしいほどであり、作曲者はウィーンの聴衆を魅了して余りあるパフォーマンスを意識していたことは間違いない。 1784年に3曲のソナタ(K.284、K.333、K.454)が「作品 VII」としてウィーンのトリチェラから出版された。 これらのソナタは「なかなかの難曲であるという点で共通している」という。 この3曲はかなり高度な技巧を受け入れることができる愛好家を想定して出版されたと考えられる。 [久元1] p.103 すなわち「プロに近い腕前の人」向けに選んだ曲集であった。 Mozart con graziaより

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コンスタンチェ・モーツアルト

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『レクイエム ニ短調(独語名:Requiem in d Moll)K 626』ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン楽友協会合唱団 (S)ヴィルマ・リップ (A)ヒルデ・レッセル=マイダン (T)アントン・デルモータ (Bs)ヴァルター・ベリー 1961年10月5日~12日録音をダウンロード 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 レクイエム ニ短調(独語名:Requiem in d-Moll)K. 626は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756年 - 1791年)が作曲したレクイエム(死者のためのミサ曲)である。モーツァルトの最後の作品であり、モーツァルトの死によって作品は未完のまま残され、弟子のフランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤーにより補筆完成された。 しばしば、ヴェルディ、フォーレの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられる。 作曲の経緯 楽曲冒頭、第1曲「レクイエム・エテルナム」最初の部分の自筆譜 1791年、モーツァルトはウィーンの聴衆の人気を失い、苦しい生活を送っていた。旧知のシカネーダー一座から注文を受けたジングシュピール『魔笛』K. 620の作曲をほぼ終えたモーツァルトは、プラハでのボヘミア王としての皇帝レオポルト2世の戴冠式で上演するオペラ・セリア『皇帝ティートの慈悲』K. 621の注文を7月末に受け、これを優先して作曲する。ジュースマイヤーにレチタティーヴォの部分を手伝わせてようやく完成の目処が立ち、8月末にプラハへ出発する直前、見知らぬ男性が彼を訪ねた。男性は匿名の依頼主からのレクイエムの作曲を依頼し、高額な報酬の一部を前払いして帰っていった[注 1]。 9月中旬、プラハから戻ったモーツァルトは『魔笛』の残りを急いで書き上げ、9月30日の初演に間に合わせる。その後、レクイエムの作曲に取りかかるが、体調を崩しがちとなり、11月20日頃には床を離れられなくなってしまう。12月になると病状はさらに悪化して、モーツァルトは再び立ち直ることなく12月5日の未明に他界する(享年35)。彼の葬儀は12月6日にシュテファン大聖堂の十字架チャペルで行われ、4日後の10日にはエマヌエル・シカネーダーなどの勧めによりホーフブルク宮殿の前にある皇帝用の聖ミヒャエル教会でのミサで「レクイエム」の「初演」がそれまで完成した形(第2曲以下をクワイアーは斉唱)で行われた。[1] モーツァルトの死後、未亡人コンスタンツェと再婚したゲオルク・ニコラウス・ニッセンの著したモーツァルト伝などにより、彼は死の世界からの使者の依頼で自らのためにレクイエムを作曲していたのだ、という伝説が流布した。当時、依頼者が公になっていなかったことに加え、ロレンツォ・ダ・ポンテに宛てたとされる有名な書簡において、彼が死をいかに身近に感じているかを語り、灰色の服を着た使者に催促されて自分自身のためにレクイエムを作曲していると書いているのである。