テキストであるイラスト:イラストレーターのスヴェータ・ムラリさん
欧米のオンラインとオフラインの雑誌では経済、政治、ビジネス、社会問題についての記事をビジュアルの比喩があるイラストで飾ることは暗黙の了解となっています。このようなイラストは誇張法、対照法、直喩、換喩、などの文学的な手法をよく使います。ロシアでは文学は大事な役割を果たして、音楽にも、絵画にも、ビジュアルアートにも、そして全体的にビジュアルカルチャーに強く影響を与えています。イラストレーションにもその文学的な絵の扱い方で描いたイラストもよく見かけます。このようなイラストではスタイル、テクニック、雰囲気だけでなく、比喩の面白さ、テキストの新しい解釈を見せるコンセプトも重要です。
ビジュアル比喩をよく使っているモスクワのイラストレーターの一人はスヴェータ・ムラリさん(Sveta Mullari)です。彼女のイラストはよくビジュアル「言葉の遊び」とか、記事のビジュアル評釈になります。
たとえば、こちらは彼女の「SNSでの人気」についての記事のためのイラストです。ここはSNSのユーザーは「裸の王様」として描かれています。
もう一枚の作品はまた違う有名な童話をモチーフに書かれた健康的な睡眠についての記事のためのイラストです。ここは日常の悩みと仕事は『エンドウ豆の上に寝たお姫さま』のエンドウ豆に喩えられます。
もう一枚のイラストはロシアの教養と文化の分野で働いている公務員の苦労を語っている記事のためのイラストです。このようなロシアの会社では多くの社員が特別な給料カードを使わせられています。不便で、多くの限定があるのに、このカードのタイプはものすごく一般的なものになってしまいました。そのカードの形とロゴタイプはSuicaカードのような馴染みのあるものです。
この投稿のカバー画像はジャズで有名なニューオーリンズの新しいヨガクラブについての記事のために描いたスヴェータ・ムラリさんのイラストです。
しかし、コンセプチュアルイラストはスヴェータ・ムラリさんの一つだけのイラストのタイプではありません。コンセプトに限らず、美妙なテクニック、画材の使い方、雰囲気を中心になるイラストも創作します。例えば、彼女の絵では普通のボールペンは美しくて、強度と精度の高い画材になります。
最後は彼女の「ウオッカ」というジーンのストリーの断片を紹介したいと思います。そのグラフィックストーリーはスヴェータ・ムラリさんのストーリーテラーの力と美妙の雰囲気の表現力の例です。
すべてのページはこちら:
https://www.behance.net/gallery/57207589/what-about-vodkabumajno6
スヴェータ・ムラリさんのインスタ:
https://www.instagram.com/svetamullari
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?