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日本伝統工芸展と10月中旬に気をつけてコーデ

 先日、大学の同期と京都文化博物館の「新選組展」に行ってきました。合流前に日本伝統工芸展京都展に行ってから、イノダ珈琲本店でお昼を食べて回るコースです。

 三日前ぐらいまでコートが必要なぐらい暑かったのに、この日はあいにくの夏日。
・京都イージーのサックスカラー長袖T
・HAREのオックスフォードシャツ(白襟サックスカラー)
・BEAMSBOYのシャツジャケット
・ヒートテックスリムパンツ黒
・マーガレット・ハウエル 黒紐靴
・UNIQLOエナメル調ショルダー黒
・UNIQLO 紺トート

 結論。暑すぎて途中で体調崩しました……。熱中症っぽくなって辛かったです。帰ったらすぐ治りましたけど。体重が増えて良いところは、脱水になりにくいことですね。

 コーディネート単体としては完璧だったし、黒の紐靴をほぼ一日履けたのも良かったです。革靴、慣らさないと靴擦れができますのでね。
 日中25度を越えるときは、半袖+羽織もの+ワイドパンツでエアコンと汗対策しないと、と思いを新たにしました。

 展示はどれも楽しかったです! 日本伝統工芸展京都展は、以前は百貨店でやっていたのですが、四条の京都経済センターに変更。更に開催日が三日間しかないという厳しさ。でも頑張って日程合わせただけあって、見応えありました。年々、出品者や受賞者に女性が多くなっていて嬉しいですし、今回は日本工芸会奨励賞を受賞された刺繍作家の武部由紀子先生が作品解説をしてくださっている現場を目撃できましたし。お着物姿が美しいこと。無地紬に真紅の長襦袢(萩模様)が映えます。見に来ている人は同業者か学生かリタイア後の観光の人か。他に和装の方がいらっしゃったけど、背が高くてモデルさんかなという風情でした。

 京都経済センター出てすぐに大垣書店があって時間つぶしに入ったらなんと「十二国記原画展」が開催されてて目玉がこぼれそうでした。こ、こんなところで出会えるなんて。あまり時間が無かったのが悔やまれます。
 新選組展はほどほどの混み具合で、お目当ての和泉守兼定もじっくり眺められました。昔の人の筆まめさに感心しつつ、こうして書き物を残しておいてくれてありがとう、と感謝の念を新たにしました。
 

 日本伝統工芸展は、地域毎や分野毎の分科会で別シーズンに展示してるので、お近くで開催される機会があればぜひ。入場料が比較的安いのに、人間国宝含む工芸の最先端の作品が拝見できます。
 遊び方としては、石油王になったつもりで「一つくれるんだったらどれが欲しいか」、染織分野では「自分が着るならどれが好きか」、また「使われへんけど問答無用で好きなのは」部門もありです。
 今回は、一つ貰えるなら、土屋順紀先生の紋紗「椿姫」が攻めた配色で飾っておいて眺めたい。だい~ぶお年寄りの筈なのにPRADAもかくやという濃いめの配色ですごいエネルギー。
 自分が着るなら斎藤孝子先生の型絵染着物「山路行く」が緑と紺の柔らかい配色で着やすそう。
 好きだったのは「備前白泥混淆花器」隠﨑隆一先生/文部科学大臣賞。だいたいの出品される陶芸作品ってホテルか料亭でないと置けないサイズと、単体で美術品として完結しすぎてる気配にそこまで心惹かれないのですが、これは枝物を飾ったらええやろなっていうバランス感があって、技法も繊細なんだろうけど上手に荒っぽさを残してて丈夫そうで、置いておけば無限にこの器の上に咲く花を夢想できそうだったので良かったです。我が家の狭い部屋には置く場所ないですけどね。
 どんな作品かな~と気になった方は上のリンクから作品の美麗な画像が検索できますのでぜひどうぞ。

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