いかにも夭折した天才にふさわしいエピソードとして長らく語られてきたが、1964年になってこの匿名の依頼者がフランツ・フォン・ヴァルゼック(英語版)伯爵という田舎の領主であること、使者が伯爵の知人フランツ・アントン・ライトゲープ (Franz Anton Leitgeb) という人物であることが明らかになった。ヴァルゼック伯爵はアマチュア音楽家であり、当時の有名作曲家に匿名で作品を作らせ、それを自分で写譜した上で自らの名義で発表するという行為を行っていた。彼が1791年2月に若くして亡くなった妻の追悼のために、モーツァルトにレクイエムを作曲させたというのが真相だった。したがって、何ら神秘的な出来事が起こったわけではない。ただ、モーツァルトが自身が死へと向かう病床にあってなおレクイエムの作曲をしていたのは事実である。コンスタンツェの妹ゾフィーは、モーツァルトが最後までベッドでジュースマイヤーにレクイエムについての作曲指示をし、臨終はまだ口でレクイエムのティンパニの音をあらわそうとするかのようだったと姉アロイジアとニッセン夫妻に宛てた手紙の中で述べている。なお、イタリア語で書かれたダ・ポンテ宛ての手紙は偽作説も有力である。というのも、イギリスに滞在していたダ・ポンテが見知らぬ男性のことを知り得ないはずだから、というのが主な根拠である。 ダ・ポンテ宛の手紙 あなたのお申し出に喜んで僕は従いたいのですが、しかしどうしてそのようにすることができましょう。僕は混乱しています。話すのもやっとのことです。あの見知らぬ男の姿が目の前から追い払えないのです。僕はいつでもその姿が見えます。彼は懇願し、せきたて、早急にも僕に作品を求めるのです。僕も作曲を続けてはいます。休んでるときよりも、作曲しているときのほうが疲れないのです。それ以外、僕には恐れるものもないのです。最後のときが鳴っているように思えます。僕は自分の才能を十二分に楽しむ前に終わりにたどり着いてしまいました。しかし、人生は、なんと美しかったことでしょうか。生涯は幸福の前兆のもとに始まりを告げたのでした。ですが、人は自分の運命を変えることは出来ません。人はだれも、自分で生涯を決定することは出来ないのです。摂理の望むことが行われるのに甘んじなくてはいけないのです。筆をおきます。これは僕の死の歌です。未完成のまま残しておくわけにはいきません。 この文は全文がイタリア語で書かれており、死の年の9月に書かれたとされるが、自筆の書簡は失われており、偽作という疑いも強い。なお、初めの文での「あなたの申し出」とはダ・ポンテがモーツァルトにイギリス行きを勧誘したことであり、後半の「死の歌(カント・フネープレ)」というのはもちろん、レクイエムのことである。また、この手紙が一般にダ・ポンテ宛てだと言われているのは、全文がイタリア語で書かれているということからの推測に過ぎず、確固たる根拠はない。 作品の補筆から初演・出版 コンスタンツェ モーツァルトの死後、貧窮の中に残されたコンスタンツェは、収入を得る手段としてこの作品を完成させることを望んだ。まず、モーツァルトも高く評価していたヨーゼフ・アイブラーが補作を進めるが、なぜか8曲目の途中までで放棄する。作業は他の弟子、ヤコプ・フライシュテットラーおよびジュースマイヤーに委ねられ、ジュースマイヤーが改めて一から補筆を行って最終的に完成させた。完成した総譜は作品を受け取りに来た使者ライトゲープを通じてヴァルゼック伯爵に引き渡され、コンスタンツェは作曲料の残りを得た。 伯爵は自分の作品であるとして、1793年12月14日にウィーンのノイクロスター教会において自身の指揮でこの曲を演奏したが、コンスタンツェは手元に残した写譜から亡夫の作品として出版する。このため後に伯爵が抗議するという一幕もあったというが、モーツァルトの名声はすでに高まりつつあり、この作品はモーツァルトの作品として広く認知されるようになった。なお、ゴットフリート・ヴァン・スヴィーテン男爵の計らいで、コンスタンツェのために1793年1月2日に本当の初演が行われたという説がある。 典礼の際に利用するため、「リベラ・メ」【我を救い給え】の補作が行われることがあった。著名なものに、1819年にリオ・デ・ジャネイロで演奏するために作曲されたジギスムント・フォン・ノイコムによるものと、1827年のベートーヴェンの葬儀で演奏されたイグナーツ・フォン・ザイフリートによるものがある[2]。 