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祈りの習慣

8月1日 毎年恒例「とやまの花火大会」in神通川
昭和22(1947)年。
昭和20年の富山大空襲で犠牲になられた方々への
鎮魂と復興、平和の祈り込めて打上げられたのがはじまり。

子供の頃、叔母(母の長姉)が「必死で逃げている最中、
橋の上(神通川)でふと振り返ると子供がひとり居ない。
慌てて探したら、橋に空いてた穴から川に落ちていた」と話し、
(無事でした)
母は、「自分はまだ4歳だったので、意味がわからず(海岸に近い家から)
富山市方向の空に焼夷弾が次々と落ちるのを、キレイだ~と見ていた」と。
それを聞きながら、子供心に、人の運命は、ほんのちょっとのことで
大きく分かれていくのだと学習し、同時に、
何が運命を分けているのだろうと、
解明したくてならない衝動に駆られていたのを思い出します。

思い返せば、あの時から、ずっとずっと、
その正体を見ようと、見たいと追いかけてきたようにも思います。
そんな中で、2008年に手にした一冊『人は何のために「祈る」のか』
スピリチュアルブームが大きくなり、
それまで、宗教に囲い込まれていたパワースポットやら、
パワーグッズやらが、一人歩きし始めて、
ご利益主義がいっぱいになった頃。

「祈りと遺伝子」というテーマで書かれた一冊。
地球上のすべての生物がもつ普遍的な情報コード、遺伝子
一方、特殊な人によって特別な場所や時に行われてきた行為、祈り
その祈りを
いったん、宗教の枠をはずして、人間の普遍的な行為として
見ることの提案。

いつでも、どこでも、だれのためにでも(関係性の善し悪しにかかわらず)いのる。
大切なのは、
祈りの効用ではなく、祈る習慣を取り戻すこと。

地球の自転周期や人間の生活リズム、
脳波やホルモンなどの研究から、祈る時間は
日の出直前や就寝前が良いのだとか。
先人達は、そういう科学的なことは知らずとも
「見えないけれどあるもの」を受け取って
その時間に手を合わせてきたのでしょうね。

銀河の一滴に過ぎない祈りでも
一滴からしか始まらないこともありますしね。

#ハレ暦 #時由塾 #祈りと遺伝子 #平和への祈り




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