丁寧にチャイを淹れる
丁寧と言っても、わたしにとって丁寧っていうだけで、これくらいのことをサラッとできる人もこの世にはたくさんいると思う。
手順はこう。
鍋にティーバッグと水150mlを入れて沸騰させる。
1分くらい抽出する。
火を弱めて牛乳100mlを入れる。
沸騰する前に火を止めてマグカップに注ぐ。
お好みでお砂糖を。(15gがおすすめ)
いつもの鍋はあいにく冷蔵庫の中でスープを守っていたのでかわいいミルクパンを取り出した。
これは数年前に梅田の阪神百貨店で見つけた、かわいいピンク色のミルクパンで、大切にしすぎて出番があまりない。
大切なものだからこそ使えばいいのにって頭の中でささやきが聞こえることもあるけど、とりあえず無視している。もし持ち物すべてがお気に入りのもので揃ったらこのミルクパンも毎日のように使うかもしれんしって。
チャイの茶葉もいただいてから大切にしていたら、そこそこ年月が経っていて、そろそろ飲まないと、と思い立ったチャイの茶葉なので、「早く飲んで〜!」と言う友人が思い浮かぶ。
正直、ティーバッグをセットしたマグにお湯を注ぐだけじゃないこの茶葉はちょっと手間だなって思っていたところもあった。ごめん。
ティーバッグをぐつぐつ抽出しながら誰にというわけでもなく懺悔した。
スパイスのいい香りがしてくる。
牛乳を入れて沸騰寸前まで待つ。
沸騰する前に火を止めないといけない。沸騰する前って加減がちょっと難しくて、謎にプレッシャーを感じる。誰にも迷惑をかけないのに!
ふつふつとし始めたから、よし来た!と火を止めてマグカップへ。お砂糖は適当にざざっと入れた。
丁寧な暮らしに憧れてはや数年、鍋からマグカップへうつす作業とかすごく丁寧な暮らしっぽくて良い…
わたしはシナモン大好きっ子なのですが、このチャイはすごく好きだなと思った。香りも味も毎日飲みたいおいしさ!
インドは行ったこともないし、今のところ行く予定もないけど、インドで飲むチャイはこんな味かもしれないなと想像して午後のお茶を過ごした。
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