注釈 1^ 作曲の依頼時期は伝記などでは7月説もある。本稿ではより合理的なH. C. ロビンズ・ランドンの説を採用した(末尾の参考文献) 2^ リチャード・モーンダー(ドイツ語版)やロバート・レヴィンなど。しかし、例えばロビンス・ランドンは「レクイエムのためではなく、(同じくニ短調の)キリエ K.341(英語版)などを含んだ未完のミサ曲のもの」と主張している。 出典 1^ Mozart『Requiem』(Baerenreiter-Verlag Karl Voetterle GmbH、2017)のChristoff Wolffによる前書き 2^ “知性派古楽奏者スホーンデルヴィルトによる新しいモーツァルトのレクィエム”. lohaco.jp. 2018年11月21日閲覧。

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『ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K 491』 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したピアノ協奏曲。モーツァルトのピアノ協奏曲の中で、短調の作品はこの曲と第20番ニ短調K.466だけである。 モーツァルト自身の作品目録によれば、1786年3月24日に作曲された。初演は同年4月7日、ウィーンのブルグ劇場で開かれたモーツァルト自身の予約音楽会で行われた。翌月の5月1日にはオペラ『フィガロの結婚』が初演されている。 多くの人がイメージするような「モーツァルトらしい」明るい曲ではなく、暗く情熱的な作品であり、ニ短調のピアノ協奏曲とは違い唯一短調で始まり短調で終わる構成となっている。しばしば「ベートーヴェン的な」作品と言われる。 モーツァルトの弟子であるヨハン・ネポムク・フンメルは、ピアノ・フルート・ヴァイオリン・チェロ用の編曲を残しており、白神典子らが録音している。 楽器編成 独奏ピアノ、フルート、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ、弦五部 モーツァルトのピアノ協奏曲の中で、最大の編成である。オーボエとクラリネットの両方を採用している。木管楽器が活躍する場面の多い曲になっている。 構成 第1楽章 第1主題 第1楽章 アレグロ ハ短調 3/4拍子 ソナタ形式 第1主題の中の跳躍する音型は第1楽章の中で何度も繰り返される。第2提示部で第1主題が繰り返される前に、ピアノが独自の主題を見せるのは、ニ短調の協奏曲と共通する。: 第2楽章 冒頭部分 第2楽章 ラルゲット 変ホ長調 2/2拍子 ロンド形式 第1楽章と第3楽章とは対照的に、穏やかな優しい曲。木管とピアノの応答が美しい。 第3楽章 主題部分 第3楽章 アレグレット ハ短調 2/2拍子 変奏曲 主題と8つの変奏からなる変奏曲。アルフレート・アインシュタインは「革命的なぶきみな急速行進曲」と呼んでいる。第4変奏と第6変奏では、第2楽章に似た木管とピアノの楽しい応答がある。最後には6/8拍子に変わり、同主長調に転調して明るく終わるニ短調の協奏曲とは違い、悲劇的なハ短調のまま締めくくられる。 第1楽章のカデンツァや第2、第3楽章のアインガングは、モーツァルト自身のものは残されていない。そのほかにもピアノのパートを完成させていない部分がいくつかある。これらは、モーツァルト自身が演奏会で即興演奏した部分と思われる。 関連する曲 モーツァルトが書いたハ短調の有名な作品には、管楽器のためのセレナード第12番K.388『ナハトムジーク』がある。この曲は、のちに弦楽五重奏曲第2番K.406に編曲された。 第24番K.491が書かれた直前の3月2日にはピアノ協奏曲第23番K.488が作曲されている。直後に初演された『フィガロの結婚』のケッヘル番号はK.492で1つ違い。 アルフレート・アインシュタインは、ベートーヴェンはモーツァルトの曲に感嘆し、自分の曲の中で「二、三の貢物を捧げている」と述べている[1]。 脚注 1^ アインシュタイン(1961, pp. 422)